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  • 2人~6人
  • 120分~180分
  • 12歳~
  • 2006年~

インペリアルmaroさんのレビュー

393名
3名
0
4年弱前

「コンコルディア」のマックゲルツ氏による陣取り、株ゲーム。


といってもコンコルディアよりも7年も前のゲームです。


初めてこれをプレイしたときは衝撃的でした。

株の要素を取り入れたゲームは多く、18XX系などでは鉄道会社と株をテーマ

にしています。最近のシティオブビッグショルダーズは生産会社と株がテーマです。

このインペリアルは国家と株(正確には国債)がテーマになっています。


第2次世界大戦以前のヨーロッパを舞台に、プレイヤーは有力な投資家となって、6つある

国家を牛耳るのです。自分の国という概念はなく、国債を最も所持しているプレイヤーがその国

を動かせます。

国債はすべてのプレイヤーに購入権があるため、次のターンは自分以外のプレイヤーがその国を

操ることになるかもしれません。あまり特定の国に入れ込みすぎると後で後悔することにもな

りかねません。


場合によっては1つも国を支配できない状態になることもあれば、1人で2つ、3つの国を操作す

る事になったりします。

国を動かせないプレイヤーは暇ですが、それでも勝てないわけではありません。


一見よくある陣取りマルチのように思えますが、実のところはマネージメント指向のゲームとい

えます。このゲームは、個人の資産を増やすことが最終目的であり、国家の資産を増やすのはそ

の手段にすぎません。18XX系に似たシステムですが、各国の国力と軍備のバランスを考えつつ、

自分にとって最大限の利益を生むように国家の経営権を奪い、奪われを繰り返します。なお国債に関する部分

は、18XX系ほど複雑ではなく、シンプルです。


全体的にはやや複雑なルールの部類にはなりますが、進行上は同じようなことの繰り返しなので、慣れ

れば戸惑うこともないでしょう。ただし、プレイ時間は公称よりもかなり必要になります。


ゲルツ氏のトレードマークのロンデルシステムも採用しており、ちょっと癖はありますが、

初期の名作といっても良いと思います。

言語依存もなく、現在でも入手性にも問題ないようです。

少し人は選びますが、面白いゲームです。


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栗坂こなべ
Bluebear
kaya-hat
maro
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