ハゲタカのえじきぶりさんのレビュー

個人的評価は8/10

スリーブはボードゲームサイズ×105枚。

何故こんな名前になったのかよく分からないが、ネーミングとは裏腹にやってみるとメチャクチャ燃える名バッティングゲーム。

ルールは、プレイヤーには1〜15の数字が書かれたカードが配られ、それを毎ターン1枚ずつ出し、場に出ているハゲタカカードをゲットしていくだけ。カードは使い捨てであり、伏せて出した後、同時にオープンして、他プレイヤーと大小を比較し、結果に応じてハゲタカカードをゲットする。15ターン終了時に最も合計点が高かったプレイヤーの勝利。なお、ハゲタカカードは-1〜+10の15枚で、プラスの場合は出した数字が最も大きいプレイヤー、マイナスの場合は最も小さいプレイヤーがハゲタカカードを手にする。最大のポイントは、プレイヤー同士出したカードが同じ数字であった（バッティングした）場合、無条件で排除される点である。

例えば3人でプレイしていて、15、15、1とカードが出された場合、15のプレイヤーはバッティングしているため除外され、ハゲタカカードをゲットできるのは1のプレイヤーとなる。このバッティングというルールが故に、最大点数である10のハゲタカカードが出ているからと言って安易に15を出せないジレンマが発生し、これが実に楽しい。15を使う場合は確実にゲット（マイナス時は回避）したいので、どこで使うかが非常に悩みどころである。（自分は-5で使うことが多い。）

価格も安く、入手しやすく、ルールも簡単でしかも面白い為、ニムトと並んで、初心者をボドゲ沼に引きずり込む撒き餌的ゲームだと思う。因みに、友人宅でプレイした際に友人の小学生の子供があまりにハマりすぎて、遂にはカードを自作までしたとのことで、見事沼に沈めてしまった。未プレイの方は是非一度やって欲しいゲームである。