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  • 1人~5人
  • 45分~60分
  • 10歳~
  • 2024年~

ダンジョンデザイナーじむやさんのレビュー

194名
7名
0
14日前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

カートグラファーやロールプレイヤー等と共通の世界観のダンジョン作成ゲーム。バネストさんの和訳付版を購入。和訳シールも入れてくれていました。ありがたや。

プレイヤーはダンジョン建設修行中の身で、今回卒業試験として危険なダンジョンを作るというもの。質の悪い卒業制作もあったものです。4年かけて設計図に基づき部屋を配置、罠やモンスターの設置をしながら、最も難攻不落なダンジョンを作りあげ、最高評価を得ることを目指すというもの。

1人から5人までプレイ可能。ソロはオートマとの対戦となります。


概 要

ゲームは全4ラウンドで行われます。1ラウンドで横一列4枚のカードでダンジョンを構築していきます。カードによっては道が繋がらないこともありますが、ペナルティはありません(最終得点計算には影響する)。

4枚配置し終わったら、場に出ているチャレンジカードを獲得したり、集めたコインでダンジョン内のギミックを追加したりします。

こうして、4ラウンド終了後、各種条件達成で得られる総得点が最も高い人が勝ち、というもの。


セットアップ

まずは建設計画カード。ダンジョンの設計図です。これに沿ってダンジョンの部屋やギミックの配置を行っていきます。縦横列それぞれで判定され、達成した数によって得点が得られることになります。

【建設計画カード。出入口も示されています。これも重要な得点要素】

資金ボード。両面で裏面のこちらがソロ用。こちらの獲得コイン(ラウンド持ち越しなし)トラックと、共通目標カード置き場(右下)、オートマ「ジェイル」のカード置き場(左下)です。

【ボードとカードを置いた図】

ラウンド毎にチャレンジカードと市場カード&トークンを設置します。

【チャレンジカード※バネストさんの和訳シール付きなのでそこだけ隠しておきます】

【市場。4か所あり、それぞれコインを支払うと、枠内の1~3つのトークンを獲得。自分のダンジョンに配置できる。目標達成のお供に】

ソロの全体セットアップはこんな感じです。設計図に描かれた位置に入り口を配置し、ダンジョンカード5枚を手札にして準備完了。(ダンジョンカードは箱から取っているのでここには映っていません)


ゲームの流れ

1ラウンド目は入り口に接する横一列4枚、2ラウンド目は次の横列…といった具合に、1ラウンド4枚のダンジョンカードを配置していきます。

ダンジョンカードは左上のアイコン(設計図で参照)・中央のダンジョン部屋構成(道が繋がるか・得点条件となるモンスターや宝箱等)・下段にコイン(ラウンド終了時の市場での買い物に使用)とアイコン(赤青緑の3種)があります。裏面は共通です。

※ソロの場合は手札から1枚配置後は1枚キープして残りは捨て札にして、置いてない枚数分手札に補充という流れで札が入れ替わります。

【例:1ラウンド終了時はこんな感じで、横一列に配置されます】

ラウンド終了時には、場に出ている目標カードを1枚獲得(1~3ラウンドのみ)、獲得したコイン(配置したダンジョンカード下段のコイン合計。上の写真なら11コイン)を使って、市場からパーツを買ってダンジョン内に配置することもできます。加えて、最終ラウンド以外は終了時にチャレンジカードを獲得します。


4ラウンド終えたあとはこんな感じで、4×4で入り口・出口が設置されたダンジョンが完成。設計図の条件を満たしているか、3ラウンドで獲得したチャレンジカードや入り口・出口からつながっている部屋の数、共通目標の優劣、ダンジョン内の星の数と、ソロの場合は最終ラウンドのコイン数の比較による加点で総得点が決まります。

【完成したダンジョン。箱庭感があって良いです】


ソロプレイ:オートマ

オートマ「ジェイル」との対戦について。固有のデッキを使用し、ラウンド毎に1枚めくられます。カードの情報は以下のとおり。

上部左:カラーアイコン、中央:そのラウンドのコイン(プレイヤーとの比較用)、右:難易度表示

中部:ラウンド終了時に上段のコインとプレイヤーのコインを比較して、ジェイルが多かった場合に市場から取られるトークンの位置

下段左:最終得点計算時の基礎点、右:ジェイルの得点目標

【ジェイルのカード。使うカードで難易度調整が可能(右上のアイコン参照】

こちらがカードを配置して、1枚キープしたあとに残りを捨て札にしますが、その際、ジェイルのカラーアイコンと合致するカードがあれば、全てジェイルが獲得します。得点目標に直結するのでなるだけ避けたいところ。

また、コイン競争についても、負けるとトークンをがっつり持って行きます。これもまた加算されるので種類や取られる位置を見て、何を優先すべきか注意。

【終了時のジェイルのエリア。獲得したカードやトークンの絵柄をオートマカード右下の得点条件に応じて得点に変換。スコアシート裏面がソロ用になっています】


感 想

ゲーム性(ソロ):設計図の達成条件を取るか、共通&個別目標達成を目指すか。コインを多くとるかオートマに渡さない立ち回りをするか。中々悩ましいゲームでした。この悩ましさはカートグラファーにちょっと通じるものがある気がする。

カードも手札から1枚プレイ+1枚残しで捨て札になるので、最初は幅広選択肢だけど3回目4回目は3枚・2枚から選択となり、ちょっとお祈り&運要素も。うまくはまると嬉しいし、駄目でも市場でいくらかパーツ調達できるのも〇。

オートマも使うカードを変えるだけで難易度調整可能だし処理も楽。各ラウンド終了時のコイン比較と最終ラウンドのコイン比較による加点だけ注意しておけばOKかと。

完成時の盤面も毎回違うダンジョンができてて、箱庭感があって良いです。


コンポーネント:収納が素晴らしいです。蓋つきプラインサートでカード入れもスリーブ対応。トークン類は一体化していないので、蓋を開けてそのままゲームに使えます。便利。

【全ての収納はこうあってほしい手本のようなインサート】


オマケ:本作で使えるミニ拡張に加えて、カートグラファーで使えるカードもついていました。カートグラファーのときも確かロールプレイヤー用カードがついていた記憶。こういうオマケって嬉しい。久々に遊んでみよう。


ということで、この手のゲームが大好物なので、本作もかなり好みでした。というか、完成時の盤面の「自分のダンジョン」を作った感。これだけで個人的にはお腹いっぱいです。満足。

インサートがしっかりしているので、必要なもの以外は箱にしまったままサクッと回してサクッと片付けも可能。それでいて諸々の選択の悩ましさとカード運がいい感じに合わさった良作。ソロ勢の方もこういうテイストが嫌いじゃなければ安心して買っていいゲーム性だと思います。機会があれば遊んでみてください。

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