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ミントイタリアMint Italy

レーティングの登録/分布

  • ミントイタリアの画像

ちょっと背の高いミント缶に詰め込まれた小さな「クランズオブカレドニア」。よくもまあこんな小さくまとめたなと感心してしまいました。例によってGameCrafter(海外サイト)にて入手。

BGGのウエイトは3.75かつソロプレイベストの評価。4体の特殊能力持ちオートマとの対戦ができるのが大きいのかな。要素は減っていてもしっかりクランズオブカレドニアでした。ソロプレイでのご紹介です。

※日本語版がなく自力和訳です。あとこのゲームの取説が非常に読みにくい…漏れ等あると思いますがご容赦ください。公式にプレイ動画もありますのでそちらも参照ください。


概 要

プレイヤーはイタリア沖の小さな島で開拓民を送り込み、生産施設を建てて、資源を獲得し、契約履行を競いあいます。

資源は鶏、卵(鶏がいれば産む)、ブドウ、ジャム(ブドウから加工)、ワイン(ブドウから加工)の5種。うち市場で売買できるのは鶏以外。それぞれ生産や加工が行えます。

獲得した資源を市場で売買すると価格の上下が発生。注文を取って納品することで資金の確保やボーナスの獲得。

注文カードには3種(リンゴ・麦・トウモロコシ)のアイコンがあり、ゲーム終了時にアイコンの順位に応じた各注文の価値が確定し、カードの得点とは別にアイコンによる得点要素も発生。

マップの4隅には「マリーナ」があり、そこで行える特殊アクションもあり。

ゲームは4ラウンド行われますが、各ラウンドの達成目標もあったりします。

そうして、より多くの勝利点を獲得した人が勝利、というゲームになっています。

【セットアップはこんな感じ。このあとマップ上の緑の達成目標カードはフルオープンにします。グレー/黄色がオートマ、青がプレイヤー。ゲーム前に各々2つずつマップに建築を行います】


ゲームについて

ラウンドは①アクションフェイズ②生産フェイズ③得点フェイズ④クリーンナップフェイズの4つで構成されます。

①アクションフェイズ

手番は1アクションを行い交代です。ハードパスをして全員がパスしたらラウンド終了。パスが早いともらえるお金も多くなります。

行えるアクションは以下のとおり。

開拓(施設建築):マップの土地マス(六角形)に開拓地(正方形トークン:開拓者や生産施設)を置きます。この時、配置するトークンのコストと土地コストを支払う必要があります。また、それぞれの施設には配置条件があり、地形によって置けるトークンが変わります(入植者は森か丘、各種施設は平地のみ)

アップグレード:コインを支払自分の航海・商業トラックを1レベル上げます。

【航海トラック:レベル2で川が渡れ、レベル3湖が渡れ、レベル4で開拓者の獲得コインが1上がる。商業:レベル2で2個・レベル3と4では3個の商品が売買できるようになる。また、生産フェイズ時に下段のアイコンから1つ選んで追加生産が可能になります】

マリーナアクション:4隅の錨マークに隣接する開拓地を持っている場合、自分の錨トークンを対象アクションカード上に配置して描かれたアクションを実行します。

【入植地(四角いタイル)がある港のアクションを実行。ここでは6コイン獲得】

注文獲得:注文未所持なら場にある注文カードを1枚獲得します。獲得ラウンドに応じて資金の増減も。1ラウンドなら5コイン貰えますが、最終4ラウンドなら10コイン払う必要があります。

納品:注文カード記載の品物等を払い注文を完了させ、カードに描かれた報酬を獲得。

【獲得した注文カード上部にある「卵」「ワイン」「ブドウ」を1つずつ払います(自分のカードを1から0にする)。するとカード下段の「5コイン」「1勝利点」を獲得します。食料トークンアイコンはリンゴです】

商業アクション:持っている・又は購入したい資源を売買できます。ラウンドで1種類を売るか買うかどちらか1回のみ実行可能。売ると対象品目の価格は下がり、買うと上がります。

【売買可能なのはカード管理している4項目。1個当たりの値段です。売ると下がり、買うと上がります】

パス:ハードパス。先着で次ラウンドの順番と獲得コインが決まります。


②生産フェイズ

自分のボード上で見えているマス(建築済マス)からコインや資源を獲得します。また、ブドウは対象建物を建てていればその分ジャムかワインに変換できます。

【左:プレイヤー、右:オートマ。入植者は1つ4コイン、鶏は卵、ブドウはブドウ2つ、ジャムとワインはブドウから変換。オートマは変換アクションではなくダイレクトに1つずつ獲得するし、建て切ると勝利点】

③得点フェイズ

オープンになっている達成条件を左から確認し、勝利点を獲得します。

④クリーンナップフェイズ

最も左にある注文カードを捨てて、そのカード記載の食料アイコンの価値を1つ上げたり、プレイヤー人数に応じて新しい注文カードの補充を行ったり、次のラウンドの準備を行います。

次の達成条件カードがなければゲーム終了で得点計算です。

得点計算

ゲーム中の獲得点+所有するジャムとワイン1個毎に1点、10コイン毎に1点を加算します。これに都市の得点(川や湖で分断されていない入植地の塊を構成するトークン数に応じた得点)を加算、最後に食料トークンの価値☓達成したカードのアイコン数に応じた得点を加算します。この合計点が最も高い人が勝利となります。

【食料トークン:ゲーム中価値が上昇していきます。数字ではなく順位が重要】

【例として麦:1つ4点、リンゴ:1つ2点、トウモロコシ:1つ1点。この場合は4×2+2×2+1×3=15点獲得】

最終的にはこんな感じの盤面になります(ちょっとルールミスしていたのでノーゲーム。雰囲気だけ見てもらえれば)


ソロプレイ

オートマとの対戦。難易度調整はありませんが、全4体のオートマはそれぞれ固有能力持ちで、こちらが使うコマの色によって、初期配置も変えてきます。

基本的に1アクション10コイン。入植地を作る際も、コスト10コインのみで土地コストは支払いません。商品を売るのも買うのも10コインで、注文も達成時も同一手番で不足資源を1つ10コインで購入して終わらせてきます。10コインない場合はパスをしてきます。また、注文を達成しても、獲得するのは勝利点のみです。

ゲーム中の処理は2枚のオートマデッキを組み合わせるだけ。「Do This=これを行う」「IF CAN'T THEN=もしできなければこちら」という記載のアイコンに沿って、プレイヤーと同じく開拓・注文の獲得/納品・商品の購入/販売等を行います。オートマ毎に違うのが「persona」アクションアイコン。これは各オートマ毎に設定されたアクションを実行してきます。

【例:この場合左上アイコンから、「注文の獲得/納品」アクションを実行。注文は中央のアイコンで2となっているため、左から2番目のカードを取ります】

クリーンナップフェイズでの食料トークンについても、オートマが先にパスしたらオートマの最多達成注文アイコンを1つ増加、加えて、ラウンド終了時に入植者(森→丘の順)を一つ建て、航路・商業2つともアップグレードをします。その他細かい処理は割愛。得点計算は通常どおりやってオートマの得点を上回れば勝利となります。


感 想

ゲーム性:冒頭書きましたが要素を減らし、一部変更の加わった小さな「クランズオブカレドニア」。初期ボーナス、受注契約、マリーナボーナスはランダム。更に人数によって変わるランダムマップ。本家同様リプレイ性はしっかり担保されています。

基本的には施設を建てて、注文獲得/達成によるコインで新たに施設を建て…という拡大再生産。最初に入植者(人)を2人配置固定かと思いきや、普通に生産施設から行ってもいいみたい(動画参照)。生産施設特化で序盤受注でお金を貰い、達成でお金+αを貰う戦略もあり。生産施設が4種・アップグレードも2回やれば湖を渡れる仕様なので戦略は建てやすい。マリーナアクションも資源変換やコイン獲得等有益効果しかないので、最初の施設2つのうち1つは希望するアクションがある港の隣接に建てたいところ。

得点は契約の達成・ラウンドボーナス・1塊に繋がった自分のエリア数に応じたもの等なので、スタート時点でラウンドボーナスの確認とそれに寄せたプレイが必要。これに食料トークンによる加点が加わるのが面白い。価値の高いものは1契約4点と高得点。うまくかみ合うとこれで捲れます。とは言えなるべくばらけてアイコン取っていく方がいいかな。

ソロ:オートマは4種いて、それぞれ固有能力持ちなので、少なくとも4回は回せます。初期ボーナスやコストの違い、ラウンド終了ごとに入植者2名配置&アップグレードしてくるので、ラウンド達成条件によっては(人の配置数やアップグレード数)なんかが来ていると、そちらに寄せたプレイにもしないと勝てない。さらに基本的に高コストの土地を狙ってくるので中々手ごわいです。あとは固有能力がいいアクセントになっていると思います。

アートワーク:小さいけれど判別可能なアイコンや地形。ダウンサイズするにあたって沢山調整されたのではないかと。カード裏デザインなんかもちゃんとしていて好み。


気になるところは以下のとおり。(サイズが小さいのと入手性・言語依存は除く)

タイル類:注意書きに「レーザーカットしてるので少量の煤が出るので拭いて」とありましたが、タイル抜きするだけで指真っ黒。抜きながらウエットティッシュで拭かないと✕。けっこうな数があって大変。

ルール:和訳しましたがちょっとわかりづらく、公式動画とソロプレイスルーを見て理解。もしやるなら1回は見た方がいいと思う。

収納:トールサイズのミント缶でも収納順も説明があるくらいギチギチ。カード類とタイル類は別にした方が扱いやすい。私はセリアのしきり付きトークン入れに分けました。

ということで、オートマ戦がやれて狭い場所でもできるクランズオブカレドニア。缶に収まる重量級。嵩張らないって素晴らしい。ゲームも中々楽しいです。本家も持ってるし拡張(ソロあり)も手配済みですが、別ゲームとして所持して問題なし。タイルを木コマにアップグレードしたいと思うくらい気に入りました。

場所も取らないし、ソロで重いの好きな方にはやってみてほしい。

GameCrafterで入手可能なので、気になる人はチェックしてみてください。

※2025年5月1日から5月9日まで同サイト内で大きなセールがある模様。いくつか紹介したミント缶ゲームもセール対象になるかもしれません。

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  1. 投稿者:じむや
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テーマ/フレーバー
地域や文化圏など
ゲームの基本目的
政治経済/各種産業
メカニクス
頻出するメカニクス
プレイヤー間の関係/状態
作品データ
タイトルミントイタリア
原題・英題表記Mint Italy
参加人数1人~4人
プレイ時間30分~60分
対象年齢12歳から
発売時期2023年~
参考価格未登録
クレジット
ゲームデザイン未登録
アートワーク未登録
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