ドロッピングドロップスじむやさんのレビュー

同じ色が接すると爆発する(=失点)アメを自分の番では爆発させないようにするカードゲーム。複数人だと対戦・協力２つのルールで遊べます（2人～4人だとNPCとしてゴーレムを使います）。ソロだと逆に規定数でアメの全消しを狙います。ソロプレイのみですがご紹介です。

概要

テーマ：魔法の国のアメ職人となって作ったアメをどんどん棚に並べていきます。ただしアメは繊細なので、同種のアメが近くにあると爆発します。爆発させないように配置していきます。

システム:カード配置と連鎖。通常ルールは処理順のバッティングも。

ラウンド数:複数人の場合は3ラウンド8ターン（標準。変更可能）。ソロは山札か手札どちらかがなくなるまで。

ソロ:悪いアメ職人になってアメを全部消すことを目指します。通常ルールだとアメを爆発させると失点ですがガンガン消していきます。セットアップによる難易度調整あり。

勝利条件:複数人対戦なら最も失点の低い人。ソロは棚の上＝場のアメ全消し。

コンポーネント

カードのみ。サイズはTCGハーフで56枚（アメ30・ゴーレム1・棚5枚）

アメカードは5色。数字・順番アイコン（数字の上２つ）・爆発アイコン（数字の下）のマークが違います。

ゴーレムカード(2人～4人プレイ時のNPC)はソロでは使いません。A～Eの棚カード。ここにアメが乗ります。

ハードスリーブ付けたら浮くのこのくらい。問題なくしまえます。

ゲームについて(ソロ)

手札10枚と、棚のカードの上に難易度に応じた段数(初級1段～最上級4段)のアメカードを並べてスタート。この時同じ色が接していたら引き直し。【写真は3段＝上級】

手順は以下のとおり

①手札から5枚出す。数字の順に並べる。

②マークの数が0～2なら左から昇順、3～5なら右から降順に1枚ずつ配置&爆発判定を行う。

③場のアメが１個でも残ってたら山札から5枚補充(手札10枚)し、①に戻る。

これで全消しできればそのランククリアとなります。

【配置&爆発判定の例：順番マークが2個（46と49）なので、左のAから配置していきます】

①棚Aを１つ下げ、空いた一番下段に最初のカード(例でいくと28)を配置します。同色が縦横で接していたら爆発(除外)。除外したカードの上にアメがあれば下ろします。そこでまた連鎖するなら同じように処理します。（箱上って書いちゃったけど「棚上」です）

③それ以上連鎖がなければ次の棚Bを1つ下げ、2番めのカードを配置以下略。これをEまでやると棚が全部下がって同列になります。棚の上のアメが全部なくなれば勝利。1個でもあれば山札から5枚引いて続行です。

※連鎖で３つ以上つながったら全部まとめて消えます。

感　想

ゲーム性（ソロ）:いやこれ楽しかった。例えが合ってるか不明だけどクォース的シューティング+ぷよぷよとかのマッチパズル。アメを打つ場所・順番・左右どちらになるか、番面見てどう連鎖させるか凄い考えます。5個のアメの選択からの勝負。連鎖決まると気持ちいい。とりあえず2段まではクリアできました。（レビュー内の3段上級はクリアならずでした…まだ中級「わるいアメ職人」です）

通常ルールはやってませんが、「爆発させない」「連鎖させない」「（２～４人なら）ゴーレムの爆発分を受け取らない＝次に爆発させない」というルールとカードの順番による押し付け合いが楽しそう。ソロとは全く別ゲーの模様。

コンポーネントとアートワーク:ポップな色合いでとても可愛い。スリーブ付けても箱に収まるのは○。ゴーレムかわいい。自分が失敗した爆発分を職人に押し付けようとするのもかわいい。

気になった点というか個人的意見は以下。

やってないんであれですけど、複数人。取説読む限り番号順・順番マークに応じて棚にって手順は共通なものの、自分の手札から表だったり裏だったりで出して、さらにゴーレムのカードもあって、昇順降順がマークによって変わるので混乱しないのかなと。自分が出したカードがわかるようマーカーとかあっても良かったかも。

ゲームの本来の性質上(対戦&協力)コンポーネントはカードのがいいんでしょうが、ソロだけで見るとアメカードはタイルで袋引きのが扱いやすかったと思いました。あと素朴な疑問として、多人数とソロで真逆のルールってよくあるんですかね？5人以下はNPCのゴーレムを使ってるので、ソロも手札枚数調整して妨害型スコアアタックもいけそうな気がする。

ということで、複数人はやってないですが、ソロルールはとても楽しめました。ぷよぷよ的連鎖ゲームを手作業でやるのが面倒じゃなければおすすめです。