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  • 1人~6人
  • 60分~120分
  • 14歳~
  • 2021年~
134名
2名
0
約3年前

ファンタジー・フライト・ゲームズが以前出していたエルダーサイン(さらにさかのぼるとヤッツィー)を、MARVELのX-MENをテーマにリメイクしたダイスゲーム。


ミッションごとに設定されたシンボルの組み合わせを、ダイスの目を割り当てることで解決し、シナリオで指定された条件を満たせばシナリオが進行する。そうして最後に待ち受ける決戦(SHOWDOWN)に勝利すればクリアとなる。

SHOWDOWNは2枚以上のミッションカードが連結されたパノラマ形式。他愛ないが盛り上がる 

 

シンボルをダイス目で埋めていく基本的な仕組みはエルダーサインを踏襲しているが、運の比率が高かったESに比べて、ある程度プレイヤーの選択により戦略的に解決できるように改良されている。

例えば、基本ダイスの種類が1種類しかなく、特定の目を出したいときは使い切りの特殊ダイスに頼らざるを得なかったESに比べ、X-MENでは最初からキャラごとに出やすいシンボルが異なるダイスが割り当てられていて、解決に向いたキャラを派遣することができるようになっていたり、負のスパイラルに陥りがちだった振れるダイスが減る要素が少なくなり、その分はキャラへのダメージや危機トラックの進行へのペナルティに変更されたりしている。

 

シナリオに関しては同社のMARVEL CHAMPIONSが近く、選んだシナリオカードの条件を満たすと次のカードが公開され、そうやって進めていき、最後のカードの条件をクリアすればシナリオクリアとなるというタイプ。

 

さらに、テーマであるX-MENの再現要素として、キャラ同士のチームワークや関係性に重点を置いたシステムも新たに搭載されている。
各キャラはメインのキャラカードのほかに一回り小さいアシストカードを持ち、(明記されていないがおそらく同じ場所の)キャラにアシストカードを渡し、そのキャラのメインカードと組み合わせることでダイスプールの内容を変化させたり、アシスト専用のスキルを発動させたりできるようになった。また、絆(BOND)カードによって、同じカードを持つキャラ同士に特殊能力を与えたりできるようになっている。

ただしこの絆のシステムは文字通り表裏一体で、ミッションカードのネガティブな効果によって裏返ってしまうと、今度は逆に足を引っ張る要素になってしまう。この辺りしょっちゅう仲たがいしたり裏切ったりしている(個人の感想です)X-MENのキャラ同士の関係性をうまく表していると感じた。

献身の裏返しは依存、愛情の裏返しは未練だ


このシステムにより、たとえソロプレイであっても最低2キャラの使用が必須となっている。
ただ、エルダーサインと比べて手札の概念がなくなり、メインカードとアシストカード、ミュータント(いわゆるスキル)カードと前述の絆カードと、場にプレイされるもののみとなっているので、ソロでも2キャラ以上を管理するのもさほど負担にならないだろう。

 

このように遊びやすさを追求してシンプル化、軽量化されたX-MENのシステムだが、デッキ構築やカードコンボなどの、いわゆる攻略要素が薄いことが気になった。

基本的に最初に選んだキャラとランダム引きのミュータント、絆カードしか展開を変える要素がないので、基本手なりプレイとダイス目に一喜一憂、という遊び以上にはならないように思えてしまう。

ただこれも初見で入りやすく、面倒な奉行問題が起きづらくもなっている(それもX-MENらしいといえばらしい気もするが……)利点ともいえるので、パーティゲーム的に軽く遊ぶのが想定されたプレイスタイルなのだろう。

初期状態でもキャラが16人(ウルヴァリンやサイクロプスといった定番から、アーマーなど比較的最近のキャラまで)、シナリオが8つ収録されているうえに、かなり余裕がある箱のスペースから見るに多数の追加キャラ、シナリオがリリースされると思われるので、アーケード感覚で繰り返し遊べるライトめのゲームに仕上がっている。

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Christopher Coutinho
Bluebear
ダイスケ
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