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  • 2人~6人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2005年~

勝利への道マクベス大佐@Digブログさんのレビュー

170名
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約3年前

すごろくに我慢大会の要領を追加したゲーム!点数は最後に残った人のもの!


【ざっくり解説】

 基本的には自分のコマを複数個持つすごろくゲームです。すごろくは毎回タイルを混ぜてランダムに配置するので、コースが毎回変わります。今居るマスを立ち退いた瞬間に、他の人がいなければ今居たタイルを貰えます。

 マスにはプラスまたはマイナスの点数。マイナス1枚をプラスに換える「クローバー」。他人にタイルをあげる「ギフト」。他人のタイルの山から盗める「スティール」などがあります。これらをうまく駆使して、点数を稼ぎます。

 ゴールはありますが、上がった順番は勝利に関係しません。単にゴールしたコマがもう動かせなくなるだけです。基本はすごろくで、タイルを取り合いに我慢大会の要領が足されたゲームです。


【長所】

 基本はすごろくです。そこに最小のルールを付け足して考えどころのあるゲームを生み出しています。どのコマを動かすのかはそれほど悩みませんが、どのタイミングで複数人居るマスを離れるかは結構悩みます。

 マイナスが単にネガティブなものでないこと。むしろクローバーのことを考えると、大きめのマイナスを取って置いたほうがいいぐらいです。この辺がマイナスが欲しい人と欲しくない人に分かれて面白いです。 


【短所】

 ゴールすることにメリットが全くないこと。最初に上がることにボーナスを用意して、ゴールするかタイルの取り合いの2択ジレンマを作った方が良かったのでは?と思います。

 あとは普通の6面ダイスを使います。そのため出目格差が激しいです。大きな出目はマスの取り合いで不利でチャンス面でも失う感じが強いです。ゴールにメリットがないのもそれに拍車をかけています。


【個人的な評価】

 大御所デザイナーの1人クラマーの人気作品の1つだと思います。複数個のコマからどれを勧めるか悩みつつ、タイルの取り合いをする。この一工夫だけでゲームって面白くなるんだなと感心させられる作品です。

 ゲームとしてはパーティゲームというほどは運ゲーではなく、そこそこ悩ましいゲームだと思います。とはいえ遊んでいてガチな雰囲気になることはなく、気軽に遊べるゲームの範囲に収まっています。


 プレイ回数は2回。クローバーの概念がわりと初見殺しですね。大きなマイナスを獲得しておくことが大切になるので、そこに気付けるかがあります。ゴールにメリットがない&6面ダイスを使うのデメリットがイマイチかなと思うものの、悪くはないゲームかなと思います。中立のコマの番人を入れるとさらに面白くなります。

 個人的には同作者の『ヒューゴ/ミッドナイトパーティー』が合いませんでした。それより後にでた作品だけあって、同じダイスゲームという括りでみてももう一段悩ましいゲームになったと思います。

 僕の中の「三大ダイスゲーム」には及ばないものの、惜しいラインのゲームかなと思います。

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びーている / btail
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