トラップテイキング午後くまさんのレビュー

罠猟師向け

　割と単独プレイヤーです。「TRAP TAKING」トラップテイキング、罠猟をモチーフにしたカードトリテ。罠を仕掛け、獲物を捕獲し最終的にポイントが高いのが勝ちとシンプルな仕組みです。

　カード類は、罠カードと獲物カードだけです。罠カードを山札にして、設置。それに対応した獲物カードをプレイヤーが出していき、条件を満たしたプレイヤーがカードを回収、ポイントとなります。いかにマイナスポイントを避けてプラスを重ねるかが攻略点。

　しかしながら若干プレイ難易度は高いというか、獲物カードがそもそも狩猟可能な動物かの判断が出来ること前提の為、狩猟免許保持者でないと判定に時間が掛かると思われる。カードの写真をみても動物の種類判別が難しい、そもそも雄雌も判断に必要になり正に罠猟師向けのゲーム。

　狩猟読本などにも、狩猟可能な動物の情報が掲載されてます。動物によってはオスは捕獲可でもメスは禁止だったりと、見た目で判別出来るのかという感じ。イタチなんかは雄のほうがデカいか単品の写真では判別何度上がる。その辺に詳しい人がいると良いが、知らない者同士で調べながらのプレイもまた楽しい。

　実際の罠猟試験でも鳥獣判別が出題されるので勉強にもなる、かもしれない。

　罠としてトラバサミは禁止されています。獲物を捕獲してもこの場合マイナスポイントになってしまうので、最軽量の条件を満たさない用に手札を出す必要がある。一瞬カピバラかとも思ったが多分ヌートリア。動物自体は狩猟可でも罠がダメなので、この場合はヌートリアを出したプレイヤーがマイナス２ポイント獲得とそんな流れ。

　罠は小型動物と大型動物それぞれに対応したものに分かれていて、手札から対応していない動物しか出せない場合にはゲームから除外されます。その場合の処理が少しルール不明なパターンがあったが、なんとなくの処理でいいだろう（適当）

　プレイヤーの手札が6枚と決まっているので、何から出すか考えるのもたのしい。ちなみにアライグマは狸と違いしっぽがしましまである。外来種でもちろん狩猟鳥獣。

　シマリスは獲ってもよいが、二ホンリスはだめ。こんな日常生活では必要ない知識がふえてくゲームです。

　狩猟は自然との共生に大きく寄与する行為でもあり、自然環境の保全に貢献することでもあります。そんなこんな興味のある人はもちろん興味ないかたも、多少知識や勉強も必須な感じですが短時間でプレイできるお手軽さはおすすめできる気がする、ゲームの間にはさむくらいのちょうど良さ。