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  • 2人~4人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2016年~
52名
0名
0
1年以上前
 『Victory or Death』は第2次ペロポネソス戦争を寡頭政治陣営(スパルタ&コリントス)vs民衆陣営(アテネ&デロス同盟)と言う構図の4人プレイで再現します。この戦争には休戦期間があったため、アルキダモス戦争とデケレイア戦争に分けて扱うウォーゲームの方が多いのですが、『Victory or Death』では全15ターンで戦争全体を再現します。姉妹作である『Quartermaster General』と同様に、コリントス〜デロス同盟〜スパルタ〜アテネの順番で、両陣営の勢力が交互に行動するわけですが、前作の日本軍が大量に保有していた応答(Response)カードが無くなり、全ての勢力が保有する準備(Prepare)カードに取って代わられました。どちたのカードも手札から場に伏せたまま出される点は同じですが、プレイ方法が大きく変わっています。まず、準備カードは通常のカードプレイを実行した後で、別の手札を1枚捨て札にすることでのみ、自分の手番中に1枚だけ出しておけます。また、カードプレイの代わりに手札を2枚捨てて、山札から任意の準備カード1枚を探して手札に加えてもかまいません。そして、準備カードは通常のカードプレイの前に好きなだけ効果を発揮させることができます。例えば、「陸軍を2個配置」〜「盤上の部隊3個を配置転換」〜「陸地を攻撃して陸軍を配置」と3枚の準備カードを使用してから、公開してある状態(Status)カードの効果で海軍を配置転換した後、更に準備カードで「都市を配置」してから、通常のカードプレイで敵の都市を攻撃と言ったことも僅か1ターンで実行可能です。つまり、戦争が膠着状態になった後は、互いに複数の準備カードを用意する必要が生まれるため、史実で起きた足掛け7年にも及ぶ休戦期間を自然な形で再現することに成功しています。さらに付け加えるなら、1VPを失うことで、通常のカードプレイを拒否することも可能なのです。『Quartermaster General』との大きな違いは他にも2点あります。勝利得点フェイズは3ターンおきの5回だけで、VPの対象となる都市はゲーム開始時点で4ヶ所にしかなく、カードプレイによって建設しなければなりません(最大14ヶ所)。そのため、10点差と言うサドンデス勝利条件の達成は困難です。もう一つは補給線で、同じ陣営の駒が配置されているエリアに加えて、手札1枚のコストで購入できる贈収賄トークンを配置すれば、海軍のいない海上エリアや部隊配置の不可能な中立エリアですら一時的に補給線を設定できるのです。このように多数の準備カードを駆使した複雑な戦略立案と、設定しやすい補給線のおかげで、前作はおろか、同時発売された『1914』よりも難しいゲームになっています。
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