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  • 2人~6人
  • 30分~40分
  • 8歳~
  • 2004年~

ピラニア・ペドロレモネードさんのレビュー

145名
6名
0
約1ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

ペドロ君をみんなで操るゲーム。

友人たちと4人でプレイしました。


各自、同じ構成の手札をもち、

全員でイッセイに1枚えらんで自分の前に伏せてだし、

スタートプレイヤーから順番にオープンして、

書かれてる方向へ書かれてる数分、ペドロ君を移動させます。


この時、池のマスに入ったら、池ポチャしないように、

そこに自分の持つ石を置きます。

石は最初は全員、4個ずつ待ってますが、

使えば当然、なくなっていきます。


置かれた石はゲーム中ずっとそのマスに残り、

後でそのマスに入っても池ポチャしません。


手番が1周したら、

スタートプレイヤーを左隣に交代し、

またみんなでカードを1枚選んで、

手番毎にオープンして、

ペドロ君を操作することを繰り返します。


ちなみに使用したカードは、

そのラウンドではもう使えません。出しっぱなしです。


誰かが石が足りなくて池ポチャするか、

ピラニアのマスに進んじゃうか、ボードの外に出たら、

そこでラウンドが終了し、

それを成した者がペナルティとして、

ボード上の好きなピラニア1匹を受けとります。


ラウンドが終われば、

なんと、全員所持してる手元の石を全部捨てます。

使おうが温存しようが、みんな石が0になっちゃいます。


でも、ご安心を。

そこで、残った手札を確認します。

カードにはペドロ君の行動だけでなく、

実は、もらえる石数も書いてまして、

それに応じた石を改めて受け取ります。


つまり、どの手札を使わずに残しておくか、

それによって、次ラウンドの石の所持数が決まり、

危険度が、一変するワケです。


で、出したカードを全て回収し、次のラウンドを始めます。

ペドロ君の位置はラウンドが終わった場所から始まり、

置かれた石もそのまんま。


これで、誰かがピラニア2匹受け取ったらゲームが終了し、

その者が負けの負け決めゲームです。


ちなみに、ほとんど起こりませんが、

全員がカードを出し切ることが起これば、

出した手札を全て戻して、そのままプレイを続けます。


ルールは、だいたいこんなもんかな。


このゲームでは、なるべく、みんな、

ペドロ君を動かしたくないわけです。

動かすと、石もドンドン使うし、

池ポチャになったり、ピラニアに食われたりで、

動けば動くほど危険度が増していくから。


ところが、

ペドロ君が1マスとかちょっとしか動かないカードは、

もらえる石数が多く、

逆に沢山動くカードはもらえる石数が少なくなっていて、

(例えば、3マス動くカードは、もらえる石数が0)


次のラウンドでもらえる石のことを考えると、

なるべく少なく動くカードは使いたくない。

そこにジレンマが生まれるわけです。


少ない移動のカードは残したーい!

しゃーない3マス動かすカードだすか

・・でも池ポチャになるかも・・

ならやっぱ、1マスだけで安全に・・・

でもなー、次ラウンド、石がもらえないかも・・

どっちにしよ?悩むわー、汗ばむわー、みたいな。


そして自分がスタートプレイヤーの時は、

出すカードは容易です。

確実に自分の想定内の場所に移動するから、

ほぼアウトにはなりません。


しかし2番手、3番手、特にラストの手番の者は、

自分の予想した場所にペドロ君が移動する確率が、

バンバン低くなり、

しかも、手番が1周したら、スタートプレイヤーでさえ、

今度は一番予想しずらいラスト手番になっちゃいます。


実際のプレイで、まず感じたことは、

通常のゲームでは自分の番がくるのを、

今か、今か、ワクワク、と待つもんだけど、


このゲームって、全員でカードを出した時点で、

すでにプログラム設定済みな状態なので、

自分の手番は、ぶっちゃけどーでもよくて、

むしろ、他人の手番にこそハラハラドキドキで、

このスリルがたまらんと感じてしまうゲームやわってこと。


「ああ、そっちへ、ペドロ君を連れてかないで」とか、

「よしよしペドロ君そっちに持っていくんや」とか、

心で思いながら、

誰かがペドロ君を動かすのを見守るのは、

まるで、他人に自分の運命を鷲づかみにされたよーな感覚。


一番、頭を使うのは、

当然、最初にどんなカードを出すかってゆう

読みあいな所やねんけど、


前半はみんな自分が生き残ることに必死で、

あまり余裕がなくて、でも中盤から後半にかけては、

ゲームに慣れて、いかに相手をハメるかを思考するようになり、


みんながそんな攻撃的な考えにシフトするのが

ハッキリわかる瞬間があって、

ペドロ君がぐんぐんヤバい方へ向かってて、

「あ、今、こいつら、ペドロ君を殺す気マンマンやわ」って。


それで、見事、

自分の予測通りの動きをペドロ君がトレースし、

誰かがハマった時なんて、たまんない快感があって、

そーかと思えば、

ギリギリを踏み外さない人生のように切り抜けたり。


初見でも、なん周かすれば、ゲームの勝負所が理解でき、

単なるゲームの駒であるペドロ君にも、

ちゃんと「くん」と敬称つけるくらい愛着がわき、

後半に行けば行くほど、よりエキサイトに盛り上がるゲームでした。

おすすめ~。

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