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  • 1人~7人
  • 20分~60分
  • 8歳~
  • 2021年~

フローリッシュ汐月かなみさんのレビュー

408名
6名
0
約3年前

・どんなゲーム?
ドラフトを繰り返しながら自分の庭園を彩るセットコレクションゲーム。
実在する植物に彩られた美しいカード・コンポーネントが魅力的。
協力・ソロ・対戦モードと豊富なゲームモードがある。

・結論から言うと
協力ゲーとしてはとても楽しい。
対戦ゲームとしてはかなりきつい。
選択ルールの『堆肥』はぜひとも導入するべき!

・良い点
1.収納する内箱も組み立てる圧倒的ロマンコンポーネント
大量の装飾コンポーネントと、内箱を自ら組み立てるのは非常にワクワクする仕組み。視覚効果はやはり強い。

2.アイコン、視覚効果で比較的完結するため慣れればわかりやすい
アイコンがなんの意味か、の説明はしっかりしているとはいいがたいので、初回プレイはかなり大変かも。

3.箱の大きさに反して軽めのゲーム
ドラフトの都合上、手番が同時に進行する。そのため比較的待ち時間が生じにくいのでプレイ感が軽い。
慣れてくれば30分くらいで1プレイが完結するはず。

4.豊富なゲームモード
最大7人の対戦モード、全員での協力モード、ソロモードといろんな遊び方ができる。

5.堆肥ルール
要らないカードを捨てることで追加ドローができる堆肥は可能性が広がる。というか積極的にこのルールを導入、活用するべき。
選択ルールとあるが、標準ルールの間違いでは?と思ったくらいである。

・悪い点
a.ゴミの押し付け合いになりやすく、ドラフトがつまらない。
ターン終了時にカードを2枚左右のプレイヤー(二人なら二枚とも相手に)渡して1枚山札から引くのが基本ルールだが、カードを捨てるという処理がない。そのため全員にとって要らないカードがいつまでもぐるぐるまわることになりかねない。対戦だとドラフトとのルールの相性が良くないまである。
しかし堆肥ルールを活用すれば1枚カードを捨て札にする代わりに2枚山札から、ようするに追加で1枚引ける。いらないものを盤面から消して新しいカードを呼び込めるので、基本的に良い事しかない。

b.アイコンが多ければそれだけ強い。
アイコンが多い代わりに得点は得られないとかいうことも少なく、カードの強さに差があるしコンボもあんまりない。それらだけなら強いカードの見極め、必要なカードの見極めとして悪い事とは限らないのだが、これが対戦でドラフトとなるとゴミの押し付け合いにしかならない。今の手札ではシナジーがないけど他の人に押し付けたら思わぬ強さを発揮……みたいな期待も薄め。
対戦だとたとえ自分が使わなくても、強いカードを相手に渡すことがリスク大なので渡さなくなるのもあってゲームが不毛な消化試合になりかねない。
わかりやすく堆肥にしてください、って意味なのかもしれない。

c.箱がデカイ
本来別に欠点ではないのだが、1ゲーム30分程度で完結する軽いゲームにもかかわらず重ゲーレベルの箱の大きさなので気軽に持ち運べない。箱のでかさで敬遠されるかもしれない。

・まとめと感想
堆肥ルールなしの対戦モードと堆肥ルールありの協力モードを両方一度触れてみたのだが、どうにも対戦前提では作られてない気がした。

というのも、セットコレクションゲームとして1枚で複数のシンボル、ようするに役に絡むカードが弱いわけないがカードをプレイするコストという概念がない。シンボルが多い代わりにラウンドやゲーム終了時の得点がない、というわけでもない。強いカードはシンボルも多けりゃ得点ももらえるのである。

ドラフト制度なので、使わない、弱いなと思ったものを相手に押し付ける展開になる。しかし弱いカードを押し付けられても相手もいらないことが大半で、ほかの方も触れているように「いらねえ」と思ったカードが延々グルグルしかねない。特に対戦だと相手に強いカードを渡すのはデメリットが大きく、相手に渡すくらいなら自分で処理しがちになる。結果なおのこと要らないカードばかりが動く。

ところが協力ゲーだと話が変わる。アイツあの色なら点数伸びるからあの色のカードを融通しよう、とwinwinの関係を築こうとするためカードが前向きに楽しくドラフトされるようになる。というか相手のことを考えたカードまわしを考えるようになり、虚無だった対戦ゲーとうってかわって別ゲーと思うくらいに楽しくなった。

また、追加した選択ルールである堆肥ルールもよかった。ラウンド終了時に1枚捨て札にして、2枚ドローできるという仕様なのだが、「要らないカードを捨て札にする」ことで誰にとってもいらないカードのことに悩むことがなくなり、ゴミを処理して新しいドローに期待できる、というカードゲームとしていい事しかないゲーム展開が望める。対戦でもこれを導入することで虚無感は多少減るはず。

協力ゲーはとても楽しいが、このゲームで対戦するのは本当にお勧めできない。

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18toya
藤森 あつし
561n203
黄金マリー
としぞー
kanamatan
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汐月かなみ
汐月かなみ
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