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  • 2人~4人
  • 40分~80分
  • 12歳~
  • 2023年~

ランカーフィッシュ汐月かなみさんのレビュー

371名
8名
0
5ヶ月前

新感覚デッキ構築釣りゲーム、爆誕!

どんなゲーム?

釣りをテーマにした、デッキ構築×デッキめくりのゲーム!
ドローを楽しむゲームといって良いかも。魚がめくれたらダイスロールで釣りバトルだ!

結論から

釣りというフレーバーと、システムがしっかりと噛み合って面白い。釣りでデッキ構築、2023年時点ではありそうでまったくなかったという新たな発想がまずすごい。
例え坊主であっても、それが経験としていわゆる通貨になるのでたとえ釣れなくてもゲームが回るようになってるのも良い。魚がかかることを期待してデッキをめくり、そして魚との勝負のダイスロール……とボードゲームの楽しいポイントがぎゅっとつまってるのがシンプルに楽しい。
箱の大きさも中量級よりも小さく、どこにでも持っていけるという携帯性も○。

欠点は釣り用語が出てくること。一応マニュアルに補足はあるが、釣りをしない普通のボードゲーマーには未知の用語が出てくる。ただそれも没入感がすごい、という意味ではいっそプラス。

ゲームの流れ

手持ちの釣り具を選ぶ。

釣り具のサーチの合計値の分だけ自分のデッキをめくる(3なら3枚)

もしもめくりきれないなら捨て札を切って自分のデッキを再構築する。

めくったカードの経験を合計し、それがそのターンのお買い物で使える資金となる

今回得た資金で釣り具をそろえる(デッキ構築パート)

めくったものは捨て札に。

大雑把な流れとしてはこんな感じです。このゲームではコインのようなアイテムはなく、釣果がそのまま資金と言えるのがポイント。しかし、カードの中には根係りポイントが設定されていて、これが自分の釣り具の耐久を超えると地球を釣り上げてそれ以上カードが引けなくなってしまうこともあり、ハラハラドキドキのカードめくりが待っています。ルアーはなくしません。

もしもめくったカードの中に魚があったら、釣りあげるチャンス!
魚がかかったらルアーとあってるかチェック、合ってなければ逃げられる。
そして合ってればダイスロール、これが規定値を超えていれば無事釣り上げ成功!サーチが残っていてもカードめくりはとばしてキャッチorリリースを選択。

キャッチの場合:魚は勝利点になる
リリースの場合:魚は経験点になる

あとは普通にお買い物をするだけです。ちなみに、ルアーが合わなかったり逃げられたりしたら残りのサーチ分カードめくりは続行します。

誰かが勝利点20を得たら最終ラウンド、それが終わったら一番勝利点の高いアングラーが優勝です。

良いところ

1.フレーバーとシステムがキッチリと噛み合っている

釣りをする→今日の釣果=経験点=お金で買い物をする→道具をそろえて次の釣りをもっと良いものにする。
基本がこの流れで、初心者釣り人から道具を買いそろえてく感じがシステムにもしっかりと合致して没入感の高いプレイとなる。また、「釣りたい魚を自分のデッキに入れる」ことになるのだが、この自分のデッキを作る流れが「俺はこの魚を釣るぞ」と目標を決めたり、釣り場の情報収集を行ったり、といったイメージとも合致している。

2.リリースにもうま味がある

釣りといえばキャッチだけではなくリリースもあるが、このゲームではリリースすると勝利点にもならない代わりにデッキからもなくならず、そして他のカードよりも大きな経験点(お金)として使える。これがまた釣りらしく、まずは自分の道具を揃えるのか、大物一点狙いでデカイ勝利点だけを狙っていくのかプレイスタイルも色々と試していけそう。勝利点を目指すのか、とにかく安定した釣果=経験を積んで堅実に行くのか、そういった成長の方向性もデッキ構築と合わせて楽しいところ。

3.ボードゲーム自体の箱がどこでも遊びやすい

これは機能的な面の話だが、持ち運びやすい箱のサイズで、スリーブを入れても幅に余裕があるという作りは安心。さすがにハードスリーブを入れると少し高さが浮いてしまうが、バンドで止めれば問題ない程度の浮きなので個人的には全然問題ない。

気になったところ

1.釣りの専門用語

普通にリトリーヴとかライヴウェルとか、釣りをしない人には縁のない単語が書いてあります。ちゃんとマニュアルで補足してあるので何言ってるかわからないってことはないですが、慣れるまで何を言ってるかわからないかも。
没入感があるともいえるので、本物の釣り人になった気分ということで割り切ろう。

2.プレイマットが紙
いわゆるボードではないので、どうしても折り目がついたり膨れ上がったりしちゃう。その分持ち運びはコストを抑えられているが、個人的にはもっとお金出すからしっかりした厚紙とかのボードにするか、4分割とかされたボードの方が良かったかも。贅沢言うなという話。

まとめ
デッキ構築する自分のやりたいことを考える、釣りたい魚を考える部分と、地球を釣ることにおびえながらカードをめくる部分、魚を釣り上げるためのダイスロールとボードゲームで「やってて楽しい」ことが1時間にぎゅっと凝縮されている。
今回のメインはバス釣りだが、他の釣りステージが増えたりしたら面白そう。

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