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  • 3人~8人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 1997年~

ハステ・ヴォルテ?yukiさんのレビュー

38名
1名
0
約2時間前

 日本で発売されるにあたって、テストプレーをされたのかなぁ…という気がします。

 ボドゲ会で遊んできたので感想を。かなり辛口になりますが、ボードゲームに対してであって、持ち込んだ方や、ましてや、ボードゲーム会そのものの批判ではないことは先に断っておきます。

 外国の作品をそのまま日本語に訳したために、まず、

 ・ 1分間で書きうる単語そのものに制限がある(日本は漢字文化圏)
 ・ 日本人にとってなじみのないお題がいくつか存在する(既出。フランスの女優名など)

 …という問題があり、後者はその通りなのですが、前者は砂時計などもそのままのようで、1分そこらで、書きうる範囲で「最大21個まで書きうる」といっても、60秒だったか90秒だったかの砂時計で21個書くのは、1個あたり2,3秒あたりの速度になるので、小中学校で速記でも学習した経験がないと無理なのでは…と思います(よって、複数のカードで何個でも宣言しても良い(ただし、既存のものは消されるし、お題に対してアウト判定を食らうものは消されるなど、当然のルールは存在する)といっても、実際、4個+4個くらいが限界では…と思います(そのときは「島の名前」というテーマで、沖縄から来られていた方がいた)。

 お題の中には「裁判所に関する法律」というものもある(確認済み)のですが、これとて、資格持ちがいくら頑張っても21個書きようがないし、仮に書けたとしても疑義が続出する(少なくとも、行政書士の資格持ち以上に対応しようと思えば、プレイヤー全員が法律系資格持ちという特殊な設定でなければ無理だし、素人相手だと完全無双が可能になる。もちろん、それは「お友達をなくす行為」ではありましょう)ので、そういった知識もいかせるわけでもなく、(この士業関係に対して、医療ネタもあったのかな。たとえば「病院でもらえる薬」みたいな、看護師や薬剤師の方が極端に有利になるようなお題)、何をプレイヤーに求めているのかが極めて謎です。

 そもそも「理論上、提示して進むことができる21個」を書くこと自体が不可能では?という不満(というか、ちゃんとテストしてるの?ということが噴出した)中で、「赤く見えるものの」のお題で、アンタレスだのアルデバランだの書いても、それでも6個か7個でしたので(カタカナ)(1等星の範囲では3つ程度。2等星まで入れると数が増える)、21個書ききるのは「知識量」に加えて「速記能力」という、これまたボドゲ会でおよそ想定されない技術を要求してくるのが厳しいです。一応ルール上はあの砂時計を使うことになっていますが、日本は漢字文化圏なので、もう1分(砂時計を戻せば倍になる)書いてもまだ21個は届かないかなぁ…といったところです。

 さらに混乱させるお題が「インで始まる語」というもの。確かに「インビジブル」とか「インポッシブル」とか色々あると思い、後者(つまり、換言すれば、カタカナ語)を想定していると思いきや、さっと書いた「いんかん」はさっさと消されてしまうという…。ちなみに消されたので何も言えなかったのですが、「インで始まっている」という条件のみなので、「イン」(=INN。ホテルのこと)と書いた場合、採点対象になるのかもよくわからないという謎のゲームです。

 ゲームのお題としては難があろうし、すでに投稿されている方の通り、年齢層に対応してある程度ハンディをつけないと難しいゲームであろうというのはあると思いますが、「日本で話されている言語」つまり、「日本語」で、「21個」書くことが誰ができるのか、テストプレーでは何ら配慮されなかったのでしょうか…。

 ※ 「裁判所に関する語」であれば、行政書士の資格持ちなら「とりあえず」ぐちゃぐちゃに書いて「~法」という部分は全部一括してかかるという前提で21個書ききることはできると思いますが、それとてそのお題がたまに出たときの話ですし、法律系ネタにせよ医学ネタ(もあるんでしょう)にせよ、ある程度書きうる人がまったくゲーム上アドバンテージを取れない、というのはどうなのかなぁ、という気がします。

 ※ もっとも、「裁判所で用いられる語」というテーマで行政書士の資格持ちがガチで21個書いても「空気読め」の世界でしょうし、それこそ「友達をなくす行為」だと思うのですが、一方で、一般のお題(今、見えている色を書いてね、みたいな、ありきたりで誰でも書けるお題)だと、21個書ききることとの大変さと、重複チェック等で消される部分が多々あるので(法律系ワードネタなど、ある程度の知識が必要なゲームだとそうはならない)、逆に21個書けないじゃない、ってなってしまって、要は「21個書きうる状況を日本の発売時にテストしたの?」という点に大半尽きるのではなかろうか…という気がします(ただ、「最大21個まで書けます」であって「21個書かないといけない」ルールではないので、「21個書けます」は実質、日本(と中国。韓国も?)等、特殊な言語体系を使っている国では意味のないルールになっているのでは…と思います(アルファベットだと、一応、筆記体は学習するので、ギリギリ頑張れば可能かもしれませんが…)。

 

 この意味で、「人の気分を害するゲームではないのだが、どうやって遊べばよいかよくわからない」という部分、換言すれば、「日本人が日本で遊ぶにあたって、日本語でプレーすることを想定して作っているのか」という部分がかなり気になります。



 

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