ブラックゴールド大石、[退会者:1275]、たくとのリプレイ日記（2019年1月26日）

今年1回目の中野坂上ゲーム会。3卓に分かれる流れになったので3人で 持ち込みのブラックゴールドを遊ぶ。

概要

石油を採掘し、より高い値をつけている会社に売り払うことでお金を稼ぐゲーム。適度な運要素ときつ過ぎない攻撃、妨害要素、いい感じのコンポーネントが目を引く、1999年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品「ギガンテン」のリメイク作。

前半

買って以来2年近く手をつけていなかった による、20分ほどのたどたどしいインストが終わって、 → → の順でゲームが始まる。

スタピーの が早速代表してダイスを振り、各石油会社の石油買取額を決めると、2社の買値はどちらも下がってしまった。

この状況で売りにいくのは効率が悪い。 は次ラウンド以降のことを考えてアクションポイントと売却許可証の平均値が高そうなアクションを選び、スタート位置から近場のポイントにやぐらを建てて残りのアクションは採掘した石油を輸送するのに必要な鉄道の移動に使った。

次手番の 、最後の にしても行動は大して変わらず。売却権争いの競りも平和的に解決し、スタピーは へ移る。

次のラウンドには一応石油の価格も上がりはしたが、皆が期待するほどの値段にはならなかった。それでも前よりはましと判断したのか、 はそれぞれ売却許可証と石油の採掘に力を入れ、競りに備える。最後手番の は今回の競りもまだまだおいしくないから見送ろうと油田の探索と鉄道の列車の進行を継続した。

3人の内1人が降りているので2社の競りはそれほど激しくなることもなく、 と がそれぞれの会社に石油を売却してはした金を手にした。

3ラウンド目にして1社だけだがようやくそれなりに儲けられそうな額になった。

前回、前々回としゃがんだ はここが勝負所とお財布的には厳しいやぐらの建設に奔走する。前ラウンドで売却したためあまり備蓄のない二人から列車を後退させられたり売ろうと思ってた会社の価格を下げられたりといった嫌がらせを受けたが、売却許可証の全力投入で何とか当座の資金を手に入れる。

後半

資金不足で手も足も出なくなることの危険性を身をもって知った は、手にした小金をなるべく浪費せず、価格が上がった時だけ全力投入するスタイルで方針を固めた。油田の探索は最小限にして、移動力は列車の進行を優先する。

に比べると積極的にトラックを走らせて価値の高い油田にどんどんやぐらを建てていく と は多少安くても売れれば儲け物と判断したのか薄利多売戦略で、特に はほぼ毎手番なんだかんだ利益を手にしていた。

全体的に低調なダイス目のおかげで勝負に出ることが少なかったため、終盤に差し掛かるまで他二人に遅れていた 。

状況が変わったのはやや有利に見えた が鉄道の先頭を競い合う と の煽りで立て続けに列車を後退させられ、せっかく建てたやぐらからの石油を自力で輸送できなくなったあたりだった。

アクションの巡り会わせが悪く列車の遅れが取り戻せない は以降のラウンドで鉄道の先頭を走る に送料を支払うか、掘り当てた石油を廃棄するかを迫られ続け徐々に失速。

そんな折、ゲームの終了フラグである石油王の鉄道がスタートからほぼ足踏みすることなく進み続けてとうとうフラグを切り、あっさりとゲームは終わった。

その時点で最も鉄道が進んでいた と二番手の にちょっとしたボーナスが入り、鉄道が遅れてしまった は終了時のボーナスの恩恵をほとんど受けられずに集計は終了。

最終的には、

 約45000ドル

 約43000ドル

 約35000ドル

で、 の勝ち。

鉄道ボーナスの順位が逆だったら1位と2位は変わっていただろう。

★以下、個人的な感想とか★

 「中々に楽しめましたが、後で確認してみたらルールミスがあったようで（競りに勝った人がブラフだった場合はペナルティを受けた後で再度同じ会社の競りを行うようです）、内容的にも4人以上のほうが面白そうな感じがして勝ちはしたのに悔いの残るゲームとなってしまいました。一緒に遊んでくれた二人にも申し訳ないので、記憶が新しいうちにまた持っていってリベンジしたいと思います。

まあその、こういうことは結構よくありまして、自分がインストするゲームの一回目はチュートリアルと思って大目に見ていただければなと……  」