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  • 3人~4人
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 1997年~

原始スープ大石、コバヤシ、Aさん、Kさんのリプレイ日記(2018年12月15日)

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1名 がナイス
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6年弱前

恐らく今年最後の中野坂上ゲーム会。ちょうど4人が空いた状況だったので数年ぶりに「原始スープ」が遊ばれる。


概要

アメーバとなって原始の海で生存競争するシュミレーション。複雑、というほどではないが細々としたルールに20種にも及ぶ特殊能力など、初心者には若干ハードルが高いが20年経っても色あせない名作ゲーマーズゲーム。


序盤

2、30分ほどのインストの後、各自の担当色と手番順が決まる。並びは  コバヤシ 、 Aさん(名前を聞き忘れていたので仮称)、  大石 、 Kさんとなる。その後、手番順に初期配置。各自あまり被らないように2体ずつのアメーバを散らせていった。


第一フェイズは移動と捕食。開始時は盤面全体に食料が溢れているので争うことも飢えることもなく各アメーバとも平和に過ごした。

何の進化もしていないので第二フェイズの環境変化もほぼ影響なし。潮の流れが変わりポイント消費なしで移動できる場所が変わったりするが、どこに流れても飢えることのない序盤はやはり軽くやり過ごされる。


動きがあるのは能力の獲得が行われる第三フェイズ。リードしているプレイヤーから順番に遺伝子(能力)カードを手に入れていく。初期から持っている4ポイントを消費して、各々代用(食べるのに必要な食糧の色を少なくできる)、スピード(2回移動できる)、胞子(好きな場所にアメーバを出せる)、移動1(移動の際ダイスを2個振れる)を獲得。

ゲームはアメーバを増やすことができる第四フェイズへ移行する。


第四フェイズでは全員が10ポイントずつ受け取り、それを使ってアメーバの数を増やすことができる。開始したばかりで順位的には団子状態だが先を行くコバヤシ 、Aさんの二人は早速個体を増やしていく。一方、先の二人より1ポイント安い能力を獲得した後発の二人は10ポイントを温存。次のラウンドの第三フェイズを見据えての選択だった。


全アメーバがあぶれることなく食事できたので第五フェイズで死を迎える個体はなし。第六フェイズでアメーバの数を増やしていた二人が個体数による得点を得てお試し感覚の一ラウンド目は終わった。


中盤

二ラウンド目も各自概ね順調に食事ができたのだが、さすがに盤面にも色の偏りが目立つ箇所が現れ始めていた。

自分以外の3色のキューブを食べることで飢えをしのぐことができるアメーバは、食事を終えると自分と同じ色のキューブを二つ生成(というか排泄)する。一つ所にとどまっていると当然自分と同色のキューブばかりが溢れることになるため、生きるためには食料の豊富な別の場所へ移動しなければならない。つまり移動の自由が死活を分ける。


二度目の遺伝子獲得フェイズでは、コバヤシ とAさんが移動力を強化するカードをそれぞれ確保。二人に比べ前ラウンドで節約して余裕のある後発の大石 、Kさんはほぼ全てのカードに手を出せる状況でじっくり進化の先を吟味した。大石 は胞子と相性のよさそうな増殖(アメーバ生成コストが安くなる)を選び、Kさんは使い勝手のよい長寿(二回飢えても死ななくなる)を選択。それぞれが独自の進化を見せ始めたこのあたりから徐々に順位の変動が始まる。


数ラウンドを経た後、代用と少食(食べるキューブを一つ減らせる)のコンボにより食料の偏る海を全く問題としないで漂うコバヤシ 。その栄光に陰りをもたらしたのは大自然の驚異だった。

毎ラウンド変化する環境は時にアメーバたちの行き過ぎた進化に待ったをかける。強力な能力はその分環境が悪化した際の影響も大きく、コバヤシ は泣く泣くせっかく手に入れた移動1を手放した。

さらに間の悪いことに、Aさんと大石 のアメーバがそのタイミングと前後して攻撃能力を手にしてしまった。

移動にコストがかからなくなる流線型によってどこからでもやって来ては他のアメーバを貪り食う緑と、増殖と胞子による低コストばら撒き戦略によってどこにでも湧いて出ては他のアメーバを貪り食らう黄色。移動能力を手放して逃げる術を失ったコバヤシ と、長寿の能力で一人平和に生きていこうとするKさんまでもこのあおりを受けて停滞を余儀なくされ、中盤を過ぎてからは攻撃的な両アメーバによるトップ争いが展開された。


終盤

食事を取らなくてもある程度生きていける長寿な青のアメーバが積極的に動き回らないことや、キューブがないならアメーバを食べればいいじゃないスタイルの野蛮なアメーバがちゃんとした食事を摂らず好き勝手に動き回るなど、さまざまな要因が重なったおかげで、大洋の西側に誰も処理できない青のキューブが氾濫。結果、ストックから青のキューブがなくなり、青アメーバは食事をしても何も生み出さない、(他プレイヤーにとっては)非常に迷惑で厄介な存在になってしまった(通称:アイドル化)。

青キューブの偏りでまともな食事ができなくなると、いよいよ緑と黄色のアメーバの対立はより明確なものとなった。


凋落するコバヤシ に代わりトップを走っていた大石 に、完全に標的を絞ったAさんが襲い掛かる。

手番順の関係で後手に回らざるを得ない大石 は食われた数だけ分裂して何とか個体数の維持に努めるものの、そのために新たな遺伝子カードを手に入れるだけのポイントを維持できなくなり、残り数ラウンドでついにAさんがトップに。点差はたった1点とはいえ総スコアはすでにゲーム終了となる42点まであと5、6点。

終局を見据えたAさんは今まで抑えていた個体数を一気に増やした。遺伝子カードもほとんど手放すことなく高得点を維持し、終了ラインとなる42点を少し超える。

折角手にした先番も、Aさんの巧みなアメーバ配置により活かすことができず、大石 は得意の個体数でほとんど差をつけることができないまま、逆に遺伝子カードでは2点以上の差をつけられたため、結局は先を行くAさんの2点手前で終了。

地味にそのやや後ろではぎりぎり復活を遂げたコバヤシ が伸び悩んでいたKさんを追い抜いて3位になっていた。

能力をうまく生かせなかった初心者のKさんは逆転叶わず4位。

優勝は一貫した遺伝子能力の選択と手番順を有効に活用し得たAさんとなった。


以下、個人的な感想とか

大石 「いいところで逆転されておいてなんですが、久々の『原始スープ』、大変楽しめました。自分とコバヤシ 以外は初プレイ、Kさんに至ってはボードゲーム自体がこの日初めてという状況で、このゲームはどうなんだろうと、今になって思いますが、多分楽しんでいただけたんじゃないかと。多分。


内容については、しゃがむところをきちんとしゃがまず、ずっと1位でいようとしたのが今回の敗因だったように思います。中盤からの食い合いは完全に後手に回ってしまって中々苦しかった。減らされたら一旦手を止め、先手を取り返した後でピンポイントな反撃に転じればよかったなと、これも今振り返ってみて思いました。


まあともあれ、特殊能力カード20枚って今時の感覚だとそれほど多くないはずなのに何回やっても同じ展開にはならない、ずっと楽しめる良いゲームですね」

メンバー勝利点勝者
大石
大石
42
コバヤシ
コバヤシ
37
Aさん
Aさん
44
Kさん
Kさん
36
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北くま
仙人
大石
大石
皇帝
コバヤシ
コバヤシ
ゲスト
Aさん
ゲスト
Kさん
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