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  • 2人~4人
  • 45分~60分
  • 13歳~
  • 2019年~

ビッグシティ:20 周年記念版大吉さんさんのレビュー

343名
1名
0
2年以上前

★★Nice!!

とても不思議なゲームです。セットアップに少々時間がかかり、得点計算も面倒です。

ルールは簡単ですが、やや煩雑で、至って普通のゲーム性です。

それでもプレイした後は、やって良かった!と思えるゲームなんです。

子どもと一緒にプレイしやすいように、ハウスルールを適用しています。

初回のゲームは得点計算の方法や、建物が建てられる条件を覚えるのにいっぱいいっぱいで、作業をしている感じで楽しめないかもしれません。

3回目になるとプレイもスムーズになり、得点をかせぐための方法が考えられるようになります。そうすると、出来上がっていく街並みを眺める余裕も出てきて楽しくプレイできました!

なので、同じメンバーで繰り返しプレイできた方がいいかもしれません。そういう意味では、気心知れた友人や、家族といったクローズな環境で真価を発揮するゲームなのかな。あくまで個人的な意見ですが。

ビッグシティは、みんなで一つの街を作り上げていきます。

ボードには11~88までの数字が書かれたマスがあります。これがビッグシティにおける土地です。10番台、20番台、30番台~ごとに1つのエリアになっています。なので、最大8エリアあります。

最初は4~5エリアしかありませんが、建物を建てるところがなくなれば、手番のアクションで好きなエリアを好きな所に追加することが出来ます。ゲームが進むにつれ、だんだんと街が広がっていきます。

手札には常に5枚のカードを持っていて、使用した分だけ手番の終わりに山札から引いて補充します。ある程度、希望のエリアのカードを選ぶことが出来ます。

手札のカードはボードの土地に対応した数字が書かれています。カードをプレイする事で、共通の場にある建物を建てることが出来ます。

建物の大きさは1マス~3マス分ありますので、例えば3マス分の大型の建物を建てる場合は、連続した数字の3枚のカードが必要です。もちろん建物は大きい方が点数は高いです!

建物は十分な数はありますが、それでも限りがありますので、カード(土地)があっても建物が無くなれば建設できません。早い者勝ち!

ビッグシティでは、ボードの外周マスは郊外となり、それ以外の中心部は都心になります。

建物を建てるには建設条件があり、住宅は郊外に建てるとボーナスが入り、オフィスビルは都心部に建てるとボーナス点。

ここからは特殊建物です。2ヶ所の住宅が隣接した土地には映画館が建ち、2ヶ所のオフィスビルに隣接した 土地には銀行が建ちます。住宅とオフィスビルに隣接した所には郵便局です。

路面電車の通り道に建物があれば点数が2倍!さらに特殊建物の場合は、市役所に隣接すれば点数が跳ね上がります!

高得点のデパートは、住宅とオフィスビルと、特殊建物と路面電車に隣接すれば建てられます。

他にも、公園の横に住宅、オフィスビルがあればボーナス点。工場は郊外にしか建設できず、工場に隣接した住宅やオフィスビルはマイナス点。

という感じなので、建設条件や得点計算がちょっと複雑です。ですが、オフィスビルは都心部に建てた方が良いとか、オフィスビルが多いところには銀行が建ち、住宅地が多い所には映画館、住宅の近くには公園があった方がいいし、工場の近くに家は建てたくない。路面電車が通れば便利になって点数が高くなると言う風に、確かに街はそんな感じだよな~とイメージできます。

そしてゲームが進み、街が拡張されて建物がどんどん建っていくので、実際にみんなで街を開発している感じがします!最初は小さな街だったものが、終わる頃にはスケールの大きな街になっている。それぞれの建物はあるべき所に建っていて、バランスよく整えられている。

簡単なようで細かい所がよく練られていて、実際の街のイメージと重なるようになっていますし、すごくこだわりのあるゲームだと思います!そのために少々煩雑なところはありますが、目をつぶりましょう。

カードの引き運もありますが、広いボードの盤面を見て高得点の特殊建物が建てられる場所がどこにあるかを見抜くのも大事です。中学生の子とプレイしましたが、良い立地の土地を虎視眈々と狙い、点数の高いデパートや教会や特殊建物などをバンバン建てられて負けました!子どもの方が大人よりも広い視野で全体を見渡し、柔軟に対応しているんでしょうか。もしかしたら、大人の方が視野がせまいかもしれません!それか、私がヘボイだけか…

ゲームのルールには、公平性を保つためにスタートプレイヤーの交代や、手札をコントロールしやすくする為の再開発フェイズがありますが、ちょっと面倒です。

ハウスルールではスタートプレイヤーの交代は行っていません。本来はスタートプレイヤーから手番をはじめ一巡したら、左隣の人にスタートプレイヤーになってもらいます。なので、最初に手番を行ったプレーヤーは、次の手番では最後になります。交代するのが面倒なので、そのまま時計回りでプレイしていますが、あまり問題ないように思います。ちびっ子にスタートプレイヤーになってもらいましょう。

それと再開発フェイズですね。これは手番が一巡したら、みんなで手札を交換する事で手札運をカバーします。説明書を読みましたが、家族でプレイするには複雑な感じがしました。

なので、いらない手札を一枚選び、せーの!で手札を公開します。裏向きで出すと、カードの裏にエリア番号が書いてあるので手札からそのまま出します。そして、点数の低いプレイヤーから順番にカードを選んでいきます。その時、自分が出したカードは選ばないようにしますが、最終の人が選ぶ時に自分の手札しか残っていなかったらそのまま回収します。

プレイのテンポがよく、スムーズにゲームが進むかと思います。ビッグシティにはこれくらいのアバウトさが似合うと思うんだけどな~。

コンポーネントはしっかりしていて豪華です!さすが、ビッグシティと言うだけの事はあります。リアルなコンポーネントに、リアルな街の開発。生活とボードゲームが密接につながっていて、不思議な魅力があります。

家族で楽しむにはとてもいいゲームだと思います!時間は長すぎず短すぎず、連続してプレイするわけではないけれど、たまに取り出してきてみんなでプレイしたい。ゲームをした後には、なぜか幸せな気持ちになって、ボードゲームっていいっすね!と思う。それも、デザイナーの狙いなのかな?

ビッグシティをプレイしたことで、デロンジェというデザイナーの持つ不思議な魅力を感じましたし、この人の残したゲームをもっとプレイしたいと思いました。

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Sato39
大吉さん
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