マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 1人~4人
  • 90分~120分
  • 14歳~
  • 2025年~

バグダッド荏原町将棋センターさんのレビュー

32名
1名
0
約2時間前

ロピアーノ・マンゴーネコンビの新作。9世紀の全盛のバグダッドが舞台。宰相となり、世界中から知識人や写本を集め、アラビヤ語に翻訳、モスクに貢献します。設定、テーマは、南チグリスシリーズの「学者」や「発明家」と同じです。

メカニクスは、カードマネジメントとロンデル。カードを出し、その後ロンデルします。

個人ボードには3枚分のカードスロットがあり、まず手札からカードを出す前に、その3枚を右にずらして、押し出されたカードのボーナスを貰います(条件を満たせば)。その後、空いた場所にカードをプレイします。

ロンデルの前に、今出したカードに舟のアイコンがあれば、公開中の3枚に含まれる舟の合計数だけ舟が進めます。

アクションは6種類、学生を取る、病人を取る、本を取る、アーティファクトを取る、文化施設を建てる、モスクを建てる。

カードにあるアイコンも、それぞれ対応の、数学、医学、ペン羽、錬金、レンガ(施設モスク共通)になっています。宰相駒を1象限分だけロンデルした後、円城都市バグダッドにバラバラに置かれている、アクション対応のへクスタイルを取り、個人ボードに並べます。建設系はへクスタイルではなく、文化施設の場合、お金を払い、建物タイルを配置します。モスクを建設する場合は、商品を払い、壁、塔、基礎ブロック等建設部品を建てます。


大きなVPは全て終了時で、学生(教育)、病人(医学)、本(翻訳)、アーティファクト(錬金)、文化施設、モスクの6種類と、港に到着した舟、夜カードの枚数、を加えた計8種類です。

最初の6種類は、それぞれアクションで個人ボードにMAX5枚のタイルを埋めます。施設やモスクも、MAX5回まで建設でき、舟もMAX5隻まで動かすことができます。この0〜5という個数に、それぞれ倍率を掛けます。

倍率となるVPタイルは、チグリス川の舟の港に4枚、モスクの建設部品の種類ごとに4枚置かれています。

4つの港には、3倍2倍2倍1倍のマス(4マス)があり、独占すればMAX7倍となり、先ほどの個数の掛け算では35VPが可能です。モスク内では、4部品ともに2倍2倍2倍のマス(3マス)があり、こちらはMAX6倍で30VPが可能です。

↑ オレンジのタイルがVPタイル。ロンデルにより、宰相がモスクのマスに移動すると、対応の商品を払い、モスクの部分建設を行い、そのVPタイルの倍率となる数値を得る。またチグリス川の港に到着した舟もそれぞれの数値分、そのVPタイルの倍率となる。


大きいVPはまだあります。

モスクでは、基礎部分となる立方体4つを敷き詰めると、その上に置かれる土台部分が15VP、さらにその上に置く半円球のモスクが12VPとなっています。

文化施設は、一人5軒まで建てられますが、レベル5の施設は期待値10〜20VP位。

アーティファクトは、個人ボードに置かれたタイル自体に1〜5VPが付加されるのでMAX15VP。

条件達成した夜カードにも素点があり、大体5枚前後達成するので、合計20VP前後が期待できます。


夜カードというのは、ゲーム途中から手札に入るカードのことで、このゲームでは、終了まで永遠と手札は3枚です。スタート時の手札3枚と序盤のターン終了時に補充するカードは昼カードと言われ、個人ボードから押し出された時、条件が達成していればボーナスを貰います。一方、夜カードは、同様に押し出された時、条件(昼カードと同じ)が達成していれば、VP(3〜8VP)が貰えます。


この、押し出された際のカードの条件の達成ボーナスあるいはVPを貰えるよう計画を立てながら、基本それに沿ってカードをプレイしていきます。

ただし、ロンデルの際は、アクション対応のアイコンが必要となり、個人ボードを埋めていくに従って、必要となるアイコンの数が多くなり、タブロービルドのためのカードプレイも強いられます。

↑ 個人ボード。ここにへクスタイルを埋めていく。ただし表示された数のアイコンが、下の3枚のカードに必要。下、カード。右2枚は昼カード。今、右端のカードを押し出し、左端に夜カードを出したとすると、まず舟のアイコンがあるので、カード3枚にある舟の合計数2マスを進めることができる。そして任意のアクションを行う。例えば、ペン羽アイコンが3つあるので、写本アクションをしてもよい。


考察

◾️VPタイル8枚がチグリス川の港、モスクの中にあることから、また、カードマネジメントで夜カードの条件を作るのも自然な流れであるため、舟、モスク、夜カード、この3つを得点源とするのは必須。勿論、特化は8種類もできないが、いずれにせよ1点特化ではなく、3〜5種類位の複数特化となる。優勝ラインは100VPだ。

◾️戦略としては、「他プレイヤーと被らない戦略」が安定的。被ってしまうと、モスクの部品進呈や舟の進み具合など急ぐ必要が出てくる。中盤までは、被らなければどの特化でもいい位の気持ちで広く構えたい。とは言え、みんな3〜5種特化するので被らないわけにはいかない。中盤での方針決定が鍵だ。

◾️逆に、何かの特化を独占されそうな時、モスクや舟で、そのVPタイルの倍率をカットに行く余裕は無い。ただし、8VPの夜カードなどは、補充時にカットすることができる。

◾️港の3倍2倍2倍などのマスは早取りなので、序盤の舟移動はとても大事。そのため、カード補充の際、達成条件を無視して、舟アイコンが付いているカードを取る勇気も必要。

◾️チグリス川の舟移動では、舟が止まるたびに商品が貰える。これはモスク建設の際のコストとなるだけでなく、港に着いた際の貿易でお金に替えることができる。このゲームカツカツなので、ここで大金に替えるチャンスでもある。また、舟を2隻体制にして、2マス進む時1マスずつ進み、商品を2個貰う渋い技もある。

◾️お金の入手方法は、貿易以外では、昼カードのボーナス、個人ボードのタイル嵌め込みボーナスなどにあるが、いずれも計画しづらい。そこで、核となるのは、好意トラックだ。このトラックがプラスの領域である場合、フリーアクションでいつでも1下げて1金が貰える。

◾️このゲームで楽しいのは、学生、病人、本、アーティファクトのタイルを取り、嵌め込む時なのだが、個人的に楽しいのは、取ろうとするタイルの隣に、学生や病人がいると、それぞれ1人につき1金や1好意を支払わなければならないこと。宰相としては、教育や医学発展のため恵まなければならないのだ。が、これは非常に痛いので、当然、避けるようにロンデルしていく。意外と一手一手消去法でアクションが選べる笑

◾️そして必ずと言っていいほど、どこかの象限が病人だらけ、学生だらけのスラム街となる!こういう象限は、ジャンプトークンで飛ばしてロンデルする。重宝するので、中盤以降にも使えるよう何枚か貯めておきたい。

◾️文化施設は、建てると自分専用のボーナスとなる。1周して、その象限に入る度にボーナスが貰える。なので、初手を含め、序盤、早めに建設しておきたい。特に、2軒目のレベル2は、舟2移動、商品2個、2金など、強い。3軒目のレベル3も、ボーナスでへクスタイルが取れる。なおコストはレベルと同じ金額なので、後半は簡単には建てにくい。

◾️モスクの土台15VPと半円球12VPには4種類の商品コストが必要だが、例えば手持ちに2種類の商品しかなくても、好意トラックが+3か4であれば、2下げて1商品、もう2下げてもう1商品を得ることができる。つまり、基礎部分が完成した途端、誰でも簡単な準備で15VP、12VPが狙い易い。

◾️アーティファクトはそのものがVPとなるので人気だが、学生、病人、写本にも勿論、集めるメリットはある。学生は、カードと同じアクションアイコン一つの代わりとなる。フリーアクションで裏返せばそのアイコン+1になる。個人ボードの3枚の中にやりたいアクションのアイコンが0の場合も、1として使える。病人は、タイルを嵌めた瞬間商品が貰える。写本は、2〜5冊集めるたびに大きなボーナスが貰える。特に3冊目の永続アイコン、4、5冊目のへクスタイルを取る、は心強い。

◾️個人ボード内の隣接配置ボーナスも重要で、+3金、舟2移動など美味しい。特に、4アイコン必要な場所の隣接ボーナスではモスクアクションができる。また、アーティファクトの5VPや4VPは置くだけで貰えるので、中盤あたりで錬金4、3アイコンを作り、確保しておきたい。

↑ 写本アクションで写真下の本のタイルに宰相を動かしたとする。これを個人ボードに埋め、道路で接している病人1人学生2人に対し、計1好意2金を払う。(これはやめたほうがいい…)


とにかく序盤は、学生や病人と隣り合っていないへクスタイルや建設用地にロンデルしたいです。補充も、舟アイコンを意識しつつ条件達成できそうなカードを取ります。

中盤は、対戦相手の進捗をガン見して、特化項目を決めます。この方針決定をなるべく早く、見切り発車位の気持ちでないと、舟やモスクの建設に出遅れます。

方針が決まった終盤は、夜カードの完成に集中できます。終盤は意外と気楽です。

こうした箱庭的なタイル埋め込み作業は、普通、ソロプレイ感を感じるはずなのですが、相手の様子によって方針を決めるというインタラクションが大きく効いています。誰にも邪魔されずコツコツ個人ボードを拡大させるのが好きな人も、他プレイヤーと被った特化項目で出し抜くのが好きな人も、どちらのタイプでも楽しめます!



※ レビューにご感想・間違い等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

この投稿に1名がナイス!しました
ナイス!
ハナチャ
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
シェアする
  • 5興味あり
  • 4経験あり
  • 2お気に入り
  • 4持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

荏原町将棋センターさんの投稿

会員の新しい投稿

ボードゲームのプレイ履歴を記録して、
自分のデータを管理しませんか?

約75,000人がボドゲーマを利用中!

ログイン / 会員登録(10秒)またはメールで会員登録