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  • 1人~4人
  • 60分~120分
  • 14歳~
  • 2025年~

オルロイ:プラハの天文時計荏原町将棋センターさんのレビュー

17名
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約1時間前

豪華絢爛なメインボードと二重ロンデルやギアのギミックが特徴です。

「サトリ」「フェニックス」に続く振興ペロロコゲームズの第三弾です。前作の「フェニックス」も緻密なメインボードと斬新なメカニクスで面白いですが、「オルロイ」も評判通りの面白さです。

メインボードの円環の上に、文字盤ホイール、天文盤ホイールが三重に重なっていて、地軸のズレた天文盤ホイールの指先が示す2つのアクションを行います。

セットアップから面白いことがあります。この指先は、「現在あなたが遊ぶ時刻」にセットします💦

↑ 写真上、使徒ボード。スタート時は、使徒1号(ジェームズ)と使徒2号(ペテロ)が取れる。取ったらギアが回転し、赤いラインが重なると雄鶏が動く。写真下、アクションギミック。もし午後3時半にこの「オルロイ」を遊ぶのであれば、このように指先を3時に合わせてスタート!


スタピーから時計回りにアクションしていきますが、ラウンド概念はあるものの、ゲーム終了まで延々と周回していきます。

手番では、天文ホイールを時計回りに必ず1時間(1マス)動かし、外枠にワーカーを置いて、12時間に分かれた文字盤と天文盤の2つのアクションを行います。この2つの組み合わせは、偏差トークンを自由に使って、天文盤ホイールは時計回りに、文字盤ホイールは半時計回りにズラしてアクション内容をそれぞれ変えることができます。かなり自由そうに見えますが、各プレイヤー偏差は5つなので、贅沢には使えません。


主なアクションは9種類。

建設、資源生産、建築生産のアップグレード、熟練トラックを上げる、使徒を得る、工房を増築する、彫刻家を動かす、画家を動かす、月を動かす

ゲーム中に入る大きなVPは、ズバリ、建設アクションで、このゲームのメインアクションとなります。

建設では、十二暦を作るか、黄道十二宮を作るか、まず選択し、決められた資源を払います。資源には、どちらの建設にも黄金が必要で、さらに基本的資源として十二暦には木材、黄道十二宮には石が必要です。払った資源1つにつき2VPと、建設した証のワーカーを置くことで2VPが貰えます。(つまりワーカーも1人必要)。このワーカーは、建設が進み、自分のワーカーが隣接するたびに、固まりの人数×2VPとなるので、一回の建設で、ざっとMIN6VP、MAX20弱VPと考えていいでしょう。さらに2種類の建設ボーナスが貰えます。

使徒VPは、使徒ボードから十二使徒を得て、まずは倉庫に保管しておきます。フリーアクションで1資源を払い、使徒パネルに配置してボーナスを貰いつつ、横一列並べると7VPが貰えます。3行あるので全部埋めればMAX21VPとなります。使徒ボードでは2つのギアが回転しており、どちらかのギアの出口から1人得ることができます。ただ、使徒番号が同じ使徒は取れず、また3色に分かれているので、パネルへの配置は、資源コストも含め意外と難儀します。しかも倉庫は、後述する助手を含めて計2人分しか置けず、満杯だと貰うことができません。

使徒を縦3人並べると、助手が貰えます。これは6種類の終了時VPで、どれも10VP前後のパワーがあります。助手は倉庫に1人しか置けません。VPの権利を得るには倉庫から出さなければいけませんが、これには工房の増築が必要で、この工房カードの上に、資源を払って置くことができます。工房を得るにはインク資源が必要で、得た時の即時ボーナスと工房カードを繋げた時できるボーナス、助手を置いた時のボーナスも期待できます。

これらと双璧を成すのが、革新、精密、観測の3つの熟練トラックVPで、どのトラックもMAX15VPまでの条件付き終了時VPがあります。このステンドグラスVPは、最低7マス目までに到達していなければならず、レーストップは達成条件×3または2VP、その他は×1VPとなります。またトラックのゴールにはトップのプレイヤーだけが貰える10VP前後の青巻物VPもあります。トラックの途中では、助手が貰えたり、フリーで使える赤巻物トークンが貰えます。アクションでは、指定の色と任意の色2つのトラックを上げることができます。その代わり、常に1金のコストが掛かります。

これとは別に3つ、共通の条件付きステンドグラスVPもあります。早取り8→6→4VP、トップにはボーナスもあります。これらの条件は、熟練トラックの条件と被っていて、インタラクションを高めていま↑ 写真上、熟練トラック。トラック途中のライン、7マス目を越えないと条件付きステンドグラスVPの権利は無い。写真下、黄道十二宮のロンデル。ハンマー駒を動かし(動かさなくてもよい)、建設したい星座に接する。その縦横に見える全ての資源コストを払い、星座トークンを取り、建設用地に置き、その上にワーカーを置く。この場合、もし左下の「m」を建てるなら、ハンマーを3つ動かし、黄金と石2つを払う。


以上が得点源で、残りのアクションは、

彫刻家アクションは、建設、工房の拡大、画家または月の移動、黄金とコインの補充ができる、いわゆるミックスアクション。ただし、彫刻家レベル1、2の場合、コストとして偏差を使うので、偏差を5つ使っている時は、彫刻できません。

画家アクションは、建設アクションは無いものの、トラック上げが含まれた彫刻家アクションみたいなもの。

月アクションは、天文ホイール上にある月を移動して、偏差を回復しながら資源を得る守備的アクション。

アップグレードアクションは、資源生産の際の量を増やしたり、建設時のボーナスを強めます。


ワーカーは3、4人プレイでは4体。手元からワーカーが無くなると、パスアクションをして、ワーカーを何体か回収し、月アクションをして偏差を何個か回復します。そして、雄鶏が1マス進み、ラウンド終了に近づきます。全4ラウンド。雄鶏は、使徒を得るたびに回るギアの位置によっても1マス進むので、プレイヤーが使徒を得る機会が多いとゲームの進行も早くなります。各ラウンド終了時、個人鶏トラックの数だけ偏差を回復した後、回復し切れなかった偏差の数だけマイナスVPを喰らいます。

↑ 個人ボード。上が偏差トークン。今5つ偏差を使っている。中央、使徒パネルは行ごとに資源コストが違い、なおかつ使徒の色で置く場所も決まっている。左下、倉庫。もし今木材を持っていれば、7、12号、どちらかの使徒を置いて、縦一列が揃い、助手か月アクションを貰える。なおかつ、ワーカーを1人アンロックできる。中央下、資源トラック。右下、個人鶏トラック。0なので、もしラウンド終了になると、偏差は一つも回復せず、なおかつ−5VPになってしまう!


考察

◾️メインの建設アクションの回数で勝負が決まるのではないか、と思われがちだが、経験上、建設2回のプレイヤーも勝てたので、バランスは一安心。ただ、建設用地をプレイ人数で割れば、2人プレイで5回、3人プレイで4回、4人プレイで3.5回が平均となるので、最低3回は建設したい。

◾️建設は、実は「場所」が大事となる。十二暦と黄道十二宮の建設場所は接しているので、その面積が広く、かつ中央付近に建設すれば、後の建設でワーカーがくっ付いていき、大きなVPに化ける。このテリトリーのインタラクションも面白い。また、ゲームが進むにつれて必要な建築コストは増える。しかし、終盤は敢えて大量の資源を払い建設することで、20VP近くを一手で得ることができる。

◾️建設は、0時、6時、それから彫刻家の3時、9時にある。青トラックを上げていけば、指先ロンデルが3マスぐらい自由になる。また、赤巻物にも、工房カードの接続にも、建設ボーナスがあり、建設の機会は沢山ある。問題は、黄金の入手と資源の入手だ。黄金は、彫刻家、画家で取れるが、木材、石の資源生産は、スタート時1個と弱い。序盤はまずアップグレードだ。

◾️熟練トラックの途中にある赤巻物は、彫刻家、画家と同義のボーナス内容なので、トラック上げも建設と同等に必須のアクションだ。しかし、ルールブックにも書かれている通り、3つのトラック全てをトップ狙いで上げるより、2つに絞ったほうがいい。一手番で2上がるし、トラック上げの機会も多いのだが、コインはマイティ資源として使うことが多いので、思ったより上がらないのだ。

◾️各熟練トラックにも意味があり、青トラックは指先ロンデル数を増やし、赤トラックはパスした時のアクションを強化し、黄トラックは月と画家の移動数を増やす。しかし、それよりも条件付きVPに合っているかどうかが問題となる。条件がまあまあ合いそうなら7マス以上は進めておき、ドンピシャならばトップを狙う。なお、弱そうな赤トラックだが、このトラックで彫刻家のレベルが1→2→3と上がっていく。レベル3では、偏差を使うのではなく、逆に偏差を回復できるので、かなりの強アクションとなる。

◾️助手は、全部で6種類。VPが大きいのでできれば全種類取りたいが、用意されているのはそれぞれプレイ人数−1個分なので、モタモタしていると取れなくなる。使徒の縦列ボーナスと熟練トラックの通過ボーナスで取る機会は7回あるが、それには、先に工房を増設しておかないと、倉庫に置くことができない。この工房のコストが建設コストにあまり関係のないインクなので、代用でコインが使われ易いのだ💦

◾️自分のワーカーが9体ロックされている。メインボードの工房の増設部分に3体、個人ボードの資源トラックに3体、使徒ボード内に3体の計9体。手元のワーカーがいなくなればパスアクションをするのだが、天文時計に置かれたワーカーは押し出し式なので、意外とすんなりと戻ってくる。また、倉庫にいる使徒をパネルに上手く置けば、戻ってきたりアンロックされたりする。なので、ゲーム中パスアクションは意外と少ない。

◾️月アクションは、アクションせず、パス時に自動で行うのが効率的。偏差を5つ使い切っている時など、パスしたいなあと思っていても、手元にワーカーがあったらアクションするのがゲーマーの定め笑。月アクションは、黄トラックを進めておくと、MAX6マス以上進むことができ、一気に偏差を回復し、資源も大量に入る。月アクションを自主的にするならば、偏差でマイナスVPを喰らわないで済むラウンド終了直前が絶好。逆に、偏差がほとんど無い時に月アクションするのは勿体無い。偏差で悩みたく無いのなら、序盤から個人鶏トラックを進めておくのがオススメ。これならラウンド終了時、偏差はほとんど0に戻り、余った回復分+1VPにもなる。

↑ このようなセットアップの場合、右下の大きな面積の建設用地を狙いたい。もし最初に建設できるなら、十二暦の「Ⅶ」か黄道十二宮の「Ω」が好立地だ!


ペロロコゲームズのゲームの箱は、通常の正方形サイズより小さい正方形サイズで、個人的に気に入っています。「フェニックス」でもワーカー7体幽閉されていましたが、「オルロイ」は、斬新なシステムだけでなく、木製ワーカーの色などデザインも踏襲し、統一感があります。内容、デザインともに期待のメーカーです。

とにかく煌びやかメインボードと、軸のズレた三重円環、楽しいギアの使徒ボード、今年の代表的なボードゲームの一つとなりそうです。



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