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  • 1人~6人
  • 60分~80分
  • 13歳~
  • 2012年~

ゾンビサイド五行思想【ごぎょうしそう】のリプレイ日記(2017年3月2日)

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約7年前

ミッション:00【チュートリアル】
目的:隣の建物内の目的トークン(赤バツ)の獲得

「ビビってじっとしてても始まらないぜ!」

ジョシュはそう言うとキッチンからダイニングへ移動し部屋の中を物色し始めた。
「見ろよ!こいつなんか奴らのどたまかち割るのにちょうど良いんじゃないか!」

そう言って部屋の片隅に立てかけてあったバールを握るとブンブンと振り回し始めた。

「ジョシュの言うとおりね。私も早くこんな所抜け出して早くシャワーを浴びたいわ・・・」

エイミーもジョシュの後を追うようにダイニングに向かい部屋の中を漁り始めた。

「ねぇ見て見て!すっごくクールなの見つけちゃった!」


エイミーがソファーの下から引っ張り出してきたのは消火活動用の斧だった。

「外回りの最中にこんな目に会うなんて・・・おや?これは・・・」

エイミーに続き、ぼやきながら部屋を物色し始めたダグが引き出しを開けると、そこには2丁の拳銃がしまってあった。

※スキル:Matching set!により追加でピストルを取得。

どうやらこの部屋の住人が護身用に所持していたものだろう。

「どうやらここの住人はガンギークみたいだな。俺と気が合いそうだぜ。」最後に現れたネッドがダグとは別の棚の中から銃身とストックを切り詰めた、いわゆるソードオフと言われるショットガンを手にニンマリしながら呟いた。

あらかた家の中の捜索が終わり、外へ繋がる最後の部屋を物色している、突然エイミーが声を潜めながら皆に注意を促した。

「しっ!静かにして!」

窓からそっと外の様子を伺うと、一体のウォーカーがズルズルと足を引きずりながらこちらに向かって来ていた。

どおやらこちらに気がついているようだ。

「他の奴らが集まってくる前にここを抜け出しちまおうぜ。俺が外に飛び出て奴の気を惹くから、おっさん二人はそのチャカで奴を撃ち殺してくれ!」

そう言うとジョシュは手にしていたバールでドアをこじ開けると外に飛び出し、ウォーカーの横をすり抜けて駆け出した。

「よっしゃ!俺に任せろ!!」

ネッドは手にしたソードオフの狙いをウォーカーに定めると引き金を引きしぼった。


凄まじい破裂音と共に跳ねあがる銃身。

放射状に広がる鉛の粒はウォーカーの頭を捉えると一撃で吹き飛ばした。

「まぁ、ざっとこんなもんよ」

打ち終えたソードオフで肩をトントンとやりながらジョシュの元へ向かうネッド。

「気持ち悪いギークかと思ったら案外やるじゃない、あのおっさん。」

「いやはや、すごい威力ですねショットガンは・・・」

今回出番の無かったエイミーとダグは頭を失ったウォーカーの横を恐る恐る進み、道の先の曲がり角まで向かった。

「うへぇーやっぱりまだいるのね・・・」

発砲音を聞きつけたのか、曲がり角の先にいたウォーカーが足を引きずりながらこちらに向かっていた。

「でもまぁ銃もありますし1体なら・・・」

大丈夫じゃないですか、とダグが言おうとしたその時、道路のマンホールからさらに2体のウォーカーが這い上がってきたのだ!

「ここは私が!」

そう叫ぶと、ダグは両手に持っている2丁のピストルをウォーカーに向けるとやたら滅多らに打ち始めた。

「あたれあたれあたれ!!」

両手のピストルのスライドが後退したまま動かなくなって、ようやく1体のウォーカーを仕留めたのだった。

「はっ、早く新しい弾を入れないと!」

徐々に距離を詰めるウォーカーに焦りながらもようやくマグチェンジを終え、再度射撃を開始するダグ。

結局3体のウォーカーを倒すのマグチェンジ2回、合計6本分のマガジンを消費する羽目となった。


「おいおい、ずいぶん派手にやったみたいだけど大丈夫かおっさん?」

ジョシュは肩で息をするダグに軽口をかけながら隣の建物のドアの前へとやってきた。

「まぁ、初めての銃撃にしちゃ良くやったほうじゃないか。」

「えらそうに、ギーク野郎が。」

ネッドもエイミーもジョシュの元にやってきてドアの様子を眺めている。

ダグは先ほどの銃撃の興奮からまだ冷めていないようで、膝に両手をついて肩で大きく息をしていた。

「やっぱり感付きやがったか・・・」

あれだけ派手に銃撃をすれば当然の結果だろう。

建物の角の向こうから新たに一体のウォーカーがやってきた。

「ちっ、時間がねぇな・・・。おい!ギーク野郎。さっきと一緒で俺がこのドア時々開けるから、中にゾンビ野郎がいたら、てめえのその銃で打ち殺せ!」

そう言うとジョシュはバールでドアをこじ開けた。

案の定、建物の中はゾンビに占領されており、ドアの向こうには2体のウォーカーがこちらを睨んでいた。

その奥の部屋にもまだゾンビはいるようだ。

「本当、ついてないわね・・・」

エイミーが呟いたその時、先ほどウォーカーが這い上がってきたマンホールから、さらに2体のウォーカーが這い上がってきた!

「うぉ!」

慌てたジョシュがバールを振り回すも、虚しく空を切る。

「やだ!こっちこないで!!」

逆にエイミーの振り回した斧は的確にウォーカーを捉え、2体共に葬り去ったのだ。

「みなさん!大丈夫ですか!?」

ようやく復活したダグは角の向こうからやってきたウォーカーに向かって射撃を開始する。

しかしながら全く当たらない。

全弾打ち終えたマガジンを抜き、新たなマガジンを差し込むと再度射撃を開始。

さすがにこれだけ撃てば慣れてくるのか、弾は面白いように当たり、ウォーカーをボロ切れのようにズタズタにしてやったのだ。

「部屋の中は俺に任せな!」

ネッドはソードオフを室内に突っ込むと引き金を引きしぼり、2体まとめて始末した。

「キリがねいですね・・・銃を持ってる二人でごり押ししますか」

先ほど銃撃で気を良くしたのか、ダグはそう言うと2丁のピストルを室内に向け打ち始めた。

1マガジン分を打ち切る頃には目の前の部屋の中のウォーカーを撃ち殺し、部屋に踏み入るとこなれた様子でマガジンを交換し、さらに隣の部屋のウォーカーを撃ち殺した。

「おいおい、おっさんばかり良いところ持ってくなよ!」

ネッドはそう言うと、ダグとは別の部屋のウォーカーに向けてソードオフをぶっ放した。

「どうやら、この家のゾンビは全部やっつけたみたいね・・・」

家の中を一通り見て回ったエイミーは最後のシャワールームに入ると血で汚れたバスタブを見て嫌そうな顔をした。


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仙人
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