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  • 1人~4人
  • 60分~135分
  • 14歳~
  • 2016年~
926名
4名
0
4年以上前

ラセルダ氏の最初期の作品であるヴィニョスの2016年のリメイク。BGGでは4.1という重量級である。ただ、氏の代表的な作品のなかでは非常にオーソドックスな作りというか、見通しの良さが印象的である。

内容は、ポルトガル語でワインを表すヴィニョスの名の通り、同国のブドウ農場を経営してワインの生産、売却、コンテスト出品などを行うもので、基本的なメカニクスはワーカープレースメント、拡大生産と経営要素となる。

いまではワイナリーの四季がブドウ農場経営ゲームでは有名である。ワイナリーがカードドラフトを主体としたワカプレで、ワインの生産過程の描写がメインであるのに対し、ヴィニョスは需要と価値のあるワインを如何に売り捌くかという経営にも重点が置かれている。インタラクションはそこそこであるが、運の絡む割合は低い。

ヴィニョスDXは、ルールをやや簡略化した2016ルールと、オリジナルヴィニョスを調整した2010ルールの両方でプレイできる。

2016ルールでは、きつめだったリソース管理や、品評会周りの要素がうまく調整され、かなりプレイしやすくなっている。勿論、なかには少し複雑なオリジナルルールの方を推すプレイヤーもいるわけだが、本作品では状況や気分によりどちらも選べることが嬉しい。

近年のラセルダゲームと異なり、各アクションの目的が一目瞭然であり、ワイン造り、品評、売却というテーマがよくシステムとマッチしている。テーマ性の強さはラセルダ氏の特徴であるが、ヴィニョスのストレートさはこの作品ならではといえる。BGGでの4強という重さに見合った要素の多さはあるが、一般的に我々が想像するワイン生産経営の概念の範疇でゲームが進行するため、それ程苦にはならないのである。


最近ではエスケーププランの日本語訳付きに続き、オンマーズ、ギャラリストの日本語版、そしてこのヴィニョスDXも日本語訳付きが日本の代理店から発売予定となっている。基本的にこれらの作品はアイコン化により言語依存はほぼなく、かつBGGでは有志の方の訳が公開されていた。現在でも海外のショップから入手しやすいものもあれば、入手難(割高)のものもあるが、ユーザーが納得出来る形でリリースされ、多くの方にプレイされる機会が訪れることを望みたい。

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塔
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山本 右近
maro
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