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ヴィニョスVinhos

レーティングの登録/分布

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近年、リスボア、オンマーズ、アートギャラリーなどでBGG高得点を叩き出しているラセルダ氏の2010年の作品。

前2者と比較するとプレイし易く、また、2016年にはDXエディションも発売されてさらに間口が拡がり、重量級ゲームの経験が少ない方にもアピールできるようになりました。

個人的にはテーマとゲーム性の関係が秀逸で、非常に楽しくプレイできる作品に仕上がっていると思います。


内容は、ブドウ農場を経営してワインの生産、売却、コンテスト出品などを行うもので、

基本的なメカニクスはワーカープレースメント、拡大生産と経営要素となります。


感想的特徴をかきます。


〇基本的には、ブドウ農園を購入しワインを生産。そのワインを売却(収入)、輸出(勝利点)、 コンテストに出品(勝利点)する流れです。
 様々な方法でワインの品質を高めたり、付加価値をつけて経営を行っていきます。

〇ワーカープレースはロケーションムーブで行われ、基本的にやりたい行動をとることができます。
 ここはやや緩めです。理不尽にアクションが制限されることなく、精神衛生上好ましいです。

〇アクションには現金が必要となるものが多く、この現金がかつかつです。
 現金の他に、預金の概念があり、収入は預金に入るのにこれを降ろすには1アクション要します。

〇手番は2手番×6ラウンドのみです。足りないです。ボーナスアクションもありますが、計画的に効率よく行動することが求められます。

〇いくつかの要素では他人の行動を先取りすることで優位を得ることができます。
 直接的な妨害もわずかに存在します。軽~中程度のインタラクションがあります(個人的感想です)。

〇タイルの並びに軽いランダム要素がありますが、情報は大部分が公開されており、運要素は低めです。

〇プレイ人数は少ないと緩くなります。


全体的に奇をてらった要素はなく、非常にオーソドックスなワーカープレースメント+経営ゲームといえます。BGGでは4.2くらいの重さとなっていますが、個人的にはもっと軽く感じます。
確かに要素は少し多めですが、テーマがわかりやすく、その内容もイメージ通りです。
そのため比較的スムースなプレイ感を生んでいると思われます。

冒頭で紹介したヴィニョスDXの方は、ルールをやや簡略化した2016ルールと、この版のものを調整した2010ルールの両方でプレイできます。システム的にブドウ園の種類が1つ増えていたり、農家の概念が追加されていたりという違いもあります。

DX2016ルールをプレイした感想としては、若干冗長だった要素をそぎおとしながら良い部分は失われておらず、うまくチューニングしてあると思いました。特に現金問題は緩和されており、よりワイン作りに集中できます。やや複雑だった品評会周りの見通しも良くなっています。

DX2010については、ブドウ園、農家以外にも(本版に対し)若干ルール の変更がありますが、プレイ感はそれほど変わらないかな、という感じです(ブドウ園が追加されたのはどうにもなりませんが、それ以外の相違については本版でもハウスルールとして対応可能な範囲内です)。

まあ、自分的には2010年ルールの方が好みですが、いずれにしても現在購入するのであればDX版ということになるでしょう。国内流通はほぼありませんが、ゲーム自体に言語依存はなく、chaos氏の素晴らしい和訳も公開されているため、問題なく楽しむことができます。


総括ですが、個人的にはかなり好きな作品です。素直に、面白い!といえます。テーマに対してここまでイメージ通りなのはまさにツボにはいってますし、ランダム性が少なく相手の行動を読みながら自分の計画をたてる必要があるのも好印象です。それでいて、過度に複雑化することなく各要素がうまく結びついています。

ゲーマーズゲームであることに変わりはありませんが、2016年ルールであればより多くの人に訴えるられる内容になっています。ラセルダ氏の入門として、また、経営ワーカープレースメントの名作として、いろいろな方にプレイしていただきたいと思います。


評価8/10  重さ7/10

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  1. 投稿者:maro
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テーマ/フレーバー
作品データ
タイトルヴィニョス
原題・英題表記Vinhos
参加人数2人~4人
プレイ時間60分~135分
対象年齢12歳から
発売時期2010年~
参考価格未登録
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「ワインゲーム豊作の年の一角」What’syourgame?社が出版したラセルダ作の「ヴィニョス」。2010年には、ワインに関するゲームが2つリリースされた。これはそのうちの1つ(もう一つはエッガートシュピーレが出版した「グランクリュ」)。どちらの作品も、デザイナーの気合い...
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