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  • 1人~4人
  • 5分~10分
  • 2025年~

ヴェイルトレースじむやさんのレビュー

314名
13名
0
22日前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

クルーバージュやブロコポリスの「TAKOASHI GAMES」さんによるカード配置ゲーム。1人~4人まで遊べます。プレイヤーは犯罪を追う刑事として、カードを配置して捜査を進め、凶悪犯罪の証拠(=VP)を集めていきます。中には特定の情報や監視映像がないと確定できない証拠があったり、凶悪犯に迫るには多くの情報を集める必要があったり、一筋縄ではいかないパズルゲームでした。ソロプレイのみですがご紹介します。


概 要

1人8枚の手札をスタートカードにある犯行現場(※説明書ではスタート地点との記載)から伸びる赤線=捜査線に繋がるようにカードを配置し捜査図を作り、そこから繋がる証拠を集め、より多くの勝利点を稼ぐゲームになります。

ゲームは①証拠カード配置②調査の2つのフェイズで行われます。

①証拠カードの配置

スタートカードは以下のように共通です。上部に凶悪犯、下部にスタート地点となる犯行現場が2つ示されています。全部で4枚あり、右下の数字だけ違います。これはソロの時に使用します。

※凶悪犯のアイコンにあるような南京錠は青と黄色の2種類あり、赤線の上や特定アイコンの上に存在します。これがあると捜査線を辿ることができなくなるため、道中獲得する「監視映像」や「情報屋」から得られるトークンを使用する必要があります。

セットアップはこんな感じ。中央にスタートカード、手元に8枚の証拠カードの山を持ちます。ソロでも自分の場を構築するので変わりはありません。黄色と青のトークンをすぐ取れる位置に置いて準備完了。

ソロの場合はもう1つ。使っていないスタートカードを1枚準備します。この右下の数字がクリアすべき目標点になります。また、複数人だと「情報交換」という手札交換アクションがあるんですが、それを行う用にもう1セット8枚の山札を準備します。

【今回は16点が目標。(1)というのは、witというアイコンの数で、この数以上witを獲得すると追加で4勝利点を獲得できます】

ゲームは1枚ずつ山札から引いて、場に配置していきます。配置ルールは「凶悪犯を覆うことはできない」「最初のスタート地点はどちらか残し・線を繋げる」「カードは上下逆さでも配置可能」「最低1つのアイコンを覆う。全て覆うのも可」「配置カードの赤線はスタートカードから伸びる赤線につながっていなくてもいい」というもの。

【配置例:右のスタートアイコンから赤線が「監視映像」に繋がったので、後で黄トークンが獲得可能。ただ、その左の「ごろつき」は青南京錠なので、このままだと「情報屋」の青トークンが必要。次のカードで重ねて消すことも可能】

情報交換アクション:複数人なら宣言して乗ってきた人と交換(拒否もある)。ソロは不要のカードをもう1つの山の底に置き、山の上から1枚引きます。1度のカードプレイで1回のみ使用可能。

そうして、8枚全部配置したらフェイズ終了です。


②調査

まずは配置済みカードの「監視映像」「情報屋」のアイコン上のマスに対応するトークンを置きます。

【※上の例からは続いていない別ゲームです】

次に、赤い走査線をたどり、「情報屋」「監視映像」マスに到達したら、トークンを獲得します。これで線やアイコンの上にある同色の南京錠を開けて先に進むことができます。使う際には南京錠の上に配置します。

【赤い矢印:トークン無しでつながる線。青・黄の矢印はそれぞれのトークンを使用して進む線】

そうして、全てのルートを確認し、証拠の数をカウントします。witは獲得数を数え、目標値を超えていたら得点を得ます。その合算が最も高い、ソロの場合は目標点を超えていたら勝利です。

【今回の得点:凶悪犯5点、指紋(2点)×4つ=8点、薬莢(1点)の14点。目標点16に届かず敗北】


感 想

好きなところ気になるところは以下のとおり。

テーマ:捜査図そのものがゲームに落とし込まれているのがシステムとがっちりハマっていて秀逸だと思います。

ゲーム性:私が下手というのは置いておいて、難しい。たった8枚カードを配置するだけなのになんでしょうねこの歯ごたえ。他作品(クルーバージュほか)も難しかったですが、これはまた一段と難しい。だからこそ上手くいったときは本当嬉しい(負け続け)。カードは上下反転可能、交換も毎手番やろうと思えばできる、凶悪犯を追い詰めるには情報屋2つは確定で必要…と全てが連動しています。捜査カード上のごろつき(青南京錠)や偽装アリバイ(黄南京錠)はなるべく潰したいけれど、そうするとトークンもつぶれてしまう・・・というジレンマ。またカード内の配置がイヤらしい。相当調整されたのではないでしょうか。

アートワーク:犯罪捜査テーマということで、終了時の盤面がドラマなんかでホワイトボードにある捜査図になるわけで、素晴らしいですね。

サイズ感:TCGサイズのカードがスリーブ付きで収まる内径の箱です。コンパクト。ソフトスリーブだったらつけても蓋は閉まります(モビロンバンドはあった方がいいけど)

【ソフトスリーブでこのくらいの浮き加減】


得点計算:ちょっとだけ煩雑。実際やるときは別色のトークンとかを準備して、獲得できたアイコンに置くと計算しやすい(上の写真参照)。


ということで、1ゲーム10分程度とありますが、がっつり悩むいいゲームでした。こちらのTAKOASHI GAMESさんはルーナティックチャンバーズ以降ソロ可能なら所謂作者買いをさせてもらっていますが、毎回クオリティが高くて満足。難易度高いパズルゲームがお好みの方、ソロ勢の方も含めて是非遊んでみてください。おすすめです。

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ナイス!
しのじゅんぴょん
touring123
リーゼンドルフ
ぼーぐ
山彦
午後くま
Giantroach
18toya
ヴェイルトレース
ヴェイルトレースの通販
刑事となって凶悪犯を追い詰めろ!
この商品はお1人様1つまでの購入とさせていただいております。
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥3,300(税込)
じむや
じむや
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