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  • 2人~6人
  • 120分~240分
  • 12歳~
  • 2005年~

ルーンバウンド(第二版)Bluebearさんのレビュー

901名
1名
0
6年以上前

今ではルールの異なる第3版が発売されてしまいましたが、この第2版は最大6名プレイに対応できるのためそれこそよくやりました!(なぜか第3版は4人までなんですよ)

このゲームを体験すると、ドイツ系のゲームと、アメリカ系のゲームの違いがよく分かります。

ドイツは、ルールも洗練され、無駄を削ぎ落としたシンプルさの中に、考える要素を盛り込み、脳みそ振り絞って勝負するようなゲーム性がありますが、

対してアメリカ系のゲームでは、特徴的なルールは無く、代わりに膨大なカードとか、そこに盛り込まれている情報量の多さ!あまりの膨大さで、変なカードやルールの一つや二つは全体に埋もれて目立たないくらい、という作品が多い印象。(おかげで、バランスが崩れる事もしばしば…笑)

このゲームも無駄を削ぎ落とす事より、逆にこれでもかってくらい情報を詰め込むことで、明らかにテーマの再現性を優先してあります。

そのために手間と時間がかかるのを良しとするかどうかで評価が分かれるでしょう。

このゲーム自体は何を再現しているかというと、要するにドラクエなどのファンタジーRPGの王道キャンペーンとなる物語を1日で全部やってしまおう!という事なのですよ!

RPGだと(TVやテーブルトークに限らず)長いフルキャンペーンを全部クリアするのに何日も、何ヵ月もかかるりますよね。

でもこれならたった1日ですよ!

プレイヤーは自分の操るヒーローを一人持ち、広大なファンタジー世界のマップ上を旅して、街や遺跡など、様々な場所を訪れます。

そこでいろんな冒険を繰り広げていくのですが、何と何と!本当なら一つのイベントとして語られるべきエピソードが『カード1枚』で判定されるのです。(連続ドラマなら、これが1話ぶん…といった感覚、と言えば分かりやすいかも)

何に出会って、行動選択や判定をして、その結果どうなったのかがカードで細かく語られ、能力や運の判定などは、ほとんどまとめて1回!という豪快さ。

これを繰り返して物語を進めていきます。

経験値を貯めてレベルアップすればどんどん能力が上がります!
お金も稼いで街へ行き、強いアイテムも買いましょう!(大量のアイテムカードがあります!)
街には冒険を手伝ってくれる仲間も待っています!

これがRPGと全く同じで、実に楽しい。

割り切ってのめり込んでいくと、まさに連続ドラマを見ているようです。

これを多人数やるわけですね。
楽しくないはずが無い!

「お前そっちに行くなら、俺はこっちに行くぜ!」
「いやいや、俺の分のクエスト残しといてくれよ」
「くそおっ、経験値がまだ2足りないぞ。完全に出遅れた!さっきの治療費が痛い」

「あ〜〜そのアイテム、私が買おうと思ってたのに!」
「わはは、早い者勝ちなんだよ」
「う~、ワタシはまだお金ない。何か売ろうかなぁ…」

「おお〜出た!このザコなら俺にも倒せますよ!」
「いいなあ、またレベルアップですか?」
「私もあと2点でレベルアップできるのにー!先に取らないでー」

という感じです。

しかし、のんびり経験値稼ぎだけしていれば良いわけではなく、次々と邪悪なイベントが起こり、世界は危機にさらされていきます。

世界が滅亡する前に邪悪なドラゴンを倒すのです。

これこそファンタジー!
これこそ王道!

こういうのが好きな人は、絶対に一度体験した方がいいですよ!

でも、長丁場なので、一度やったらマジでもうお腹いっぱいです

《追記》

このゲーム、けっこう好きで、第3版が出た後も時々やる事がある。(ファンタジーTRPGが好きなメンバーが、古参・新人ともにやりたがる事が多い)

最近も6人プレイ(比較的初心者の女子を含む)をしましたが、昼過ぎ1時くらいから始めて、終わったのは夜7時半ごろ!(笑)。さすがに疲れましたが、長編大河小説を一気に読み切ったような感覚で、みんなそれぞれのキャラクターの半生に浸りきることができて、その後の食事&感想会が超盛り上がる結果となりました。(これがたまらなく楽しい)

1時間程度の軽いゲームも決して悪くはないのですが、たまにはこういう『ずっと記憶に残る超大作』を仲間とじっくり体験するのもいいですよ、という話でした。

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ボードゲームワイワイ
Bluebear
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