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  • 2人用
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 1997年~

ローゼンケーニッヒpoclabさんのレビュー

22名
1名
0
約1時間前

オセロより運があり、ストライクより実力が出る。親子で楽しめる2人用陣取りゲーム。


娘は『宝石の煌めき』『ラミィキューブ』『アズール』など、ルールは比較的分かりやすいけれど、考えた結果が盤面に表れるゲームが好きです。オセロも好きなのですが、完全に実力だけで決まるゲームより、少し運の要素が入っている方が楽しめるようです。

そんな娘が気に入った2人用ゲームが、『ローゼンケーニッヒ』です。色々なボードゲームを遊んでいますが、10点満点の10点のゲームが出たのが久々なのでレビューします。

プレイヤーは赤薔薇と白薔薇の陣営に分かれ、方向と距離が描かれたカードを使って、共通の王冠コマを動かします。そして、移動した先に自分の紋章コマを置き、領土を広げていきます。領土は縦横につながった数の二乗が得点になるため、コマをただ多く置くだけではなく、大きな領土としてつなげることが重要です。


1.運と実力のバランスが絶妙

ローゼンケーニッヒの一番の魅力は、運と実力のバランスが良いということです。

王冠コマをどこへ動かせるかは、手元の進軍カードによって決まります。そのため、オセロのようにすべての手を自由に選べるわけではありません。欲しい方向のカードを引けるかどうかという運もあります。

一方で、引いたカードをどの順番で使うか、王冠をどこへ移動させるか、領土をどのようにつなげるかはプレイヤーの判断です。相手の進軍カードも公開されているため、「相手は次にどこへ動きたいのか」を予測することもできます。

ダイスの結果に大きく左右される『ストライク』や『フリップ7』などの運ゲーよりも、明らかに実力差が出ます。しかし、オセロや囲碁のような完全情報ゲームほど経験者が一方的に勝ち続けるわけでもありません。

オセロよりは運があり、ストライクよりは実力が出る。

この中間にあるバランスが、親子で遊ぶのにちょうどよいと感じています。


2.領土をつなげる楽しさがある

このゲームでは、自分のコマをたくさん置けばよいわけではありません。

例えば、コマが1個ずつ離れていれば、それぞれ1点にしかなりません。しかし、8個のコマがひとつながりになれば、8×8で64点になります。小さな領土をいくつも作るより、大きな領土を一つ作った方が圧倒的に高得点になります。

そのため、

「こちらの領土とこちらをつなげたい」

「相手の領土がつながる前に間へ入りたい」

「今は小さな領土でも、最後に合流させたい」

といったことを考えながら進めます。

自分のコマが盤面上で少しずつつながり、大きな領土になっていく感覚は、『アズール』や『宝石の煌めき』で自分の盤面を作っていく楽しさにも少し似ています。娘がこのゲームを好きなのも、自分の考えた結果が盤面にはっきり残るからだと思います。


3.相手との駆け引きが楽しい

ローゼンケーニッヒは、自分の領土だけを見ていても勝てません。

王冠コマは2人で共通して使うため、自分が動かした場所から、次は相手が王冠を動かします。そのため、自分にとって得になる場所へ進むだけでなく、相手にとって動きにくい場所へ王冠を置くことも重要です。

「ここへ動けば自分の領土をつなげられる。でも、次に相手が大きな領土を作ってしまう」

「相手が使いたそうな方向のカードを見て、王冠をボードの端へ移動させる」

といった読み合いが発生します。

さらに、限られた騎士カードを使えば、相手の紋章コマを自分の色に変えることができます。騎士カードは1人4枚しかないため、いつ使うかが大きな勝負どころです。

大きな領土の中央を奪って分断したり、逆に自分の二つの領土を一気につなげたりすると、得点が大きく変わります。静かにカードを出しているだけなのに、盤面ではかなり激しい領土争いが起きています。終盤でも、1箇所ひっくり返ると簡単に逆転されるので気が抜けないことも多いです。


デメリット

完全に実力だけで勝負したい人にとっては、このカード運がもどかしく感じられるかもしれません。反対に、実力差を少し和らげてくれる要素でもあるため、わが家では親子で遊びやすくなる長所になっています。そういう方は、オセロ、囲碁、将棋、ノッカノッカ、コリドールなどがおすすめです。


まとめ

ローゼンケーニッヒは、シンプルなルールの中に、

  • カードを引く運
  • 領土をつなげる計画性
  • 相手の手札を読む駆け引き
  • 最後まで気が抜けない騎士カードを使った逆転劇

が詰まった2人用の陣取りゲームです。


運だけでは勝てませんが、実力だけですべてが決まるわけでもありません。そのため、オセロのようなゲームが好きだけれど、少し運の要素も欲しいという人には特に合うと思います。

娘と遊んでいても、毎回違った盤面になり、最後までどちらが勝つか分かりません。

『宝石の煌めき』『ラミィキューブ』『アズール』など、考えたことが盤面に表れるゲームが好きな子供と、親子でじっくり遊ぶゲームを探している人におすすめしたい作品です。

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1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥3,850(税込)
大賢者
poclab
poclab
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