- 2人~5人
- 40分~100分
- 10歳~
- 2022年~
姫と騎士motimanさんのレビュー
限られた手番で何をするかの取捨選択が大切
世界観/ゲーム概要
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プレイヤーは「イタリア公国」内の、とある貴族家の「姫」と「騎士」を操作する。
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来たる大公選に向け、政策を進めて国を発展させ、自らの貴族家の評価を上げるために奔走する。
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様々な思惑によって、各貴族家の姫と騎士の心は離れた状態となっている。その心が愛の力によって再び通じ合った時、姫と騎士の秘められた力が解放される。
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ゲームとしては、大きくは以下の要素で構成された嬉し悩ましの重ゲームとなります。(他に細かな要素もあり)
「能力開放」
「アクションチェイン&強化」
「手番ごとのカードドラフト」
- 「最後の巫女」「桃色飲茶娘」であったような陣取り要素はありませんが、それ以外の盤面要素(「公国ボード」によるアクション解放/選択)による睨み合いは存在します。
- 4人で1回プレイした体験(カスティリオーヌ侯爵家(ソフィア・エレナ)を使用)を元にした感想となります。
良かった点/おすすめポイント
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つるしまたつみ先生によるイラストの可愛らしさは健在。
→ しかも10キャラです。(公認)ペアです。そちらの属性が刺されば完全無敵では。
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プレイ時間が(前作と比較すると間違いなく)短いのに、重ゲーの悩ましさは存分に味わえる。
→ 手番数は固定で「12手番」となります。(一部キャラによる例外的な動きあり)
初プレイはゲーム説明を考えると長くなると思いますが、それでも1人当たり20分前後の記載通りで終わる感覚です。なのに感じる疲労感は重ゲームのそれでした。
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取れるアクションは姫3種類、騎士3種類で、ラウンド毎に常に1回ずつ実施のため、自分の手番で選択肢が増えすぎることがなく混乱が少ない。
→ プレイ時間の話にも関連しますが、自分の手札の中からプレイするアクションを選択する/かつ常に手札は3枚(これも一部キャラの例外あり)のため、自分の手番で考えることが多すぎて長考して中々ゲームが進まない、といったことはそこまで多くないと思います。
気になった点/注意ポイント
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ゲーム準備/ゲーム説明は、ちょっと注意が必要な点が多いかも。
→ コンポーネント数(特に個人のチップ系)がこれまでより更に増えている、プレイヤー人数によって使用するアクションカード山札の増減がある(使用しない一家のアクションカードは含めない)、姫と騎士で重複アクションとなった場合の処理感覚が異なる、辺りは特に注意が必要かと思います。
・姫の重複アクション:選択したアクションの「発展」「執行」を、好きな組み合わせ/順番で実行できる。
・騎士の重複アクション:選択したアクションの選択したマスの効果を2回実行する。(1回目/2回目で異なるマスを選択して実行はできない。例:馬車アクションで1回目に「同盟2」のマスを実行してから、2回目を「白の同盟都市からの支援ボーナス獲得、その後同盟1」を実行する、といったことは出来ない)
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ゲーム性は前2作とはかなり異なります。
→ これは良かった点でもありますが、前述の通りゲーム要素が前2作とはだいぶ変わっており、悩ましさの方向性も異なったものになります。なので前2作と似たようなゲーム感を求めているのであれば注意かなと思います。
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コンポーネントの「赤」と「橙色」の見分けが難しい。
→ 公式からも言及出ていますが、ここは臨機応変に対応するしかないですね。。
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キャラは10キャラですが、姫と騎士が固定組合せで決まっているので、実質5パターンの使用キャラとなります。
→ 5キャラ×5キャラで色んな組合せ/戦略が楽しめる、といったものではないです。
感想
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これまでとは構成する要素が大分異なったゲームだったため、最初はどうすればいいんだ?と疑問も多かったですが、始めてみると相変わらずの悩ましさを楽しませてくれるゲームでした。
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今までは、キャラ固有の能力を使ってどう立ち回るかといった感覚でしたが、今回はキャラ固有の能力をそもそも発揮出来るかどうかの立ち回り(親愛度上げ)が肝で、そことアクションの組合せで、何を諦めて何を実行するかの取捨選択の悩ましさが楽しめるかどうかで評価が分かれそうだなーと思いました。(個人的には大好物です)
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ゲーム体験的には重ゲーム相当でしたが、プレイ時間がこれまでより短めに収まるというのがありがたく、「最後の巫女」「桃色飲茶娘」とは違うタイミングで遊ぶ選択肢に入ってきそうというのは嬉しいですね。
- 色んな貴族家を使ってみたり、色んな行動パターンを試してみたいので、これからも引き続き遊んでいきたいと思います。
- 100興味あり
- 160経験あり
- 62お気に入り
- 151持ってる
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