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  • 2人用
  • 60分前後
  • 12歳~
  • 2023年~

最後の巫女 DUELmotimanさんのレビュー

720名
5名
0
1年以上前

2人用「最後の巫女」として楽しみたかったものがここに

世界観/ゲーム概要

  • 世界観は「最後の巫女」から引き続き、未だ穢れの脅威が残っている世界です。
  • ゲームとしては、「最後の巫女」と同様の「陣取り(移動管理)」「リソースマネジメント」「アクション(キャラごとの特色あり)」があるのに加え、今回の2人用の変化による「デッキ構築」「ハンド(手札)マネジメント」「マジョリティ争い」も加わりました。要素だけ考えるとむしろ元より増えてるのでは

「表面(最後の巫女盤)」裏面(桃源郷盤)」で2回遊んだ、かつ「最後の巫女」を遊んだことのあるプレイヤーの体験を元にしたレビューです。


最後の巫女との違い

最初に「最後の巫女」と「最後の巫女 DUEL」で変わった要素に関する感想。

  • 「デッキ構築」:程良いランダム要素と先を見据えた能力強化が必要となった。
    ⇒ 原版では選択したアクションの強さで行動順が決まるシステムで、プレイヤー間の相互干渉による悩ましさがありましたが、それを個別のデッキ構築に寄せることで方向性は違えど悩ましさは十分にある作りに。

  • 「陣取り/マジョリティ争い」:今回はタイマンの勝負となり、要素ごとのマジョリティ争いが勝利に直結することになりより熾烈に。

良かった点/おすすめポイント

  • キャラごとの特徴を生かした立ち回りやコンボを考えることができる、「最後の巫女」らしい楽しみ方は健在。
    ⇒ 引き続き説明書にキャラ毎のおススメの動き方が書いてあるのは非常にありがたい。

  • 根幹のシステムは「最後の巫女」から変わっていないため、使い分けしやすい。
    ⇒ 2人ならこっち、3人以上なら「最後の巫女」と、楽しみ方の幅が増えたのが良かった。

  • 明確なゲーム終了トリガーがあるため、(最後の巫女に比べると)長時間化しづらく、それでも悩ましさは重ゲーと同様の感覚。
    ⇒ 慣れてないのも含めてかもしれませんが、感覚的には「最後の巫女」をやったのと同様のゲーム体験/感覚でした。それでも長くても1~2時間程度(慣れればもう少し早くなりそう)に収まるのは再戦もしやすくて良いですね。 

気になった点/注意ポイント

  • 初期準備、及び再構築時の準備に多少時間がかかる(穢れやカード)
    ⇒ 「最後の巫女」に比べると減少はしていますが、穢れ準備などの大変さはそのままですね。システムを変えていない以上予想の範囲ではありますが。
    あとゲームシステム上再構築が近いタイミングで連続で引かれるとその都度作業が必要」なので、そこもちょっと慌ただしいですね。「啓示カード」のスライドや「奉納カード」の補充などは特に忘れやすいのでご注意。

  • 「憑依状態」の重要度がかなり上がった。(遊びこみ次第で認識が変わる可能性あり)
    ⇒ 通常状態だと常に3枚の手札でやりくりする必要があるものの、「デッキ構築」要素によりカード引きによっては動けない状態が割と発生するため、「カード4枚(バリアントだと5枚)、アクション合計2回」が可能となる「憑依状態」は本当に強力です。
    ⇒ かつ手札の引きが増えるということはその分山札の消化スピードも速くなり、ゲーム終了までの猶予も早くなります。そのため自分だけが「憑依状態」になっていないと、アクション数や盤面/デッキ構築にかなりの差が付く可能性があります。

  • 予想以上にゲーム終了トリガは早めに引かれる
    ⇒ これは「最後の巫女」をプレイしているとより感じるんですが、出来る限り強化していこうと気持ち長めに考えていると、大体先に「啓示カード」が無くなって終わります。それぐらいのスピード感のため、強い動きを想定してそれに向かって走りきるぐらいの方が良いかもしれません。(憑依状態と組み合わせればそれでも割とやりたいことはやり切れる)

  • 「デッキ構築」によるランダム性はどうしても発生する
    ⇒ 先述の通り、通常は3枚引きのため、ある程度デッキを強化してもアクションが手札にある程度左右される可能性はある点は、注意が必要かもです。(「最後の巫女」はアクション含めほぼ公開された状態で遊ぶことのできるゲームだったため、そこと比較すると苦手な人は苦手かも)

感想

  • 個人的に「最後の巫女」を2人戦でやる機会は多く、楽しいけど2キャラ同時プレイは大変だなーと思っていたので、この「デュエル」独立拡張は楽しみにしておりました。
  • 「最後の巫女」と同じ所と、変わった所の両方がそれぞれ面白い要素となっている反面、変更された要素によりちょっとこれは苦手だなと感じる人はいるかもしれないなーと思いました。

  • 「最後の巫女」というゲーム体験が好きで2人でも遊びたい人、デッキ構築による楽しみ/カード引きによる運要素も含めて楽しめる人にはおススメです。
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