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  • 2人~4人
  • 45分前後
  • 8歳~
  • 2013年~

パンデミック:新たなる試練弥七さんのレビュー

268名
0名
0
約6年前

世界中に蔓延する4つの病から人々を救うべく結成された特別プロジェクトチーム。
人類最後の希望である精鋭の一員として他のプレイヤーと協力し、世界の都市を飛びまわり各地の病人を治療しつつ、4つの病の治療薬を完成させるのがこのゲームの最終目標です。
病の流行のスピードがとても速い上に、それが4つもあるのでプレイヤー同士の協力が必須です。
ゲームの勝敗はプレイヤー全員の勝利か、全員の敗北のたった2つ。
プレイヤー全員でこのゲームに打ち勝つことを目指す協力型ゲームです。


ゲームのクリアは4つの治療薬を完成させること。
ただし時間の猶予は一切ありません。
アウトブレイクと呼ばれる一つの都市の病人の数が限度を超えるほど発生した状態になると、周囲の都市全てに病人が一気に増えます。
このアウトブレイクが規定回数起こると人類滅亡、ゲームオーバーとなります。
他にも世界全体で病人の数が増えすぎた場合や、プレイヤーの手番が一定回数以上に達した場合もゲームオーバーとなってしまいます。

各プレイヤーは自分の手番になると、移動・治療・基地の建設・治療薬の作成・知識の共有のアクションを4回行えます(同じアクションを複数回行ってもよい)。
一人のプレイヤーが4回分のアクションを終えたら、アクションを行っていた分の時間の経過としてカードを引いて新たな病人をランダムで都市に追加していきます。
クリアの条件である治療薬の作成には「都市カード」が必須なのですが、都市カードは移動を行う際にとても便利なので病人の治療のために遠方へ一気に移動することに使うか、それとも治療薬の材料として温存しておくかというジレンマに捕らわれます。
その上治療薬の作成にはまとまった数を一気に使わなくてはならないためカード所持数の上限の関係上、泣く泣く別の治療薬作成に必要な都市カード廃棄せざるを得なくなります。(この廃棄のせいでクリアが絶望的になることも)

しかし、人類の最後の砦であるプレイヤーたちは各自特別な能力を持っていて、これらの能力を活かしつつ連携して行動することでクリアへの希望を見出すことができます。

ゲーム中プレイヤー同士で相談を行うことはいつでも可能です。
各自意見を出し合い、分担してベストと思われる行動をとって世界から病を駆逐しましょう。


2人プレイで6回ほどプレイしました。
最もやさしい難度でやっと1回クリアできましたが、このときもあと1手遅れるとゲームオーバーという奇跡的な勝利でした。
トライ&エラーを繰り返し、最善と思える策をお互いに出し合いついにつかんだ勝利だったので達成感とチームで大きいことをやり遂げたという感覚はちょっと他のゲームにはない喜びでした。

ボードには世界地図と共に都市の名前が書かれています。
各都市に病人が溢れているために基本的に各プレイヤーは離れて行動します。
1手ごとに大きく状況が変わるので、常時お互いの行動の予定を確認しながらの会話となるため、
「俺、カイロに飛んで中東からヨーロッパ入りするわ」「OK じゃあ北米と南米は任せてくれ。パリで会おう」
なんて世界をまたにかけて戦ってる感がプレイ中はすごく出ます。
特になりきってやってるつもりがなくても、相談したり行動を互いに口に出して行うことで没入感を高めてくれていることがゲームクリアの達成感の大きさに一役買っているのかもしれません。

感染カードという病人を増やすカードの引き運によってはどうしても対処できない展開になる回もあります。
決してクリア難易度は低いといえませんし、ゲーム自体の進行も初心者同士がやると大変だと思います。
自分の手番に何ができるかというのはすぐに理解できるとは思いますが、感染カードの処理とかエピデミックカードの処理なんかの進行は経験者もしくはゲーム自体に慣れた人ががいないとスムーズに進まないかもしれません。
ただこの試行錯誤は初心者のうちだからこそできるこのゲームの楽しさだと思うので、経験者と初心者がいっしょにやるときは経験者はサポートに徹するほうがこのゲームのファンを増やせると思います。

たとえ引きに振りまわされてうまくいかなくてもどうにかして1回はクリアするまで挑戦しつづけたくなるくらいの魅力のある協力ゲームだと思います。

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仙人
弥七
弥七
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