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  • 2人~4人
  • 45分~60分
  • 12歳~
  • 2017年~
612名
1名
0
5年以上前

ギリシャの都市国家を9ラウンド終わるまでにどれだけ成長させられるかを競うゲームです。

ルールは後述しますが、取り急ぎ初プレイの感想としては選択肢が豊富なのに何をすればいいのかが初プレイの人でもわかるように工夫されているところがいいですね。

まず各プレイヤーごとに担当する都市国家の特性がはっきりと違っているため、自分は○○のパラメーターを伸ばしていけばいいんだなというような長期的な方向性が自然と定まります。

そして各ラウンドの最初に提示されるイベントによってこのラウンドが終わるまでに最低限これをこなしておこうという今何をするべきかという短期的な予定も決まります。

まっさらな所に何を作るか考えただけでワクワクする一方で、何からやればいいのかわからない不安をうまくゲームシステムで誘導してくれるのは初プレイの方も楽しめるデザインだと思います。


以下、簡易ですがルール説明です。

ただ一度やらせてもらっただけのため、このゲーム特有の用語はあやふやなので申し訳ないですが一部一般的な用語に置き換えさせていただきます。


自分の担当する都市国家を選んだら政治カードというもののドラフトを行います。

各自5枚配られたものの中から好きなものを1枚選び、残りを隣のプレーヤーに渡して自分も反対側の隣のプレーヤーから受けとります。

これを繰り返して初期手札として政治カード5枚持ってスタートします。

政治カードは様々な効果を持っているのでここで紹介しきれませんが、大まかに即時効果があるもの、ゲーム中に永続効果があるもの、ゲーム終了時の得点計算で勝利点を加算するものがあります。

カードを使うにはアクションを行うフェイズで各カードごとに必要な前提条件をクリアした上でコストを支払い使用します。(一部はノーコストのものもあり)

ここまでが事前準備です。

全部で9ラウンドあり、各ラウンドは以下のような流れで進みます。

まずこのラウンドでのイベントの予告。

イベントの結果、何が起こるのかというとリソースが増えたり減ったり、対象も全員から条件にあてはまる人のみなど。

イベント自体はラウンドの一番最後に起こるので、いいものならイベント対象になるように動いたりイベントの結果を見越してリソースをラウンド中に使いきったりと、このラウンドの行動を考える一つの指針にしてもいいと思います。

そのあとは税収に応じて各プレーヤーにお金の収入があります。

次に全員がダイスを二つふって行うアクションを二つ選択します。

出目が大きければ大きいほど行えるアクションの選択肢は増えますが、小さい出目でも市民というリソースを消費することで出目以上のアクションも選べます。

続いてアクションの処理です。

必要出目の小さいアクションから一斉に処理していきます。

先着順で獲得できるものがある一部アクション以外は特にプレイヤーの順はありません。

アクションによってリソースの獲得や、政治カードの使用、特性の強化を行います。

また対価を払って知識トークンと呼ばれる上記の都市の特性の強化や政治カードを使用する際の前提条件に必要なものもここで集めます。

全員のアクションの処理を終えると次は各自の都市の発展を行います。

文化・経済・軍事のレベルを規定のお金を払うことで上げられます。

これらをあげることでアクションの効果や効率が上がります。

続いて最初に予告があったイベントの発動です。

1ラウンドと最終9ラウンドのみイベント内容は固定で他のラウンドはランダムでイベント内容が決まります。

先に書いたように基本はリソースの増減が発生します。

最後にマイルストーンの確認です。

マイルストーンというのはゲームの規定のパラメーターに最初に達したプレーヤーに対して行われるボーナスの授与です。

同一ラウンドでの達成以外では一度とられたマイルストーンは二番手以降に達成したプレーヤーに対してはボーナスは発生しません。

以上が各ラウンドの流れになります。

特に記述しませんでしたが、各アクションを行うと勝利点を得られるものもあり、全9ラウンド終了後の勝利点の加算と合わせて勝敗を競います。


私の初プレイはオリンピアという都市で文化に強い特性でした。

経済はほとんどあげずに都市国家の特性強化と文化の強化のタイミングを合わせていき、途中から文化アクション連打で得点を伸ばしていきました。

はじめてのわりにはわりと予定通り進められて最後のイベントの追加アクションもできたので2位でしたがまぁ満足でした。

ただ政治カードがうまく使えなかったなというのが反省点です。

さっさと「文化をするたびに兵力アップ」を出せてれば軍事に割いたリソースを他に回せたかも。

序盤はお金、中盤は知識トークン、終盤は手番が足りない感じですね。

戦争が多そうな個人的イメージの古代ギリシャがテーマなゲームですが、他人を攻撃したり足を引っ張ることもない平和な進行です。

コツコツと邪魔をされずに自分のパラメーターを上げてばーんと勝利点を叩き出すことに快感を覚える人は楽しめると思います。

また最初に記述した通り、何でもできるけど何をすべきかわかるのも私は良い点だと評価したいです。

難点は専門用語が多いので、毎ラウンド同じことをやるときに出てくるフレーズなんかはすぐに慣れても、一点ものの政治カードなんかに書かれている用語はやっぱりすぐに頭に入ってこないですね。

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winterkoninkske
仙人
弥七
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