マリポーサみはりんさんのレビュー

インストするために、先日一人二役やってテストプレイしてましたが、本日二人プレイしてきました。

2019年数々の賞を総なめにし、今年も拡張セットが発売したウイングスパンのデザイナーであるエリザベス・ハーグレーブ作の第二弾のボドゲです。

実際のオオカバマダラがメキシコから北アメリカ東部を目指す様をボードゲームに落とし込んだ作品で、女性ならではのキレイな仕上がりになっており、私の大好きなデザイナーさんです。

手番でやることはシンプルで、

・手札2枚の内、1枚のアクションカードに従ってチョウ駒を移動。

・止まったマスの花トークンを受け取る。

・隣接したところに、トウワタアイコンがあったら、世代により決められた花トークンを支払い、チョウを繁殖させる。

・アクションカードを補充する。

たったこれだけです。

保護区マスに止まったら、保護区トークンをひっくり返し、出た生活史カードまたはボーナス移動カードを受け取る。

生活史カードは、同じ色の4種類をコレクションすると、その横にランダムで置かれた能力タイルが発動する。

手番は春4回、夏5回、秋6回の計15回行い、その季節毎のランダムで決められた季節目的カードを達成しつつ、チョウ駒を移動させ、最終的に得点を競い合うゲームになります。

得点要素は、

・季節目的カードの条件達成時

・生活史カード1枚に付き1点

・能力タイル発動時

・第4世代のチョウ駒がミチョアカンに戻ってきた時

になります。

季節の変わり目には、第1世代から順にゲームから除外されていき、秋には第3世代以降しか残らない状態になります。

得点要素は限られており、いかに条件を達成しつつ、第4世代をミチョアカンに戻すかがポイントです。

ウイングスパン同様に、プレイヤー同士のインタラクションが全くないんで、個々に得点をゲットするために黙々と考えるゲームでもあります。

二人プレイの感想ですが、2回プレイしましたが、1回目は季節目的カードをミッションクリアにとらわれていたら、第4世代のチョウ駒がミチョアカンに戻れずで、得点が伸び悩みました。

その結果を受けて、第4世代をミチョアカンに戻すことに特化して、真ん中付近をうろうろしていたら、花トークンが枯渇し、なかなか思うように繁殖出来ず、結局戻ることを諦め、ミッションクリアで得点を稼いだりしたが、やはりなかなか得点が伸びず。

ミッションの内容により、戦略を考えつつ、いかに花トークンを集め、第4世代にし、ミチョアカンに戻せるかなんですが、これがどうしてなかなか出来ないのがもどかしいゲームですね。

ムズいし、結構頭使います。

全体的にみて、ボードの色が派手なんで、保護区トークンやチョウ駒が見ずらい点と、花トークンが似た色があり、見分けがちょっとしずらい点がマイナスかな？

最初は、インストと不慣れなせいもあり、1時間半くらいプレイ時間かかりましたが、2回目は1時間ちょっとでしたかね？

まぁー、人数に比例してプレイ時間がかかりますが、それプラス考える時間もそれなりにかかりますね。

総合的に、ルールも簡単で、サクッと出来る良いゲームだと思いました。