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  • 1人~4人
  • 60分~100分
  • 10歳~
  • 2020年~

クラウドエイジみはりんさんのレビュー

758名
2名
0
3年弱前

プレイ人数:1〜4人、プレイ時間:60〜100分

ケンビル

評価★★★☆☆


モンバサ、グレート・ウエスタン・トレイル、ブラックアウト香港、マラカイボでお馴染みのAlexander Pfisterさんの昨年リリースした合作です。


マラカイボが面白すぎて、彼の作品にのめり込んでて、来年早々に日本語版発売予定の今年の新作ブーンレイクも楽しみです。


【概要】

今から遡ること15年、謎に包まれた秘密結社CLOUDはありとあらゆる石油生産プラントに火を放ち、森という森を焼き払って世界を混沌へと陥れた。

その結果生じた環境災害は、この惑星全土に壊滅的とも言える影響をもたらした。


それより数年後、諸君はより良い生活環境を求めて、干上がった大地の上空を飛行船で翔ける。

都市を訪れ、飛行ドローンで資源を収集し、CLOUD兵団との戦いに赴くこととなる。


以下、「シナリオ1:導入」のソロプレイについて、記載する。


【手番】

1.産出フェイズ

①書物アイコン

→個人の飛行船ボードのラウンドトラックで、書物アイコンがアクティブか確認する。

アクティブなら、シナリオカードの書物アクションを実行する。


②産出

→産出ボードの産出レベルに対応するエネルギーを支払い、資源の水や、勝利点アイコンがあるなら、勝利点を得る。


③航行カード

→個人の山札から2枚引き、小さい数値のカードに応じたエネルギーかプロジェクトカードを得て、捨て札にする。

その上に、大きい数値のカードを重ねて、捨て札とする。


2.移動フェイズ

①飛行船の移動

→個人の航行カードの捨て札の一番上のカードの数値が移動力となる。

更に、飛行船ボードの移動力アップグレード後の移動力、プロジェクトカードが生み出す移動力、ソーラーパネルからの移動力も可能であれば、移動力として加算される。


②戦闘

→移動の終了地点である都市マスにて、CLOUD兵団と任意で戦闘する。

勝利条件は、都市マスに記載されたCLOUD兵団の戦闘力と、飛行船ボードの戦闘力アップグレードの戦闘力、プロジェクトカードが生み出す戦闘力、追加で引いた航行カードの数値の合計と比較し、CLOUD兵団の戦闘力以上であれば勝利し、報酬を得る。


③マーカーの配置

→飛行船ボードのラウンドトラックの左端のマーカーを、飛行船がいる都市マスに配置する。


3.アクションフェイズ

①ソロボードアクション

→ソロボードの左端のマーカーがあるところのアクションを実行する。


②都市ボードアクション

→都市ボードの資源収集マスか性能強化マスにドローンを配置し、配置したアクションを実行する。


【終了条件】

ソロボード上段にマーカーがなくなった状態で、飛行船ボードのラウンドトラックのマーカーが全て都市マスに配置された場合、そのラウンドで終了となる。

最後に、産出、性能強化2回実行する。


【勝利点計算】

以下を全て合計する。

・各ミッションの達成したレベルに応じた勝利点。

・飛行船アップグレードの各カテゴリで最大の勝利点。

・プレイしたプロジェクトカードの勝利点。


【勝利条件】

60勝利点以上。


【感想】

実は初回プレイでミスって、2回プレイした結果が写真の内容だったりします。

結果、47勝利点で敗北しました。


導入編ということで、シナリオ1をソロプレイしてみましたが、事前情報通り、Alexander Pfisterさんの作品にしては、プレイ感も軽く、気軽にプレイ出来るかな?という感じでした。

彼の作品はどれも、重量級かつルールが複雑で、初心者にはかなりきついボドゲが多いんですが、彼のゲームシステムにハマると、私みたいにどっぷりのめり込むくらい、魅力的な部分を秘めています。


ただ、この作品はArno Steinwenderさんが加わったことにより、かなりプレイしやすく、比較的軽めにまとめ上げられているかなと思いました。


とはいえ、要所要所に、Alexander Pfisterさんの過去の作品にあったシステムが散りばめられており、あー、あのボドゲのシステムね!!とか思いながら、プレイしました。


都市カードをスリーブに入れて、表記内容を雲で隠すという、斬新?なアイデアも組み込まれており、スリーブ派としては、都市カードに限っては、スリーブに入れられないやん!?と思ったりもしましたが、これはこれで、面白かったです。


航行カードでのデッキ構築要素もちょっとあり、Alexander Pfisterさんお得意の個人ボードの改良要素もあり、とてもよくまとまったボドゲでした。


1点だけ、リソースでわかるけど、飛行船ボードに取り付けるアップグレードタイルですが、小さなドットに従い配置ってあるけど、背景色に溶け込みすぎて、非常に見づらい点と、このタイルパズルみたいなはめ込み式で、ひっくり返したりするんで、すぐ接続部分が痛みそうです。

今回プレイしたシナリオの他に2つあったり、キャンペーンモードもあり、途中でカードが追加されたり、新しいタイルが出てきたり、メインボードを変えるレガシー要素(マラカイボと同じタイル配置だけなんで、繰り返し遊べます)もあり、リプレイ性も非常に高いボドゲです。

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