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  • 2人~5人
  • 20分前後
  • 10歳~
  • 2024年~

ホットドッグBluebearさんのレビュー

194名
6名
0
21日前

噂は聞くものの長らく入手不能だった名作が、このたびついにリゴレさんから日本語版として再販されました!バンザイ!

待ち望んでいた私たちとしては速攻で入手し、仲間内でプレイとなりましたが、やっぱりなかなか白熱する好ゲームでした♪

元々は1996年にドイツで発売されたカードゲームで、デザイナーは『ニムト』『エルグランデ』『ティカル』等で有名なあのヴォルフガング・クラマー氏。けっこう技巧的なゲームを作る人なので、やっぱりこのゲームも、シンプルながら考えどころが多く、白熱する良作でした。

◾️基本はカードゲーム

コンポーネントはいわゆる小箱タイプ。持ち運びは簡単です。

中身はカードのみ112枚。

10枚のホットドッグカードが5人ぶん。

お金カードは1ドルと5ドルと10ドル。

あとはテーブルカードとかスタートプレイヤーの《ケチャップ》カード。(なぜケチャップ⁉︎、笑)

それぞれが自分の色のホットドッグカードを全部一式持って、誰かがそれを《全部》売り切ったらゲーム終了。その時に最もお金をたくさん持っていた人が勝ちです。

とても分かりやすいですね。(最も早く売り切った人の勝ちではないところがミソです)

◾️読み合いの入札合戦!

どうやって自分のホットドッグを売るかというと、これが白熱の《入札》方式なのですね♪

場には3つのテーブルがあり、それぞれ《5》《7》《9》と数字が書いてありますが、これがホットドッグの注文数。各プレイヤーは密かに手札から、《何番テーブル》に《何個のホットドッグ》を置きたいか考えて伏せて出します。

各テーブルの注文数を超えてなければ、そのテーブルにカードを置けます。(置けなければ手札に戻って来てしまいます。)

これを繰り返していって、ちょうど注文数と同じになったら《支払い》となり、カードの持ち主はそれぞれホットドッグ1個1ドルとしてお金がもらえます。

つまり《誰が》《どのテーブルに》《何個のホットドッグ》を出すか予測して手札の出しかたを考えなければなりません。

これがけっこう簡単なようで難しい♪みんなニヤニヤしながら出しかたを考えます。3枚出したからと言っても、全部《1》かもしれないし、1枚しか出さないけど実は《5》かもしれない。

手札の構成はみんな同じだし、すでに売れたホットドッグ(手札から無くなっている)の数は公開だからみんな分かってる。

お互い顔色をうかがいながら『え〜と、どうしようかなぁ〜、笑』とニヤニヤ。

うん、好きだなこういうゲーム♪

◾️さらに白熱を増す《値下げ》ルール!

上記のルールだけだと単なる数字を満たす争いだけで、よくあるルールです。

しかしこのゲームはそんな甘いものではなかった!!

何と好きなだけ《値下げ》ができるのです!

手持ちの《お金カード》も、カード裏面は全部同じになっていて、一緒に手札に持ちます。

そのため《ホットドッグカード》と一緒に《お金カード》を出す事もできて、これが《値下げ》になるのです!(キャッシュバックという事ですね)

例えば《ホットドッグカード》が《3》なのに、お金が《2》なら、売上げで3ドルもらっても利益は1ドルぶんしかない事になりますよね。

ですがそのぶん優先的にテーブルに置けるのです!

《ホットドッグ》の数に極端な差がつかない代わりに、この《値下げ》がけっこう大きな意味を持つんです。

しかし!そうです、もうお分かりですね♪やりすぎると利益が少なくなるので勝てないんですよ!

ここが何とも悩ましい!

少しでも相手より先に売りたいので《値下げ》したい。でもこれ以上《値下げ》すると勝てない。という商売の基本に則った大きなジレンマに悩む事になるんですね。

これ仲間とワイワイやるとものすごく楽しいですよ!!

◾️短時間で盛り上がる好ゲームの見本のような存在

「じゃあいくよー、せーの!」

「やったー、ワタシここに3つ♪」

「きゃー!何でこっちに出すのよ!ワタシのが置けないじゃない!」

「いやー、9のテーブルに行くと思ったんだよ!」

「え?このテーブルに2個置いたら《支払い》よね♪同数なら私が親だから」

「あはは、よく見ろ。こっちは1ドル値下げだから、あっちが売上げだよ♪」

「きゃー!何でここで《値下げ》するのよっ!」

「いやあ、絶対定価で来ると思ったんだよ、笑」

「じゃあ私も《値下げ》してやる!売らないと全然お金にならないじゃない!」

「《値下げ》し過ぎてもお金にならないけどな、笑」

「やばい…、このままじゃ勝てない〜」

「うわあ、これけっこう難しいなぁ」

◾️ルールが割とシンプルで、初心者も盛り上がれた好ゲーム

カードを出すのは全員同時なので、何人でやってもゲーム時間にそれほど差は出ません。

ルールの説明に5分くらい。1ゲームあたり20〜30分ってとこでしょうか?

ルールでのオススメは、3ゲームやってその利益を記録して、最終合計の大きいプレイヤーが勝利、と書いてあります。(なかなかいいデッドヒートになりますよ!)

そうすると全部で1時間強ってところですかね。ゲーム会のオープニングでの勢い付けに最適です。

ウチでは定番になりそうです。

これ絶対オススメです!

《補足》

このゲーム、知ってる人には面白いととても評価高いのですが、なぜか世界的ボードゲームサイトBGGのランクは20,815位というびっくりの数字!

よく調べてみると、権利関係なのか世界中でかなり入手困難だったそうで、そのせいであまりプレイされてなかったらしいです。

そんな状況がランクに影響しているのでしょう。

BGGの評価だけでゲームを崇めたり卑下したりする人がたまに居ますが、こんな例もあるということですね。

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touring123
川野英徳
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Bluebear
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