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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 13歳~
  • 2017年~

ダンジョンオブマンダム:エイトうえにぃさんのレビュー

168名
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24日前
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深淵をくぐってたどり着けるか…

「ダンジョンオブマンダム:エイト」は、形成したダンジョンに少ない装備で潜り、宝箱を得れるか競うゲームです。

宝物を得るか競う、なんて書いてますが、実際には中々なチキンレースを行うゲームとなっています。ダンジョンに挑むのは1人のみです。


最初にステータスカードを配ります。

ここには後述するモンスターたちのステータス一覧がありますが、同時にライフを示すカードにもなっています。黒い面を上にしておきましょう。


使うキャラを決めます。その数8種。「エイト」はここから来ているようです。

キャラクターによって装備が違います。基本性能は似ていますが、特殊効果があるものはキャラごとに異なっていたりします。使うキャラクターはプレイヤーで統一のものです。相談して決めましょう。慣れていないなら、最初は「騎士」がおすすめです。

次に、モンスターの山札を作ります。特殊なモンスターをランダムに2種類加えてからシャッフルし、それを山札とします。また、ダンジョンを生成する場所に宝箱カードを置いておきます。

これで準備は終了です。


このゲームは2つのフェイズに分かれています。「ダンジョン生成フェイズ」、「ダンジョン攻略フェイズ」です(名前は私が勝手に命名してます)。

「ダンジョン生成フェイズ」では、プレイヤーが手番になったときにダンジョンの生成や勝負から降りることを行います。

自身の番になったら、プレイヤーは勝負から降りるか、モンスター山札から誰にも見せずに1枚引くかを選びます。

1枚引いたなら、それを宝箱の上に置いてモンスターをダンジョンに配備するか、装備1つと一緒に捨てるかを選びます。

ダンジョンに置くと、ダンジョンに挑んだ人がそのモンスターと対峙するわけですね。

装備と一緒にモンスターを捨てるというのは、自身が配置されていたら嫌なモンスターを捨てる、という目的でも行えますが、どちらかというとそれはメインの目的ではありません。

装備が捨てられた状態は全員が共有します。つまり、ダンジョンに挑むプレイヤーはその装備がない状態となるわけです。それを狙って、他人の妨害を目的に装備を捨てることができるのです。

とはいえ自身も降りなかったら挑まされる可能性があるので、そこは慎重に。

これらを行ったら次の人の番です。


繰り返していくと、モンスターの山札が尽きたり、1人を残して勝負を降りた状態になります。

こうなったら、残った人が「ダンジョン攻略フェイズ」に移ります。


ダンジョンに潜ったら、ダンジョンに配置されたモンスターカードを一番上から公開します。公開されたカードが装備で対処できるなら対処し、突破できます。対処できないなら体力を削られます。体力値はそのキャラの基礎値+装備のボーナス値で、そこからモンスターの数字分を減らします。

体力が0になったら、負けです。ステータスカードを裏返し、赤い面にします。既に赤い面だったら、そのまま脱落です。

モンスターカードを全てめくり、生存しているなら宝箱カードを獲得します。宝箱を2つ獲得できたら勝利です。


箱はいつものオインクゲームズさんの四角い箱で、黒塗りに金の文字という、なかなか高級感のあるものです。中にはモンスターのカードやキャラクターとその装備のタイル、日本語と英語の説明書1部ずつが入っています。

タイルはカードを3等分したぐらいの大きさで、非常に小さいです。スリーブがあるような大きさではありません。また、箱にきれいに収めようとすると、どうしてもキャラクターと装備の順番がズレてしまい、キャラクターごとに整理してしまっておけません。ただ、タイルの裏面に英語表記があり、日本語話者以外の人への配慮があるのはいいことかもしれませんね。


私的な感想

なーんか惜しいなぁ、という印象でした。

テーマは「男気を見せる」といった興味惹かれるものなのですが、「ギリギリを競う」という点があまり反映しきっていないような感じがします。

一応チキンレースっぽさはあるのですが、実際には「強めの装備を抜いて、すぐに勝負から降りる」ということを繰り返していると、誰かがダメージを負って脱落していき、生き残って勝利できます。もちろん、挑戦されて宝箱を2つ獲得されたら自身は敗北するわけですが、、、

上記のような「誰かを嵌める」という行動ができるのはいいことだとは思いますが、ダンジョンに挑むより誰かを嵌め続けた方が勝率が高いというのは、本来のテーマから逸れてしまっているように感じます。


また、人がダンジョンに入れたモンスターの確認方法が存在せず、推測する要素も少ないので、読み合いっぽく見えてかなり運に偏っているようにも思います。「ドラゴンランスを捨てたのは、ドラゴンがダンジョンにいないから必要ないとして抜いただけなのか?それともドラゴンがダンジョンにいるから、他の人が挑んだときにドラゴンを倒せないようにあえて捨てたのか…?」という推測だけできますが、実際どうなっているかは他の人目線では分かりません。


もう一つ言うなら、このゲームの説明の始まりに、このような記述があります。

「酒場で、冒険者たちの自慢話がはじまった。」

冒険者「たち」となっていますが、実際には「1人の」冒険者を全員で決め、その冒険者の装備を剥いでいき、残った1人がダンジョンに挑むというゲーム進行になっています。

テーマに合わせられていたら良かったのになぁ、という印象ですね。


ただし、使えるキャラクターが多く、それぞれが独自の装備を持っていたりするので、その面ではリプレイ性がありますね。かなりクセが強い装備を持つキャラクターもいたりします。また、キャラクターやモンスターの絵が、最近流行りの萌え系テイストではないため、そこまで人を選ばないのもいい点だと思います。


総じて、ゲームとしての可能性は感じるのですが、どこかが足りないな、といった感想です。

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