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  • 2人~6人
  • 10分~20分
  • 8歳~
  • 2016年~

ドデリドうえにぃさんのレビュー

138名
2名
0
2ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

ラクダ! あれ、ドデリド!?

「ドデリド」は、自身の山札から出した動物たちの分布を素早く捉え、それを言うゲームです。

こう聞くと、すごく単純なゲームに聞こえます。

しかし、このゲームはそこまで簡単にこなせるものではありません。


色のついたラクダやフラミンゴ、シマウマなどが描かれたカードを全員に均等に配分します。これを伏せたまま自分の山札にしてゲーム開始です。

自分の番が来たら、3箇所の場のうちどこかに、自身の山札から1枚めくって、その場の一番上に置きます。このとき、場に置くまでカードの中身は見ないように。

場に揃ったカードを見て、2つ以上揃っている共通点のうち、最も多い共通点をすぐに言います。

例えば白/シマウマ、青/シマウマ、ピンク/ラクダなら、シマウマが最も多い共通点なので「シマウマ」と言います。

/ラクダ、/フラミンゴ、/フラミンゴなら、フラミンゴも2つ揃っていますが、は3つ揃っていて、が最も多い共通点になるので、「」と言います。

共通点が1つもないなら「なし」と言いましょう。

場の3箇所すべてにカードが出ているとは限りません。

黄/シマウマ、青/シマウマだった時は、2箇所にしか出ていませんがシマウマが2つ揃っているため「シマウマ」と言います。


ただし、最も多い共通点が被っていて2つあるなら、「ドデリド」と言います。

例えば、青/フラミンゴピンク/フラミンゴピンク/ラクダだった場合、最も多い共通点がフラミンゴが2つ、ピンクが2つで同数なので、「ドデリド」と言うわけです。


この「ドデリド」がそもそも日本人には言いにくい上に、案外見逃すのです。

/ラクダ/ラクダ、白/シマウマでも、ラクダが2つずつ揃っているため、これも「ドデリド」です。


3秒以内に言えなかったり、ちょっとでも言い間違えてしまうと失敗です。場の札を全て回収して自身の山札にし、失敗したプレイヤーが新しく場にカードを置いて宣言を再開します。


また、特殊なカードが2種類あります。難しい処理はないのですが…

呆けた顔の「カメ」が場にあるとき、カメはのろまなので、共通点を言う前にその枚数に応じて「オ〜」と付けなければなりません。

例えば、緑/カメ、青/フラミンゴ、黄/フラミンゴなら、最も多い共通点は2つ揃っているフラミンゴですが、カメが場にいるので「オ〜、フラミンゴ」と言います。

ピンク/カメ、白/カメ、白/ラクダなら、白とカメがともに最も多い共通点なのでドデリドですが、カメが2枚あるので「オ〜オ〜、ドデリド」となります。

なにも揃っていなくても、カメがいれば「オ〜、なし」になります。

悪い顔をした「ワニ」が場に出たら、とっても危ないので、みんな急いでワニの上に手を乗せます。最後になった人は失敗した扱いになり、言い間違えたときと同じように場のカードをすべて引き取ります。

この2枚があることで、単純な作業だったものにちょっとひねりが加わるわけです。


これらを繰り返し、自身の山札がなくなったらあがりです。最後まで山札が残っていた人が負けになります。


箱はドライ マーギア シュピーレさんでよくある、ごきぶりポーカーと同じような妙に正方形をしている形です。その中に間仕切りがあり、カードの山を2つに分けて収納できるようになっています。カードサイズは小さめで、スリーブはあるのでしょうか…私はスリーブに入れない人なのでよくわからないですが、よくみるユーロサイズやタロットサイズなどではないです。花札よりも一回り大きい?ぐらいでしょうか。


私的な感想

某オモ◯ロチャンネルさんの動画で見かけて購入を決意しました。

内容は完全にパーティゲームです。みんなでハラハラしながら宣言をし、まちがえたらわちゃわちゃ言うような感じです。酔いが回ったり、眠気が来たりして正常に判断できないタイミングにやると、グッダグダになって面白いです。

慣れると言い間違えることは減りますが、そういうときに限ってワニへの反応が遅れてしまいます。ただ、本当に慣れてしまうと作業ゲーになりがちです。

ゲームの性質上、得意不得意が大きく分かれると思います。できる人はサラサラとやってのけますが、できない人はいつまでたっても詰まったり間違えたり…


また、ゲームバランスに関してはあまり良いとは言えません。パーティゲームですし。

特に失敗したときの場札全部回収というペナルティが大きすぎることが多々あります。みんながどんどん回して場札が増え、自身の山札が減っている段階で、ワニに遅れたりドデリドを言えなかったりしたら、みんなはほとんど自身の山札がないのに自分だけ山札がたっぷりになってしまいます。逆転は絶望的です。

これは調整したほうが良いと思います。

レビューの場ではありますが、私の調整案を記しておきます。

失敗したプレイヤーは、場に出ている全てのカードを引き取り、シャッフルして自分の山札とする。失敗したプレイヤーは、自身のシャッフル後の山札から1枚出してゲームを再開する。

失敗したプレイヤーは、場にある3箇所の山のうち1つの山を引き取り、シャッフルして自分の山札とする。失敗したプレイヤーは、自身のシャッフル後の山札から1枚出してゲームを再開する。

こうすれば、ペナルティの大きさを抑えつつ、回転率も上がるかなと思います。「この山が一番少ないから取る」「この山はカメが多くてややこしいから取るのやめとこ」なんてことも考えられるかと。


また、最後の2人になるとどうしても試合が長引いてしまうか、消化試合になりがちです。つまらなくなってしまうため、最後の2人になるとゲーム終了、山札が少ないほうが勝者としたほうがスッキリするかもしれません。


脳が疲れてきた頃にやるのにいいパーティゲームだなと思いました。ルールも難しくなく、初心者さんを誘うのもやりやすいです(その初心者さんが適応できるかは別問題)。ただし経験者と初心者が同時に混ざると、よっぽど初心者が上手かったり経験者が下手でない限り、慣れている経験者が圧倒的に有利になってしまう点は懸念すべきでしょう。

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tamio
びーている / btail
大賢者
うえにぃ
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