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  • 2人~4人
  • 90分前後
  • 10歳~
  • 1973年~

ビジネスストラテジーBluebearさんのレビュー

328名
5名
0
9年弱前

旧アバロンヒル社が発売した傑作ビジネスゲーム。(懐かしいなぁ〜)
出典を調べると、何と1973年の制作ですからかなりの古典ということになります。

子供の学習教材にそのまま使えそうなくらい良く出来た会社経営ゲームです。
…と思ったら、ホントに子供向けの教材としても使えるようにデザインされているそうですね。(そのためルール自体は非常にシンプルでプレイしやすいのですが、経済の原則はしっかりと体験できるようになっている優れものでした)

各自が共通業界のライバル会社の経営責任者となり、最大利益をあげて、会社の拡大を目指します。

本当にルール自体は子供にもわかるくらい単純なので、説明にかかる時間は10分程度。(サマリーも作ったので、こうしてルール全体を俯瞰すると、経済の根幹がわかりやすく見えてくるからボードゲームってすごいです。)

各社が規定の『操業資金』と『工場』と『倉庫』をもち、市場カードをオープンして、『原材料』の買い付けを行ないます。

カードには、その月に入手可能な原材料の「総数」と「最低価格」が書いてあって、全員が『いくらでいくつ買いたいか』をメモして一斉に公開!

判定は極めてシンプル。

高い値を付けた人から順に、メモした数だけ『原材料』を確保していきます。

市場に出る『原材料』の数はカードで指定されているので、当然安値を付けた人は、売り切れて必要な数だけ買えなかったりするわけです。

その後、コストをかけて『原材料』を『商品』に加工。

保有する工場によっていくつ製品化できるかが変わるのに加え、製品化するのにも当然お金がかかるわけです。だから市場の様子を見て、いくつ生産してもいい。(もちろんゼロでもいい。)

そしたらいよいよ山場の販売です!!

今度はカードにある需要を見ると、その月に「売れる総数」と「最高価格」が買いてあるので、『いくらで何個売りたいか』を極秘にメモして一斉に公開するのです。

「最高価格」より下回っていればいくらの値をつけてもいいのです。

もうお分かりの通り、最も安い値を付けた人から、メモした数だけ商品が売れていきます。(市場への販売数を満たした時点で販売は終了。それ以降の商品は『売れ残り』です)

つまりつまり、経営者は「安く仕入れて高く売りたい!」はずなのに、市場は『高く仕入れてもらって、安く買いたい』わけですから、意図が噛み合うわけもなく、その間のギリギリの線を互いに狙い合う事になるのです。(経済の原則ですね)

これはマジでシビアですよ〜〜!

「仕入れ」と「販売」の二段階の『競り』で勝負をしてるわけですからね。

互いを見渡しながら、キリキリした緊張感の中で、仕入値、売値を決めて行きます。
他の人の在庫を見ながら、相手がどのくらいの値段をつけてくるか必死に予測します。

数字をメモする手が震えるくらいですよ!
(みんな何度も「あ~いやいや違う違う!やっぱこのくらいか?」と書き直してばっかり、笑)

なんせ余った『原材料』や『商品』は、『倉庫』に保管するのですが、『倉庫』だってコストがかかるんですから!

さあどのくらい仕入れる!?

どのくらい生産する?

いくらで売ったらいいの?

みんなで必死に考えます。

経営方針も各社で様々なやり方があり、手堅く少数でいく奴、薄利多売に出る奴、『原材料』の買い占め策に出る奴、など、

経営にも性格が出るもんですね〜。

お金が貯まったら『工場』も新設しましょう。(でもコストは大丈夫?完成まで期間もかかるからそれも想定しないといけません。)

このゲームを始めてやった時、正直言って、どのくらいの値を付ければいいのかさっぱり分からなくてほとんどヤマ勘でした(笑)当然破産しましたけどね。

規定の年数だけ操業して、最後にバランスシート(本物のような損益計算書のこと)を作って、純利益を計算し、最も利益をあげた会社が勝利するわけです。

とても面白いので、機会があればぜひ一度体験してみると、世の中を、経済というものを見る目が変わるかもしれませんよ。

《追記》

最近、新人さんを引き込む際にスムーズになるように、頑張って日本語化してみました。
案の定、感動と絶賛で、

「今まで考えたことなかったけど、会社とか、ものを売る苦労がすごく良くわかった~!」
「会社の経営ってこんなに難しかったんだな…」

「経済ってすごいんですね」
「いやー、俺は絶対社長にはなれないや~。」

という反響でした。

正直に、もう絶版なんだと白状したところ、さっそく懇願され、いまレンタル中です♪

↑記入シートも、早見表も全部日本語でわかりやすく作ったのでプレイのしやすさは格段に上がりました♪

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