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  • 3人~5人
  • 45分前後
  • 10歳~
  • 1997年~

ボーナンザレモネードさんのレビュー

260名
7名
0
10ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

超有名な豆を栽培し売りさばくカードゲーム。

これまた有名なアグリコラの作者

ウヴェ・ローゼンベルク氏の作品です。


実は今回初めて遊びました。

巷で高評価なのは知っていたんですが、

手札の並びを変えてはいけないルールが、

なんか不自由で面倒臭そうって思ってたのと


リアル交渉がシステムのメインにあるので、

その自由さが逆に楽しめるか不安で

今まで遊ぶのに躊躇していたんです。


しかし今回、友人たちと5人でプレイして

その印象はガラッと変わりました。


手札の並びを変えちゃいけない不自由さと

リアル交渉の自由さこそが

むしろ、がっつりタッグを組むことで、

すさまじく面白いメカニズムを生み出しており、

当然みんな絶賛で盛り上がりました。


順を追って説明いたします。


まず、前提ルールがありまして、

簡単に箇条書きにすると

・カードは豆で8種類あり種類によって枚数が違う。

・手札の並びを変えてはいけない。

・手札をプレイする時、必ず一番手前から。

・カードを手札に入れる時は、一番後ろから。

・自分の前には畑が2つあり

1つの畑には1種類の豆しか植えれない

(つまり自分の前には2種類のカードしか配置できない)

・豆を売る時は畑の全てを売らなければならい

(1つの畑の全カードを売る)

・豆カードには何枚売ればいくらになるかが書かれてる

例:レッドビーンは2枚で1金、

3枚で2金、4枚で3金、5枚で4金

(その枚数に満たない、または超えた分は、

お金に換えずにただ捨てられる)


ちなみに豆カードの裏には1金の絵が描かれてて、

裏向きで1枚所持すると1金持ってることになります。

あと、豆の売却は誰の手番でもいつでも可能です。


さてゲームは、

各自に豆カードを5枚ずつ配り手札にし、

残りは山札にしてゲームスタート。


自分の手番にやることは

①まず手札から1枚もしくは2枚の豆カードを畑に植える(配置)

②その後、山から2枚を公開し全員で交渉取引

③全員、交渉で手に入れたカードを自分の畑に植える

④カードを3枚引いて手札に加え、手番を終える。


一見、自分の番にやることがごちゃっとしてて、

面倒そうに思えますが、

2巡目に入るころには、むしろこの流れ以外は

思いつかないほど、すっかり身につきます。


ゲームは山札が3回なくなれば終了し、

その時点で一番お金を稼いでいる者が優勝。


全体的には、こんな感じのゲームです。


このゲームの最大の問題点とゆーか、

みんなを悩ませるているのは、

手番の最初に

必ずカード1枚プレイしなくてはならないことです。

(任意でさらに追加1枚プレイ可能)


このゲームでは自分の前に、

最大2種類の豆カードしか置けません。

(後に3金払えば3つ目の畑が買える)


プレイしたカードが、

すでに配置してるカードと同じ種類、

もしくは、畑にまだ何も配置してない状態なら、

何も問題はありません。

そのままプレイして配置すればいいねんから。


しかも豆は畑に沢山配置すればするほど、

売った時、もらえるお金の量が上昇するので、

みんなは、なるべく

多くの同種の豆を置いていきたいんです。


しかしプレイするカードが、

手札の並び順ですでに決まってしまっているが故に

当然、自分の前に配置してる2種類と違う豆を

プレイすることがたびたび起こります。


絶対プレイすることがルールなんで、

すでに配置した2種類と違う豆をプレイしたら、

どちらか1つの畑の豆を全て処分して、

改めて、その畑に配置することになります。


畑の豆を処分するとゆーのは、

その場で即売っちゃうか、

売れる枚数に到達してなければ、

そのまま捨て札にされます。


つまり、手札が

沢山の種類の豆カードで構成されていれば、

手番のたびに、新たな種類の豆を植えるため

そのたんびに畑の豆を処分するハメになり、

沢山植えることは不可能なっちゃうのです。


そこで、それを解消するのが、

次にくる交渉取引のアクションとゆう流れが、

このゲームの全体構造です。


交渉では、まず手番者が山から2枚引いて

それを場に公開するところから始まります。


んで、何をするかとゆーと

手番者は、公開された2枚+自分の手札の豆を

自由に周りのみんなと交渉して、

交換または無償であげたりもらったりを

納得するまで実行します。


手番者以外は自分の手札で交渉するのですが、

この時、手札のどの部分のカードも対象にでき、

当然、交渉が成立すると、手札の並び順関係なく、

カードを抜き取って相手に渡すことになります。


お互いの合意があれば、

どんな枚数同士でもカードの交換ができ

単にカードをあげるだけとか、もらうだけもでき、

手番者は公開した2枚のカードを抜きにして

手札のカードだけの取引もOKです。


ただし、交渉は必ず、

手番者 対 その他全員であることと、

全員、この交渉で獲得したカードは手札に戻さず、

交渉が終わった時に、

全て自分の畑に植えなければならない

とゆう制限があります。

(公開したカード2枚が残っているなら、

手番者は、それも植えます)


もちろんこれは、

全員が自分の手札の並び順を変えるのと、

自分の畑の豆を増やすのが目的です。


交渉で得たカードは必ず畑に植えるので、

全員に、今、誰がどの豆を欲しがっているか

ほぼマルわかり。


畑の豆は増えれば増えるほど高額になるので、

畑のカードをもらえるなら、

断る理由がありません。


つまり、手札の邪魔なカードを

誰かにもらってもらいたいのと、

自分の畑のカードはいくらでもウェルカム

この2つの欲望を全員が持っているんです。


そのため、この交渉では、

他の交渉ゲームであるよーな、

「あいつを儲けさせたくないねん」とか

「この取引はオレには損やなー」とか、

そーいったネガティブな交渉が

ほとんど発生しない仕組みになっており、


これを簡単な言葉で表現するならば

誰かのピンチを救うことが、

自分のチャンスになってる交渉。

そしてそれが目に見える形で

場が形成されてるっちゅーことなんす。


プレイすればわかると思いますが、

僕は、このゲームの交渉に衝撃を受けました。

こんなに楽しい交渉があるのかと。


例えばこんな感じです。

手番者の前には

ソイビーンとブルービーンを植えています。


2枚公開すると、

レッドビーンとガーデンビーンでした。


これは手番者がそのまま畑に植えると、

ソイビーンとブルービーンは

処分しなくてはななりません。

それは他の者も知っています。なので


友人A「そのレッドビーン、

俺は植えてるから引取ろか?」とか


友人B「そのガーデンビーン、

ソイビーン1枚と交換してくれへん?」

(Bにとってソイビーンが並び順に邪魔)


これに手番者は断る理由がないんです。

だって、

いらないカードを引き取ってくれるんだから。


しかも、Bと交換すれば

新たにソイビーン1枚が畑に増えます。


正確に言うと、たまに複数人が

出番者に同じ交換条件を提示して、

手番者がどちらと取引きするか悩むとか、

オレの方がよりお得だぜってゆう

交渉合戦的なこともあるっちゃあります。


でも基本的には

どーやって自分の畑にうまく豆を栽培するか

とゆう自分パズルにみんな必死なので、

誰が得してるとか、あんま考えてる余裕がなくて、

そのため、この交渉はある種

協力ゲームをしてるような

そんな感じにもなってるんです。


しかも、そーやって交渉した結果、

自分の畑の豆がどんどん増えていくと

目に見えて自分の努力や成果の集大成が

形として表現されるので

自然とテンションはあがり、

それらをまとめて

お金に換える時は脳汁が出まくりです。


この快感はある意味、

ドラクエの経験値稼ぎにも似ています。

努力してはぐれメタルを

いっぱい倒して経験値をため込み、

いっきょにレベルアップする快感

と、もうしましょうか。


いや、株かもしれません。

狙った株が上昇したところで、

大量にお金に換える快感?


どちらにしろ、豆を売ってお金に換える時は、

ちゃんと儲けたとゆう

人間の本能的な快感があり、

そして、それを増幅させているのが、

めちゃ平和的な交渉とゆうわけです。


ちなみにゲームが始まる前は、

「3回も山札が尽きるまで遊ぶんや長そう」

って思っていたのですが、

実際に遊んでみたら、意外に、

「もう終わり?、もっと遊びたいのにー」

ってゆうほど短い感覚でした。


これは、2つ目や3つ目の山札が

明らかに前の山札より

枚数が少なくなっているからでして、


なぜ山札が少なくなるかとゆーと、

このゲームは豆を売ってお金に換えた時、

その売った豆カードを裏返しお金に変換して

所持する形になっているので、

(その時、余分な豆カードだけが捨てられます)

皆んながお金を増やせば増やすほど、

捨て札が少なくなるからです。


そして、これは各豆カードの

総枚数の重要性にもつながってきます。


例えば

ガーデンビーンなんかは6枚しかありません。

なので、誰かが

ガーデンビーンを沢山お金に換えていたら、

後半はほぼ登場しなくなります。


さらに豆によって売却するレートも違います。

レッドビーンは1金に変えるのに2枚必要ですが、

ブルービーンは4枚も必要です。


これらのレートと総枚数の要素により、

どの豆をどのタイミングで植えるかみたいな

戦略的思考性の深みもあり

単純に手札の並びだけを気にしてりゃいい

ってものでもないところがまた最高やん。


例えば、

手札の後ろの方にブルービーンが何枚かあって、

場に誰もブルービーンを植えていなければ、

なんとかしてそれらを優先して植えれるように

交渉もそーゆう方向性で達成できれば、

後々、皆んなのブルービーンを引き受ける役になり、

ブルービーンをより早く独占できたりするわけです。


平和的なゲームですが、

そーゆう株的な、市場にどれだけ出回ってるか的な

駆け引き要素もちゃんとあったりもします。


とゆーことで、交渉ゲームとして、

また豆を栽培して売る農業ゲームとして、

めちゃくちゃ楽しかったわけです。


しかも勝ち負けにあんまギスギスしないし、

「ウィンウィンの交渉ってこーゆうことなん」

とゆう気分も満喫できました。


やっぱ巷の評判はほんまやったわ。

ボーナンザ、やべー。


もしあなたが今まで、

交渉ゲームをあまり遊んだことがないなら、

交渉する楽しさみたいなものを

濃厚に味わえるゲームとして、

ぜひプレイしてみてくださーい。おすすめー

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