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  • 3人~6人
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 1962年~

アクワイア一斗さんのレビュー

550名
1名
0
5年以上前

 10年以上前に本格的にボードゲームにハマり始めた頃にそのきっかけとなったゲームで、今でも事あるごとに未プレイの人に勧める素晴らしいゲームです。

 ハマってすぐに3M版とシュミット版を買って今はほとんど3M版を愛用しています。


 このゲームはホテルのM&Aを題材としていて世界で二番目に遊ばれているボードゲーム(一番はモノポリー)と言われています。

 M&Aとはなんぞやとなるので言い換えれば吸収合併してホテルを大きくするということですが、吸収して大きくなった側はもうからず吸収された側が売却益で儲けられるというのが肝になります。


 盤面にはホテルタイルを置くための9x12のマス目があり、そこにホテルタイルを並べていきます。

 各プレイヤーは常に6枚のホテルタイルを持っていて、そこから1枚盤上に配置して1枚補充するを繰り返していきます。

 盤上に出したとき、2枚以上のタイルが並んだらそこにホテルチェーンが生まれ、ボーナスとしてそのホテルチェーンの株券が1枚もらうことができます。

 ホテルチェーンは高級2、普通3、低級2の7つありそれぞれ株価の初期値が違います。


 ゲームが進むとホテルチェーン同士がくっつく(つながるようにタイルが配置される)事があり合併が行われます。このとき、大きいホテルチェーンが残り小さなホテルチェーンの筆頭と第二株主がその時の価値の売却益を得ることができます。更に吸収された株券をその時の勝ちで売るか、吸収した側の株に2:1交換するか復活を待って保持するかします。基本的にはこのときにしか現金は手に入りません。初期所持金は$6,000なので合併がおこるまでみんなすっかんぴんなんてこともよく起こります。別名洗面器ゲームと言われる由来です。


 こうして株を買ったりM&Aをしたりしてタイルを置いていくわけですが、ホテルチェーンは11タイル以上の大きさになると吸収されなくなります。そのうち吸収できるホテルもなくなり、最も大きなホテルが41タイル以上の大きさになるか、すべてのホテルチェーンが11タイル以上(極めて稀)になるとゲームが終了します。

 残っているホテルチェーンの筆頭と第二株主に配当が渡され、更に全ての株をその時の株価で現金化した所持金の合計が最も高いプレイヤーが勝利します。


 ホテルのタイルの引き運というのが多分に絡んできますが、株件数や所持金、ホテルの大きさなどは公開情報ですし、ホテルチェーンを設立できて得られるボーナスは株券1枚なので、いかに成長と吸収合併をコントロールするか、株券を押さえるかと言うのが肝になります。

 とにかく中盤まで現金はカツカツなので、自分の現金とライバルの現金差でどこまで株券を買うか、セーフティー(株券は25枚なので13枚買うこと)まで買ったほうがいいのかなどを注意深く観察することも必要です。


 一度ではなかなか面白さがつかめないかもしれませんが、大人のボードゲームとして親しんでおくと長く遊べるゲームになると思います。

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