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  • 6人用
  • 120分~150分
  • 15歳~
  • 2019年~

約束の場所へまつながさんのレビュー

2925名
3名
5年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

王府百年を遊んでからというもの、どうにかマーダーミステリーの他のシナリオをできないものかと思っていたら、ゲムマ春で発売された!やったー!1回しか遊べないけど買いました。


ネタバレのない範囲(箱やルールで公開されている範囲)で概要をご説明しますー。

舞台は日本、登場人物は大学生~大人です。旅行中に同級生の男の子がひとり死んでしまいました。この中に犯人がいる…!犯人以外は犯人を探し出し、犯人は逃げ切ろう!

という感じです。

「約束の場所へ」ストーリーと登場人物:http://gamemarket.jp/blog/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%B8/


<プレイ人数と時間>

登場人物が6人なので、全員とのつながりを把握しやすく、かつ密談(2~3人)での会話もしやすい、とても良い人数だと思います。


プレイ時間も2時間です。でもキャラクター決めるところをゆっくりやったり、感想戦をやることを思うと3時間見ておいたほうがいいかも。私は3時間、個室を予約して遊びました。3時間あればちょっと時間が余るくらいでちょうどよかったです。


<事前準備>

キャラクターを決めたら各自シナリオを読む時間があるので、もし時間がかつかつだったら、参加者には事前に各自のシナリオを配って、ルールを説明しておくと当日はすぐ始められていいなと思います。

物理的に冊子を配らないといけないので、よく会えるメンツと遊ぶとき以外はちょっと難しいですが…


ちなみに私はしおりちゃんっていうキャラクターで遊びました。キャラクターは男性3人女性3人ですが、遊んだメンバーは男性4人女性2人だったので1人は女の子役になりました。特に実際とキャラクターで性別違っても、遊ぶ上で問題ないです。


あと、キャラクターの名前とだいたいの情報を書いた名札か衝立みたいなのを用意しておくと、当日遊ぶときにスムーズかもです!

姉妹が出てきて「なつき」ちゃんと「なつみ」ちゃんっていうふうに名前が似ているので、慣れるまでどっちがどっちだっけ!?ってなりがち。


<遊び方の流れ>

・ストーリー紹介

・キャラ選択・シナリオ読み(10分)

・自己紹介(10分)


・現場捜査(20分)

・全面捜査・密談(30分)

・全面捜査・全体(30分)


・推理

・投票

・結末発表


真ん中の捜査があるフェーズがゲームのメインです。捜査では、配られたチップを消費することで場所や人物についての情報カードを得ることができます。

カードは公開することもできますし、隠しておいて他のプレイヤーとの交渉に使うこともできます。


捜査が3段階になっていますが、捜査できる場所や議論できる方法がそれぞれ違っていて、段階的に話が進むようになっています。


<遊ぶ上でのヒント>

各キャラクターは、犯人を探し出そうっていうミッション以外にも、それぞれ密かに抱えた目的があります。その制約も抱えた中で、いかにうまく立ち回ってもっとも多くの目的を達成できるかが勝負です!


あと、ルールの中でいちばん大事なのが、

「犯人以外は嘘をついてはいけない」

ということ!!!

犯人じゃなくても隠したくなることがあるのですが、ついつい嘘をついてしまったりすることのないように注意しましょう!

でも、犯人以外も嘘をつきたくなるような秘密をたいてい抱えています。嘘をつけないということは、秘密について聞かれた場合、回答を拒否するか話をそらすかしないといけないということで、秘密についてだけそんな反応をすると、ばればれです。

「Aでしょ?」「うん!」「Bだよね?」「そだよ!」「Cじゃん?」「いや、それは答えられない。。」みたいな。

なので、秘密に関係ない質問に対しても、ぺらぺら答えるのは避けたほうがいいと思います。


とはいえ疑われないようにしないといけないし、そのバランスが難しくて楽しいんですけどね!


<約束の場所へ、の注意点>

王府百年は、いろんな仕事で集まった式典で、誰かが死んでしまったっていう話でした。約束の場所へは、登場人物が大学生と若く、同級生たちで旅行にきていて、死んでしまったのも登場人物の恋人ということからもわかるように、より内面的なストーリーになっています。

なので、そういった心理的な描写が得意でなかったり、親密な関係性があるのが苦手な場合は、ちょっとつらいかもしれません。王府百年に比べてキャラクター同士の距離が近いため、身内の会向けだと思います。ちょっと知らない人ばかりと遊ぶのはつらいかもしれません。


<そもそもマーダーミステリーって…?>

マーダーミステリーは最近日本でも流行りだしている新しいジャンルですが、似ているジャンルはボードゲーム、人狼、謎解き、TRPGあたりです。


シナリオによって内容が違うので一概には言えませんが

・ボードゲームは定義が難しいのでマーダーミステリーはボードゲームの一部なのかもです。ディプロマシーのように個別で密談ができます。

・謎解きと違って、パズル的な要素は基本的にありません。参加者の中に謎があります。

・人狼と違って、ただの村人はおらず犯人以外も隠したい秘密を持っていることが多いです。脱落はありません。

・TRPGと違って、GMは不要で調査の結果などはカードを引くことで得られます。TRPGと同様、ロールプレイ度合いは人それぞれです。シノビガミはけっこう似ているなと思いました。


マーダーミステリーは現場やキャラクターの情報などをカードで得られます。会話がメインで進みますが、そのカードなどの情報を頼りに進んでいくので、口がうまくなくても問題なくゲームは進めることができます。口下手だからって犯人がすぐばれるようなことは仕組み上ないです。

なので、遊ぶハードルは高くないです!


ふわっと、それ聞かずに遊びたかった~~みたいな情報を流してしまわないか不安なので、もしこれから遊ぼうかな~と思っててなにか気になることがある方は、まつなが(@matsunaga_jinro)までDM等で質問してもらえればなと思います!


マーダーミステリー、いいですよ~~これからもいろんなシナリオ遊びたいな。

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小夜風
健部伸明
Nun Nori
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まつなが
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