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  • 3人~6人
  • 30分前後
  • 14歳~
  • 2019年~

チーム3・グリーンJampopoノブさんのレビュー

35名
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11日前


チーム3 グリーン|五感でつながる!“伝える・読む・信じる”究極のチームビルド系協力ゲーム

世界観とルール|見えない・言えない・聞こえない!?

『チーム3 グリーン』は、プレイヤーが“言わざる・聞かざる・見ざる”の3役に分かれて、協力して立体パズルを完成させるという、コミュニケーションと信頼が試されるゲームです。モチーフは有名な“三猿(さんざる)”。言葉、視覚、聴覚が制限される中で、チームで1つのゴールを目指すその様子は、まるで混沌とした建設現場のよう。プレイヤーの間に「情報の断絶」と「誤解」が絶えず発生し、それを乗り越えて“成功”を掴む体験は、まさに唯一無二のゲーム体験です。

基本ルール

プレイヤーは3人一組のチームをつくり、それぞれ「設計士(言わざる)」「現場監督(聞かざる)」「建築士(見ざる)」に分かれます。

  • 設計士:お題カードを見て、ジェスチャーで現場監督に伝える。

  • 現場監督:設計士のジェスチャーを読み取り、口頭で建築士に伝える。

  • 建築士:目を閉じて、現場監督の指示通りにパズルを組み立てる。

制限時間は3分。時間内にお題通りの構造物が完成すればクリアです。各難易度に応じたお題カードが用意されており、レベルに応じて挑戦の手応えが増します。

拡張ルール「以心伝心」

『チーム3 グリーン』には、グリーン限定の拡張ルール「以心伝心」が含まれています。これは5人専用ルールで、建築士が1人、設計士と現場監督がそれぞれ2人ずつのチームになります。

設計士2人は異なる設計図を見てジェスチャーを送り、現場監督2人はそのジェスチャーからそれぞれ指示を出します。そして建築士は“両手”で“左右同時”に異なるブロックを積み上げなければならないという、高難易度仕様。

正確な伝達能力、即興性、想像力が問われ、1プレイでチーム全体の一体感が高まる拡張ルールです。

やってみた感想|「通じない」からこそ、面白い!

このゲームの本質は、「いかに誤解されずに伝えるか」「誤解しながらも的確に読み取るか」「信じて動くか」に集約されます。筆者が実際にプレイした際、設計士役を担当しましたが、「×」のポーズを取っているのに現場監督が「“プラスの形”だな!」と勘違いして伝えたり、「その上に乗せて!」のジェスチャーを「横に置けってことだな」と曲解されたり……。笑いとカオスの連続です。

建築士役はとくに“全く何も見えない”中で組み立てなければならず、現場監督の説明の語彙力が問われます。「“T”の形のブロックを、横向きで“L”の上に置いて!」というような、言語化の難しさに四苦八苦しました。

うまく伝わってブロックが正しい位置に収まったときの達成感は格別。失敗しても爆笑、成功しても拍手喝采。プレイ後は「伝わるってすごい」「信じるって楽しい」としみじみ感じました。

こんな人におすすめ!

  • チームビルディングや研修に使いたい人

    • 限られた情報を最大限に活用して目的を達成する構造は、まさにビジネス研修向け。

  • 家族や友人とのコミュニケーションを深めたい人

    • 年齢差を超えて笑って盛り上がれるので、親子や友人グループにぴったり。

  • 初心者歓迎のゲームを探している人

    • 複雑なルールは一切なく、「やってみればわかる」直感型。

  • 見ているだけで楽しいゲームを求める人

    • 他人のもどかしいやりとりを眺めるのも楽しい。ボドゲ会の観戦にも向いています。

また、通常版(ピンク)と組み合わせることで最大12人までプレイ可能になるため、大人数パーティやレクリエーションにもおすすめです。

総括|“伝える”を笑いに変える、最高のコミュニケーションゲーム!

『チーム3 グリーン』は、プレイヤーの感覚と信頼に訴えかける、稀有な協力型パズルゲームです。

「見えない」「聞こえない」「言えない」という、通常ならコミュニケーションの妨げになるはずの制約が、逆にゲームを面白くし、人間関係をあたたかくしてくれる……そんな不思議な魅力があります。

協力してパズルを完成させるたびに、自然と拍手と笑いが生まれ、「もう1回やろう!」の声が飛び交うこと間違いなし。特に拡張ルール「以心伝心」は、一度は体験してほしい“最高に混乱する”連携パズル。プレイすればするほど、チームとしての完成度が上がっていくのも魅力です。

家族と、友達と、職場の仲間と――。『チーム3 グリーン』は、ただのゲームを超えて、「通じ合う」楽しさを届けてくれる1本です。

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Jampopoノブ
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