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  • 2人~4人
  • 20分~40分
  • 12歳~
  • 2018年~

ピープマッツwinterkoninkskeさんのレビュー

117名
0名
0
3年弱前

輸入された英語表記の本体に、日本語のルール冊子がついたものをプレイしました。

コンポーネントに言語依存がないため、ルール冊子さえあれば問題なく遊ぶことができます。

ピープマッツは、6色の鳥カードを集めてセットを作り勝利点を競うカードゲームです。

感覚的には中量級カードオンリーゲームで、3人で30分強、インストも少し複雑で最初のゲームもインストと思っていた方がいい内容です。


6色の鳥カードには1〜6の数字が書かれており、各数字にオスとメスが一枚ずつの計72枚を用います。

プレイヤーはこの各色について最も多く同じ色集めるか、オスメスのペアを揃えるか、エサカード(得点カード)をたくさん集めるかして勝利点を高めるセットコレクションのゲームを行います。

手番ではエサ箱の横に付いた鳥カードの横に、手札の鳥カードを並べてそれぞれの数字を見て引き算を行います。置いたカードの方が数字が大きければエサ箱の上に配置されたエサカードを取得、更にエサ箱の横の鳥をコレクションに加えます。

置いたカードの数字の方が小さいか同じなら、手札から規則に従って直接コレクションにカードを加えます。その後手札の補充。

これを繰り返して、エサカードの山札が尽きたらゲーム終了です。

ざっくり説明しましたが、引き算で出た数字によって取れるエサカードの位置が変わったり、連鎖したり、ペナルティカードが存在したりと普通のカードゲームと比べると処理が煩雑な部分が目立ちます。

良い意味で「プレイング重視のしっかりめゲーム」と言えますが、悪い意味では「何をすれば勝てるのかさっぱり分からん」みたいな難解さもあります。実際に三人で2ゲームを行いましたが、何となく勝っちゃった人と何となく負けた人がいる状況でした。

これはセットコレクションが主軸のシステムなのに、欲しい鳥カードを集めるのがとても難しいルールだからだと考えられます。手札にあるのに簡単にはコレクションに加えられず、ジレンマと言うよりストレスと感じてしまう人がいるかも知れません。ペナルティもリスクの割合が高く、無理矢理避ける展開になりがちでプレイの幅が狭まってしまう印象です。

「じゃあ何が楽しくてやるんじゃい?」と聞かれれば、「ジリ貧感」だと思います。ペナルティは受けたくない、欲しいカードを取るのが難しい、じゃあどうやって取ってくれようか…といった苦悩を抜けた先に、コレクションできたしてやったり感を味わうというか…かなり玄人向けで、かなり独特の思考を要求されます。

考えている時はけっこう夢中なので、数学の計算問題を解いている時とちょっと似ているかなぁとも思います。こうなるととてもパーティーシーンでお出しできるようなゲームではないんですが、好きな人は好きなはず。

そしてアートワークは非常に繊細で美しいイラストが素晴らしく、テーブルの上が絵画のようになるのも魅力です。

「おしゃれアート系重思考カードゲーム」とでも言いましょうか、かなり抽象的なレビューになってしまいましたが、なかなか一言で表現するのが難しい個性的な作品です。

ペナルティを緩和するか無くしたりすると少し遊びやすくなる可能性もあるので、研究してみたいと思っています。

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