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  • 1人~4人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2018年~

サンドキャッスルwinterkoninkskeさんのレビュー

162名
3名
0
約1ヶ月前

二人プレイ時の感想を書きます。

サンドキャッスルは、各自30枚の山札からカードを引き、コストを払ってプレイし…を繰り返しながら、他人より早く全ての山札を「使い切る」ことを目的としたハンドマネジメントゲームです。

ゲームは手番制でなく、全員がいっせいに手番処理を行い、全員が手番終了の合図を出した時点で終了時処理を行なって、次のラウンドに移る形式です。

プレイヤーは、ゲーム開始時に同じ内容の30枚のデッキ(山札)を各自渡されます。(初回プレイ時はチュートリアルも兼ねて、順番も固定されたものを使うよう推奨されています)

ルール自体はとても簡単で、

①山札から引き

②カードをプレイするか追加で引くか選んで実行し

③制限枚数を超えた手札を捨札にする

という2〜3分で1ラウンドの繰り返しになります。

各カードはプレイコストとして他のカードを捨札にする必要があります。プレイされたカードは①〜③の処理で追加効果を与えるので、例えば山札から引くカードが増えたり、一度にプレイできるカードの数が増えたり、手札の上限が増えたりします。

こうして個人ボードの能力が上昇していくと、一回の手番で行える行動が強くなっていきます。

山札がなくなると、今まで溜まっていた捨札のカードをシャッフルしてまた新しい山札とします。これがある時、山札も捨札も無くなる瞬間で終了フラグが立ち、最もカードを使い切ることができた人=山札、捨札、手札の合計が最も少ない人が勝者となります。

簡単に言ってしまえば、これだけをひたすら繰り返して、他人の動きもほとんど気にしないまま気づくと終了している、といった感覚のゲームです。

じゃあ何が面白いの?の部分を言葉で説明するのが難しい作品なのですが、つまるところ「ハンドマネジメント」に集中特化して没入できる点だと思います。

カードのプレイには手札を捨てる必要があります。しかし高コストのカードはより多くの手札が必要なので、たくさん引くしかありません。引いたところで、手札には枚数制限があるのでこれを増やすカードをプレイするまでは多くを溜められません。

従って、序盤ではなるべく低コストのカードをプレイしながら、自陣の能力を上昇させて、後半に向けて高コストカードが出しやすい環境を組み立てていくわけですね。

でも高コストカードや「今いるかいらないか分からないカード」もどんどん手札に入ってきます。これらを、なるべく効率よく有効に使い切ろうとすると、自然と頭がぐるぐる回転して心地よい思考の渦に流されていくことになります。

ひとつ行動が決まると、次はこうして、その次はこうして…と、やりたい事が浮かび、次の手番が待ち遠しくなっていきます。

本ゲームの良くできた点は、手番制でなく、いっせいに処理を行うラウンド制にしたことです。他人の行動を待たずして、自分の手番の後にまた手番が来るような感覚なのです。

この途切れない作業感が楽しいので、非常に得難い没入感に浸れる…そんな遊ぶ人の気持ちの面での主観を重視した作品のように感じます。

フリーゼさんの凄い所は、これらの思考を良い意味で程よくかき回すためのカードのバランスを完璧に割り出している点ですね。

コストが低かろうが高かろうが、いずれはカードをプレイしなければならない。「サンドキャッスルカード」という、低コストで能力の強化もないカードもどこかで処理しなければならない。手札2〜3枚分の代わりになる「コインカード」を集めれば、出しにくいカードも出せてしまうかも知れない、でも手札は圧迫されるからすぐ使いたい…など。

なんとも判断に迷う選択肢が頻繁に手札に入ってくるので、作業させられているのに作業感がない。常に主導権はプレイヤーに委ねられているのです。

こういったゲームなので、ソロプレイ感はむき出しになっています。とはいえ、「左隣にカードを渡す」効果を持った特殊能力が最初から使えるので、これがほんの少しのインタラクションをもたらしてくれます。左隣に渡すということは、右隣からはいらないカードが渡されるわけですから、何でお前こんなことすんねんってなるし、きれいに手札を使い切っちゃうと渡すカードがなく渡されっぱなしにもなるので、他人より不利にならないよう手札を余らせるマネジメントなんかも必要になってきます。

これらの要素がちょうど良い具合に噛み合っていて、「なんか変なゲームなんだけどついのめり込んじゃって楽しいな」となる。さすが奇才のフリーゼさんだけあって、他にはない不思議な体験を作り出しています。

他にキャンペーンモードという遊び方があって、レベル1〜10まで10回のゲームを行うなかで、1ゲーム終わるとレベルが1上がって、3枚が変なカードに入れ替わるのでプレイ感覚がどんどん変になっていく、みたいなモードがあります。

こちらはまだ遊んでいませんが、カードにゲーム展開を語らせる必殺技を持つフリーゼさんのキャンペーンですから、きっと楽しい体験が待っているでしょう。

あと個人的に良いなと思ったのが、ラウンド開始時に山札の上に置かれたディスクをどかして、自分の手番が済んだらディスクを置き直すことで手番が終わった合図にしている所ですね。頻繁にラウンドを繰り返していくゲームなんですが、いちいち「みんな終わった?」みたいな号令の合図を出さずに、よし、全員乗ったから次行こう、とテンポよく進められます。この辺りも没入感が途切れないようにする工夫になっていて、より自分の仕事に集中できるので最高ですね。

コンポーネントは同じセット内容のカードデックが4人分なのですが、ちょっとした個人ボードや木製のディスク、リングやコインもあり、カードを常に触りまくるゲームなんだけど、ちょこっと木の質感なんかも味わえるのが癒しになります。

ただ箱はこんなに大きくなくても良かったんじゃない?とはなりますね。個人ボードを半分にたためるようにしておけば、箱の大きさも半分で済んだはず。

いわゆる「箱スカスカゲーム」に立候補できる実力者でもあります。


ルールはとても単純、プレイ人数による時間の増加もほぼ無しで30分程度、高いソロプレイ没入感…など、「ジグソーパズル早作り競争」みたいな趣があるので、コミュニケーション要素はかなり弱いです。

一手でも早く上がるための中距離走のような楽しさがあるので、慣れ親しんだ仲間と、黙々と熱中して遊ぶのが最適かな、などと思います。

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山彦
フミオ
びーている / btail
winterkoninkske
winterkoninkske
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