クリーチャーが闊歩する恐るべき惑星で救助を待て! 行き先の読み合いが熱い非対称ゲーム
舞台は人類が地球を棄てた後の25世紀。何故か公式には記録が抹消されていたとある惑星の調査中、不時着を余儀なくされた探査隊のメンバーがその惑星の力を借りて襲い来るクリーチャーの襲撃を避けながら、救助船の到着まで生き残るというのがこのゲームの目的です。
当初探査隊のメンバーが行ける場所は少ないですが、ゲーム中に訪れた場所の効果で行けるようになる場所が増えていきます。追加されていく場所はどれも強力な効果を秘めていますが、クリーチャーとバッタリ出くわしてしまったが最後、生きる意志をどんどんと削がれていき、最悪の場合には惑星に取り込まれて一体化してしまうのです。
クリーチャープレイヤー1人と、残り全員の探索者グループに分かれる非対称ゲームです。探索者は各々の行き先を相談することも出来ますが、一度行った場所はカードを回収しない限り二度と行けないため、迂闊に動くとクリーチャーに行き先を特定されてしまうリスクもあります。使用したカードも公開情報になる為、残りの手札から探索者たちがどう動いてくるか、あるいは探索者がどうクリーチャーの裏をかくか、そうした読み合いがゲームに熱を加えます。
また、クリーチャーが探索者を狩るためのハントカード、逆に探索者が救助を待つ手助けとなるサバイバルカードは派手な効果も多く、1ラウンド毎に戦況が激しく揺らぐゲームです。果たして、探索者たちは救助船の到着まで生き延びることが出来るか、それともクリーチャーの手にかかり異星の大地に還らされてしまうのか?
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タイトル | 凶星のデストラップ |
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原題・英題表記 | NOT ALONE |
参加人数 | 2人~7人(30分~45分) |
対象年齢 | 10歳から |
発売時期 | 2016年~ |
参考価格 | 2,800円 |
ゲームデザイン | ジスラン・マッソン(Ghislain Masson) |
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アートワーク | セバスチャン・カイビュー(Sébastien Caiveau) |
関連企業/団体 | コラクス ゲームズ(Corax Games)ゲームファクトリーパブリッシング(Games Factory Publishing)GDMゲームズ(GDM Games) |
レビュー 5件
- 384名に参考にされています投稿日:2018年09月11日 00時50分
原題:NotAlone(ひとりじゃない)からまさかのクソダサタイトルへ変更されたというちょっと面白い名前の作品です。パッケージには逆人狼の文字が踊っていますが、このゲームの本質は『かくれんぼ』もしくは『鬼ごっこ』です。この凶星のデストラップの醍醐味はなんと言っても宇宙人側と探索者との心理戦です。宇宙人は星の一部として存在している設定ですので、まさに「壁に耳あり」状態です。探索者の会話を盗み聞きし、そこに先回りしてくる感じです。また宇宙人も探索者の思考を妨害したり誘導したりする為にあれやこれや心を惑わす発言をしても構わないので、それは「くっ……脳に直接……!!」等と言ってみてもとても楽しめ...
kell_the_gigantさんの「凶星のデストラップ」のレビュー - 495名に参考にされています投稿日:2018年05月25日 10時47分
未知の惑星に取り残された人間たちと、それを襲う謎のエイリアン!という、まるっきりハリウッド映画のような設定の駆け引きゲームです。最大7人まで対応しているので、人数が多い我々のグループに良いだろうと思って導入決定!女性陣やビギナーも含めてのプレイでしたが、結構盛り上がりました。(o^^o)パッケージには『逆人狼⁈』のように書いてあるので、てっきり仲間の中に一人だけエイリアンが紛れ込んでいるのかと思ったら、そうではなく、最初からエイリアンプレイヤーは一人決まっていました。なーんだ…と少し思ったわけですが、これはこれで結構熱い心理戦になりました。中央には『惑星アルテミア』を表す場所カードが10...
Bluebearさんの「凶星のデストラップ」のレビュー - 1281名に参考にされています投稿日:2018年01月28日 11時25分
1対多人数のバッティングの思考戦!救助船が来るまで生き残るか、もしくはエイリアンに捕まりまくって意志力失って惑星の1部にされてしまうか。プレイヤー1人がエイリアン役で、それ以外のプレイヤーは救助を待つ探索者です。※正体隠匿ではないです。ゲームジャンルはバッティングです。各プレイヤーは手札にあるカードを伏せて、同時に表にして処理をする比較的に簡単なゲームに多いシステムですね。探索者はどの場所に行きたいかカードを伏せます。エイリアンが探索者が居るであろう場所にチップを置いて待ち伏せます。皆カードを表にして、歓喜するか惨劇になるかという流れです。面白い要素はエイリアンも探索者もどちらも遊び方が...
82BG@19秋GM(土日)出展さんの「凶星のデストラップ」のレビュー - 1039名に参考にされています投稿日:2017年12月30日 01時03分
6/10ノットアローンというタイトルから、なぜこうなったのか不思議な非対称協力ゲーム。1人がエイリアンとなり、他のチームとなったプレイヤーを襲うゲーム。だが、直接的に殺めるのではなく、なぜか精神的にチマチマ攻撃してくるという謎のテーマが面白い。人間側は、最初は5エリアある場所を手札を伏せて、せーので出して、効果を発動するのだが、カードをオープンする前にエイリアンが1箇所場所指定して襲ってくる。ここの駆け引きがこのゲームのキモ。そして、もちろん人間側は話し合って戦略を練ることができるのだが、それを全てエイリアンが聞いているため、なかなか話し合うことができない笑結果的にあまり話さずに各自でや...
白州さんの「凶星のデストラップ」のレビュー
リプレイ 0件
戦略やコツ 0件
ルール/インスト 0件
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救助船が来るまで、エイリアンと鉢合わせないように惑星内を「逃げる」ゲームです。「なんでこんなタイトルにした」と思わせるB級映画のようなタイトルですが、そこはさておき。■数ヶ月かけて数回プレイした感想面白い。エイリアン役(1人)と他クルーとの「鬼ごっこ」な感じが斬新です。エイリアンはすでに正体がばれていて、エイリアンから逃げ惑い、仲間全体でエイリアンとの接触回数(正確にはクルー共有の同化マーカーの進行度)が一定値を超えるとゲームオーバー。「どこに逃げられるのか」を手札から選ぶのですが、「初期で逃げられる候補地はみんな同じ」で、「どこ逃げたのか」はオープン情報になるので、「エイリアンはそのプ...
むおんさんの「凶星のデストラップ」のレビュー