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  • 2人用
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 1999年~

ロストシティぶりさんのレビュー

488名
0名
0
2年以上前

個人的評価は9/10

スリーブは『Mayday Games  70×110mmカード用スリーブ』というちょっと特殊なスリーブ×60枚。

クニツィア先生作のジレンマゲーム。何というか、本当にジレンマしかない。

内容物はボードと5種類の遺跡カードで、カードはそれぞれ2〜10の数字カードと投資カード3枚がある。

ルールは下記の通り。

①カードを8枚ずつ配る

②自分の手番がきたらカードを1枚出す

※カードは『遺跡に出す(旅に出る)』か『ボードに捨てる』のどちらか

※遺跡へ出すカードは昇順でしか出せない

例えば一旦6を出してしまうと、後に5以下を引いても場には出せない

※投資カードは2の前にしか出せない

③『山札』、又は『ボードに捨てられたカードの1番上』のどちらか1枚のカードを引く

④相手プレイヤーの手番

⑤②〜③を繰り返し、どちらかのプレイヤーが山札の最後の1枚を引いた瞬間にゲーム終了

⑥得点を計算して高いプレイヤーが勝ち

各カードの絵が異なっており、数字が大きくなるにつれて遺跡の奥の方の絵になっており、本当に旅をしている気分になれる。難点はカードが大きいこと。スリーブをつけるのであれば特殊サイズのスリーブを購入しないといけない。

なお、冒頭でジレンマゲームと銘打っているが、このゲーム最大のジレンマは『遺跡へ旅に出た瞬間にプレイヤーへ-20点が課される』ことである。得点は出したカードの数字の合計値なので、20点以上の得点が見込めない遺跡への旅は自殺行為となる。つまり、大き目の数字のカードを複数枚入手するまでは、見切り発車的に旅に出るのはリスクが高いのだ。そこで、必要なカードが出るまで不要なカードを捨てて時間を稼ごうと考えるのだが、二人プレイのゲームであるが故に『自分が不要なカード』=『相手が必要なカード』であることが多く、迂闊にカードも捨てられない。しかも、意外とカードの枚数が少ない為、あまりに旅に出るのが遅れると、後半の大きな数字カードを出し切る前にゲームが終わってしまうこともある。行くも地獄、戻るも地獄、しかも早くしないと強制終了というドMジレンマゲームである。

また、投資カードは計算後の得点が倍(2枚出せば3倍、3枚出せば4倍)となるお得なカードだが、一方で合計値がマイナスになった場合も倍増してしまう為、使いどころをよく考えないと危険である。

本当にクニツィア先生はよくこんなジレンマゲーム思いつくなあと感服させられるゲームである。ただ、こんなに厳しいゲームであるが故に、勝った時の喜びや、やり切った感は半端ない。未プレイの方はこの何とも言えない勝利を是非とも味わって欲しい。

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