• 3人~5人
  • 50分~60分
  • 12歳~
  • 2000年~

王と枢機卿YYYKKKさんのレビュー

186
名に参考にされています
投稿日:2017年10月12日 18時02分

3人用エリアマジョリティーの大傑作。
王と枢機卿を3人でプレイする機会に恵まれました。

ゲーム進行は極めて単純です。
まずプレイヤーは常に手札を3枚持っています。この手札にはエリアの色が書かれています。プレイヤーにできることは、3枚のうちから好きな枚数をプレイすることだけです。そうすることでプレイした色のエリアに修道院(家)か、枢機卿(円柱)を置くだけ。

同じエリアには1度におけるマーカーは2つまで。だけどそのエリアにまったくマーカーがない場合は1つまで。このルールを守れば出したカードに合わせて最大3個までマーカーをおけます。

山札が尽きたら修道院だけで一次決算。山札を切りなおしてプレイ続行。山札がもう1回切れたらゲーム終了。2回目は修道院と枢機卿両方で得点計算をします。このようにシステムは非常に単純です。

しかし、初めてのプレイでも2手目か3手目にぐぬぬ。。。と立ち止まり強烈なジレンマに頭がショート気味になります。

このゲームのジレンマは、修道院のマジョリティーと枢機卿のマジョリティーという2つの別々の層が存在していること、枢機卿を置くためには修道院が必要であること、修道院に関する得点計算方法が独特なことから来ています。

修道院について
エリアマジョリティーのゲームですので、当然修道院はおけば置くほど点数になりますし、あるエリアで1位をとったプレイヤーが一番の点数を取ります。ただ問題なのは、2番手以降の点数計算方法です。あるエリアの1番手はそのエリアの(自分と他人を含む)すべての修道院の数と同じ点数を得ます。が、2番手は1番手の置いた修道院と同じ点数を得るので、1番手はあまりひとりでたくさん修道院を置いてしまうと、2番手に大きな点数を与えてしまうことになります。例えば1番手が5個、2番手が1個の場合、点数はそれぞれ6点、5点です。

枢機卿の置き方について
あるエリアに枢機卿をおける数は、そのエリアに置かれた一番多いプレイヤーの駒の数です。あるエリアに赤が3つあったら、そのエリアには合計3つまで枢機卿が置けますが、赤以外のプレイヤーも枢機卿を置くことができます。

全体としては、とにかく修道院をたくさん置いて点数を取りたい、枢機卿もたくさん置きたい、しかし置き過ぎても他のプレイヤーを利することになる。修道院に関しては独り占めでなく、できるだけ多くのプレイヤーで協力し合いながら取らないといけないのですが、その上で他のプレイヤーを出し抜く必要があります。
しかし協力プレイ気味の修道院と違い、枢機卿の点数は一番手が総取りの仁義なき戦いです。こちらも修道院を置きすぎると、他のプレイヤーに枢機卿を置かれてしまう可能性がうまれます。

独り占めでもダメ、協力し過ぎてもだめ、たくさん置かないとだめ、たくさん置いてもだめ。このゲームは、単純なシステムに見えて複数の層でエリアマジョリティーを争う、たくさんのジレンマが込められた確かに傑作ゲームです。

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テーマ/フレーバー
プレイ感の評価
運・確率2
戦略・判断力12
交渉・立ち回り5
心理戦・ブラフ1
攻防・戦闘4
アート・外見0
作品データ
タイトル王と枢機卿
原題・英題表記Kardinal und König
参加人数3人~5人(50分~60分)
対象年齢12歳から
発売時期2000年~
参考価格未登録
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王と枢機卿のレビュー

  • 77
    名に参考にされています
    投稿日:2017年04月20日 22時51分

    枢機卿は、すうききょうと読むらしいです、と教養の無い私でもルールは簡単で個人的にはシャハトの傑作だと思ってます。シンプルで奥深くジレンマが心地良いそんなゲーム。複雑なゲームに疲れてませんか?

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  • 216
    名に参考にされています
    投稿日:2016年10月24日 21時47分

    前半後半戦に別れて大きく盤面が変化するボードボードしたボードゲームです。ボドゲ慣れしている人から見ると王道でストレートな、シンプル過ぎず複雑すぎないエリアマジョリティとして親しまれているようです。メカニクス勝ちなゲームという印象で、リプレイ性が非常に高そうです。※まだ拡張ルールの2人プレイしかしたことがないですが、3~5人で遊ぶのが標準のようなので早くプレイしてみたいところです。ざっくり「修道院コマ+枢機卿コマ+同盟ポイント」という3層構造のエリアマジョリティです。直接的なマジョリティ+複合的なマジョリティが、戦略と読み合いを奥深いところまで導いてくれます。ある程度「ぬくぬく」やらなきゃ...

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  • 110
    名に参考にされています
    投稿日:2016年04月28日 12時46分

    陣取り(エリアマジョリティ)の名作。3枚しかない手札をプレイして対応する国(基本的には二国のうちの一国)に2種類のコマを置いていくだけのシンプルなルール。
    置き方や置いた後の得点計算が若干複雑だが、中間決算まで遊べば大抵の人は問題なく遊べます。
    一国に集中して置くよりも万遍なく置いた方がよいが、譲れない所は強気で。
    4個以上繋げて修道院コマを並べた場合のボーナスが大きいので、それを防いだり狙ったりする攻防も楽しいですね。
    盤面の状況が全てなのでかなりアブストラクト感が強いのですが、その時とれる選択肢は少ないので先の状況を見つめながらもサクサクとコマを置いていくことが出来ます。
    ...

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