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  • 1人~5人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2020年~

ディテクティヴ:シーズン1Bluebearさんのレビュー

331名
10名
0
2年以上前

アメリカの特殊捜査機関アンタレスに所属する特別捜査官となって、不審な殺人事件の捜査をするという協力ゲームです。

《謎解き》《本格推理》《協力ゲーム》《インターネット連動の新タイプ》と、我々のグループを引き付けるワードが盛り沢山の新作をさっそく入手。中核メンバーを4人限定で招集してプレイしました。(5人来ちゃったので、1人は観戦。…と言いながら議論に参加。普通に5人プレイっぽくなりましたが、特に問題はありませんでした。)

ネタバレに絡むゲームの常で、漠然としたレビューしか書けませんので、よろしくお願いします。

■コンポーネントについて

非常にワクワクしながら開封したところ、まずはちょっとガッカリポイントから。

3つのシナリオが含まれるので、シナリオごとのカードの束が3つ。しかし各束が《薄い!》

それぞれ24枚のカードですが、ネタバレを避けるため1枚目が表紙なので、実質内容は23枚。

捜査ボードは小さくて薄い紙質。(みんなでのぞき込む、またはホワイトボードに張り出すことを考えると、もっと大きいものを期待していました。)

おかげで箱内の収納プラスチックが、すごい《上げ底》!!

特に拡張を収納するスペースを作ってあるわけではないので、単に箱の中の空間が半分ほど空気です。

これならもう少し小箱で販売してくれてもよかったのでは?

役割のキャラクタータイルは全部で5枚。

リアルなタッチの画風は非常にGood!。いかにもドラマ《CSI:科学捜査班》のようなドラマシリーズのメインキャラクターと言った感じ。

しかし残念ながら、特に固有の能力値やスペシャル能力などは存在せず、どれを選んでも雰囲気だけの問題で、ゲーム自体には関係ありませんでした。(我々も《T.I.M.E.ストーリーズ》のやりすぎで、このキャラクター選びがとても重要だと思い込んで、裏面を見ずに相談。これですっかり時間かかってしまいました。笑)

いちおう裏面に担当役(メモ取る係とかデータベースに入力する係とか)が書いてあったりしますが、特にこだわる必要はありません。(物語の進行中に何かキャラクターによる特殊な指定や分岐があるかと思ったら全くありませんでした。笑)

■《物語》としてストーリーを追うものではない。

今まで《T.I.M.E.ストーリーズ》が好きで、やり込んできたメンバーなので、何となく印象だけでそれの進化版をイメージしていましたが、全然違いました。

《T.I.M.E.ストーリーズ》のように大まかなストーリーの流れがあって、分岐しながらそれを追っかける、という構造ではなく、プレイヤー自体が《捜査ドラマの登場人物》の1人となって、証拠を集め、分析し、推理し、事件の真相を明らかにするのです。(まさにそうとしか表現できない。)

ドラマチックな盛り上がりもないし、クライマックスにアクションシーンもない。もちろん戦闘ルールなんてないです。

やることは、今わかっている少ない手がかりの範囲で、《次に何を調べたらいいか》を相談し、得られた情報から《事件の真相を推理する》だけです。非常にドライです。

どっちかというと《EXIT:脱出》シリーズに近い印象ですね。

■インターネット連動の最新タイプ!

さすがにここは現代の最新ゲームの真骨頂ですね。

ホンモノっぽく作られたリアルなデータベースにアクセスして情報を探ります。

前述したように《物語》が進むのではなく、ひたすら《情報》が出てくるのですが、その情報がひたすらリアル!

連絡を取った相手から映像通話の動画が出たり、ラボで指紋の照合をしたり、さらには電話の通話記録を調べるとホンモノっぽい《通話記録》がずらずらーっと出て来たり、防犯カメラの映像を調べると本当に撮影した実写のカメラ映像が出てくる、という徹底ぶり。

これものすごく手間とコストが掛かっていますよ!

その中から、本当に重要な情報を拾い出せるかどうかは、まさに捜査官であるプレイヤーの頭脳にかかっているのです。

これ、すごく新鮮な体験でした。

まさに特捜チームの1人として、実際の捜査に加わっているかのような印象です。(おかげで、途中からキャラクター設定などはどうでも良くなって、お互い普通に名前で会話してました。笑)

※ちなみに専用のサイトにログインする必要があるのですが、せめてQRコードぐらいは付けておいて欲しかったです。

■その他の印象

手がかりのカードには、とにかく大量のテキストがぎっしりで、かなりの情報量。それほど大きくないカードなので、誰かが読み上げるか、順番に閲覧するしかありません。
しかし、裏面に追加情報があって、限られたポイントを消費することで《深堀り Dig Deeper》といって、追跡捜査が可能なシステムなので、顔の前にカードをかざして読むと皆に裏面が丸見えになる、というやりにくさがあるので、この辺はプレイグループごとにちょっと工夫が必要です。

また、ひたすらテキストだらけなので、《T.I.M.E.ストーリーズ》のようにぱっと見の見開きイラストで状況が全員にわかる、という感じではないので、全員の情報共有には気を付けましょう。

ちなみにホワイトボードがあると没入感がさらに高まるのでおススメです。(顔写真カードを貼ったり、矢印で追加情報を描き込んだりして、ホンモノの捜査本部みたいになります。ネタバレになるのでお見せできませんが。笑)


という感じで、まだ第1話のみの印象ですが、興味深い体験をさせていただきました。

我々のチームの最終報告は18点満点中の11点でした。

完全解決とはいきませんでしたが、大きく外れてもいない、という感じです。(微妙だ~!)

事件の難易度的には、ちょっと難しかった印象です。そこでそんなん気づくかいっ!というネタもありました。(単に我々の捜査がボンクラで、気づかなかっただけかもしれませんが)

何しろ情報量が多すぎるので、ちょっとミスリードに引っ掛かると修正が効きません。《深掘り》トークンの使用タイミングも、半分はヤマ勘なので、余計に難しい印象です。(どうしても使用回数に限りがあるので、前半は使用を控えてしまうんですよねー。)

手がかりカードも、最初は少なすぎると思っていましたが、実際には時間制限もあって、半分も使いません。(ちなみに制限時間といってもリアルな時間ではなく、ターン数制限と言ったほうが分かりやすいでしょうか。)

なので、最後に真相を確認しても《すべて解決してスッキリ!》という感じではなかったので、ゲームに不慣れなメンバーであれば、指定されている制限時間を少しプラスしてやると不完全燃焼感は減るかもしれませんので検討して下さいまし。

とりあえずやり方は理解したので、次回また頑張ろうと思います。

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