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  • 2人~4人
  • 30分~60分
  • 10歳~
  • 2018年~
174名
1名
0
約2ヶ月前

最近は絶滅寸前かと思うほど珍しい、直球の《殴り合い》《どつき合い》満載のゲームでした。(もちろん褒め言葉です♪)

今作は2018年のゲームマーケットでリリースされた《まじかるベーカリー》シリーズの第2弾だそうです。

《ブラックなお仕事テーマ》のゲームと聞いて興味を持っていましたが、露骨な美少女イラストにためらい、手を出せずにおりました。(決してこういうイラストが嫌いなわけではないのですが…)

残念ながら私は前作を知らないのでどのような内容違いがあるのかは分かりませんが、ボドゲーマでもこちらの方が明らかに《お気に入り》数が多い事から信用して、あえて購入に踏み切りました。

…で、結果は大満足です。ありがとうございます♪

◾️設定とグラフィックの効用

このひどく腹黒い内容のゲームを、あえて《魔法ファンタジーのゆるやかな設定》で包み、あえて《可愛らしいキャラクターデザインでイメージさせる》事で、殺伐としたインパクトを和らげてみせるという手法はうまいやり方ですね。(現実設定でやったら、だいぶ問題になりそうな内容なので…)

明らかに狙ってやっているところが素晴らしいです。(ファンタジー世界だから現実の話じゃないんだよ!…って事ですよね♪)

実際にこのおかげで目くじら立てた展開にならず、《もう笑って済ますしかないよね〜》という雰囲気になるのを目の当たりにすると、ゲームの《設定》や《グラフィックデザイン》のもつ影響力の大きさを改めて実感させられました。

おかげで、女の子プレイヤーを誘うのに便利だったりします(^^)

ても、このイラストイメージをそのまま捉えて、ほんわかした明るいライトなパン屋さんゲームだと思って買ってしまった人にはもう『ごめんなさい』って言うしかないですよねえ…(苦笑)

◾️やりたい放題のパン屋経営

プレイヤーはそれぞれパン屋を経営する店長なのですが、店員はバイト1人しかおりません。また最初のオーブンが1台だけです。

ここから手札を使って様々なアクションをしていくのですが、最終的には《お店の規模=勝利点》で勝利者が決まるわかりやすい設定です。

アクションによってお金を稼ぎ、お店のオーブンを増設し、バイトを雇って、お店の規模を拡大していき、ひいきの顧客を獲得して、最もお金を稼いだ店長の勝利という、そこだけ聞くと至極真っ当なお店経営ゲームです。

しかし、やっぱりブラックなゲームで、いくらバイトを雇っても《給料》は一切支払いません!(爆笑)

また、『店員の引き抜き』『オーブン泥棒』『悪評を流す』など、相手の店の営業妨害などもやり放題という無法っぷり。

容赦なくそっちに振り切っているところが、このゲームの《売り》なんですね。

うん、確かに《ファンタジー》色でやらないとひどいクレームものでしょう。

◾️相手を蹴落とすアクションがメイン!

直接攻撃ばかりと言っても、相手のアクションによって問答無用で損害!…ではなくダイス判定の多いゲームなので、必ずしも狙った通りの結果になるとは限らないので、そこも笑って済ませられる要素のひとつでした。

ダイス判定による攻撃アクションが多いので、《狙った》事実は残るものの効果が生じるとは限らず、そのためどこまで攻めるか、どこまで反撃するか、よく考える必要があるのです。(渾身の攻撃をあっさり躱されるとけっこうキツイです、笑)

さらに、そのダイス判定は、カードプレイによってお互いに出目を変えたりできるので、防衛したり、追い討ちをかけたりできるわけです。

うん、非常に楽しい♪

友人相手のゲームこそやっぱりこうでなくちゃ。

「じゃあ私ね。この『金庫破り』で◯◯ちゃんを攻撃しまーす♪」

「きゃー何で私なの⁈」

「だって1番お金持ってるじゃない」

「あー、そりゃ仕方ないわなぁ(笑)」

「だって私、いま店長1人だけなんだよ!」

「本当だ、オーブン3台を1人で回してる。ワンオペってすごいな(笑)」

「それでもとりあえず金持ちは許さんのよ〜♪えい、…(互いにコロコロ)。」

「う〜ダメか…。待って!私はこの『オートリーズ』を出して2のサイコロをひっくり返して《5》!」

「きゃー、嫌だー!このカードで《サイコロ+2!これで私も《5》だから同点で私の勝ち!」

「あう〜、やっぱダメかぁ…(笑)」

「いやいや、エゲツないですなぁ…」

「じゃあ俺もこの『オーブン泥棒』を出そうか。」

「ええっ⁈ひどーい!!(笑)」

「あはは、すごいゲームね♪」


こんな感じで、お互いビシバシとはたき合う事を楽しめればなかなか盛り上がるゲームです!

ルールも簡単なので、この作品あたりで攻撃ゲームに慣れるのもいいですよ♪(ただし、合わない人に強要しないようにしましょう!)

今回も長年の私の影響で、《直接攻撃》に抵抗がないメンバーが多いグループでのプレイだったので、久しぶりに白熱した大騒ぎを堪能させてもらいました!楽しかった〜♪

仲の良い友人たちとプレイするぶんには『やった』『やられた』『やり返した』というアクションの応酬が本当に楽しいと改めて実感しました。

やはりボードゲームは《人と交流するもの》なので、《誰とやるか》は重要ですよね。


現代人は神経質な人が多くなったのか、昔のゲームのように相手を《攻撃》する要素がなぜか諸悪の根源のように嫌われていますが、本来勝負事は相手を倒してこそです。(別々に壁打ちテニスをしてても仕方ない)

見事に自分の展開を妨害されると、一瞬血圧が上がるのが自分でも分かります。でもそれが勝負事の《熱さ》になるのです。(決して嫌ではない)

『くそっ、やりやがったな、ちくしょう負けねえぞ!』っていう感覚ですね。

この白熱感は、ソロ風味のゲームではなかなか味わえない醍醐味なのです。(もちろん攻撃の《タイミング》や、《根拠》や《口実》、そしてその《程度》、《バランス》、そして《礼儀》を考えるのも実はとても大切なのですが、そこを履き違えたプレイヤーがいるのも問題なのかと…)

《余談》

このゲーム、山札が3回尽きるまで続くのですが、ちょっと長い印象でした。(やってる事が繰り返しなので)

店の増設と店員の確保が大切な要素なので、ある程度長めに展開しないと一時的な変動ばかりで、あまり長期的な差がつかなくなるので仕方ないですが、1時間弱かかったので予想より長かったですね。そこ注意して下さいね。

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