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  • 2人~5人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2004年~

鼻のゲームしろくまどっとこむさんのレビュー

36名
0名
0
25日前

人間の鼻ばかりが描かれた54枚のタイルと数個の得点マーカーだけが入った、鼻フェチのための奇妙なボードゲーム。ちなみにこの作品を作ったプレステル社はドイツにある世界有数のアート系雑誌の出版社だ。

美術系の出版社だけあって使用されている鼻の画像は有名絵画から切り取られている。ルールブックの大半が各鼻の紹介に割かれているのも素敵すぎて鼻血が出そうである。

ロベルト・カンピン作『太った男の肖像』と、奥にぼんやり見えるのがヤン・ファン・エイク作『赤いターバンの男の肖像』 
レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』と並んでいるのはレンブラントの『自画像』
 "モナ・リザは彼女の鼻が有名なのではなく、彼女の神秘的な笑顔が有名なのだ"みたいなことが説明文に書かれている。 

…おっと、ゲーム内容の説明もしておかないとね。

手番ではドミノ牌のような2マス1組の鼻タイルを場に出ている鼻にくっつけてエリアを拡げていく。拡張した鼻エリアに置かれている他プレイヤーの得点マーカーを自分のものに置き替え、ゲーム終了時に自分のマーカーが置かれている鼻エリアから得点する。

各プレイヤーの手持ちの鼻タイルはゲーム開始時からすべて公開されていて、なかなかのアブストラクト感。 

だんだん鼻同士の見分けがつかなくなりゲシュタルト崩壊する寸前でゲームが終わる。

━━ 鼻とは何か? 

そんな哲学的な問いさえ生まれてきそうな美しいゲームはきっとその夜の夢にまで出てくるに違いない。

おそらくゲーム中に何度か鼻を見間違えることがあるだろう。そのうちめまいがしてくるはずだ。そこがまた良い。

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