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  • 2人用
  • 45分前後
  • 12歳~
  • 2018年~

横濱紳商伝デュエルmaroさんのレビュー

472名
4名
0
4年以上前

多人数ゲームから2人用に落とし込む際、主要なシステムは保ったまま簡素化するか、テーマは流用しつつシステム的に改変するパターンがある。

この横濱デュエルは後者にあたる。同じ種類のものに世界の七不思議があり、ドラフトの方式を変更することで本家を凌ぐ程の傑作として認知されている。

横濱紳商伝はいわゆるドーン式のアクションを持つワカプレで、多人数でこそアクションスペースを巡るインタラクションが発生するが、2人ではソロプレイに近くなる。

デュエルではワーカーをカードにすることで横濱紳商伝ゆずりのパワーアクションを中心に据えつつ、注文書の解決やエリアアクション、店舗の建設、リソース管理、セットコレクションなどの特徴的な部分を残している。全体的には軽いプレイ感を持つワカプレへと変貌しており、早取りのインタラクションはあるもののアクションスペース選択の縛りは緩和され、オーソドックスすぎる方向に進んでしまったように思える。

特にデュエルではアクションスペースの少なさから、選択肢が極めて限定されてしまっており、異質なプレイ感を覚える。パワーの少ないワーカーから順に配置しなければならないというルールは、4人のワーカーのうち1-2人目はジレンマを生ずるが3-4人目は寧ろ置き場に困ることが多い。そこを追加のワーカーであるお助け外国人や、パワーを追加するカードで補うというのが本末転倒な気がする。決して悪いゲームではないが、横濱紳商伝のバランス感と重厚さとが好みであった私からすると、やや物足りなさを感じてしまう。

近年、2人専用ゲームも多数存在するが、2人専用でなくとも2人プレイが推奨されているものも数知れずある。有名な傑作ではブルゴーニュや、カルカソンヌ、グランドオーストリアホテル、レースフォーザギャラクシーなど。これにデュエルもののルアーブル、アグリコラ、カヴェルナ、インホテップもある。更に2人専用ゲームの名作などを加えると、さすがに横濱デュエルの存在も霞んで見える。

横濱紳商伝の世界観を引き継いだ、中量級のワーカープレースメントとすれば、簡易な他のワーカープレースメントからの次のステップとしては適していると思う。国産のボードゲームであるという点も、話題として好ましいし、ゲーマーと非ゲーマーのあいだの微妙な部分を埋める作品としてはちょうど良いのではないだろうか。

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らいむ
tiptapto
山本 右近
Nobuaki Katou
maro
maro
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