チーズFromage

　『Fromage』は100以上前のフランスを舞台とするチーズ生産者をテーマにした〈ワーカープレイスメント〉の【４人用と言っても差し支えの無い】ゲームです。円形のゲーム盤は90度ずつ四等分されており、中心部分に位置する小さめの資源獲得スペース(建物/家畜/果物トークンor注文カード)と、外周部分に位置する大きめのチーズを消費する4タイプのスペース(①催し物：ゲーム終了時に自分の生産したチーズが販売されているテーブルの連続した数でVPを獲得する。②専門店：ワーカー配置時点で資源を獲得あるいは交換するか、ゲーム終了時にボーナスVPを獲得する。③大衆食堂：ゲーム終了時点でテーブル上に配置されている自分の生産したチーズからVPを獲得するが、９台しかないテーブルは、いずれもチーズを２個しか配置できないため、自分のチーズが独占しているテーブルからはボーナスVPが追加される。④都市：６つの区域に分割されたフランス本国のマップ上で、地域毎にエリアマジョリティーを得ることで、６つの主要都市に無作為配置されている顧客トークンに応じたVPを獲得する。)を無作為に組み合わせてゲームボードとします。自分の手番にワーカーを配置出来るのは、プレイヤーの前に位置する大小１つずつのスペースだけであり、ワーカーを配置したなら、ゲーム盤を90度回して、次のターンを開始することになります。『Fromage』におけるワーカーは扇型にカットされたチーズの形をしており、ワーカーを配置できるスペースの色(金/銀/銅)に応じて、チーズの切っ先部分を向ける方向(左/上/右)と決まっています。そして、ゲームボードを90度回した時点で、切っ先が下を向いている自分のワーカーを回収するのです。例えば、１個しか資源を入手できない銅の資源スペースに配置したワーカーは、次のターンにも再配置できますが、３個の資源を入手出来る金の資源スペースに配置したワーカーは3ターン後にならないと戻ってこないわけです。ちなみに、大きい方のスペースにワーカーを配置する場合では、自分の生産したチーズトークンも一緒に重ねておき、ワーカーだけを回収することになります。各プレイヤーのワーカーには3種類の区別があり、大きい方のスペースでは、配置出来るワーカー自体にも種類の指定と言う制限が適用されるので、パズル性の高いゲームになっています。しかし、このようなシステムでは3人プレイの時に右隣が空席のプレイヤーが有利だと思うのですが？