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  • 1人~4人
  • 40分~160分
  • 16歳~
  • 2025年~

スピークイージーfurucheさんのレビュー

294名
4名
0
約1ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

オンラインで5回以上遊んでみた感想。
禁酒法時代のマンハッタン島を舞台に密造酒を作って、運んで、売ってお金を稼ぐゲーム。プレイヤー同士は同じ犯罪組織の傘下のギャングのボスであり、縄張り争い(エリマジョ)はあるがラファミリアやScarface1920のような殴り合いはない。ビジネスバトルだ。
ゲーム中に3回ある中間決算ではNPCギャングがカチコミに来るので自分の店を守る必要があるし、そして警察がいる地区でお店を営業させるには構成員を護衛に派遣しないといけない。やることいっぱい。
各エリアで多くのシマを持っているとプレイヤーたちのボスであるラッキー・ルチアーノから配当金がもらえる。

メインシステムはワーカープレイスメントとエリアマジョリティだ。ワーカーが置けるスペースは19箇所ある(笑)
ただし大まかには8つのメインアクションと付随するサブアクションになっている。ラセルダおなじみのアイコン処理だしサブアクションも被ってるアイコンが多いのでなんとかなる。
他のワーカーがいる場所でも入れ替えてアクションを打てるスペースもあり救済措置もあって優しい設計(相手にボーナスがあるけど)。

このゲームの醍醐味はエリマジョもとい自分の店をどこに出店するかを考え悩むことだと思う。
盤面には16個の地区があり、それらが3つのエリアに分けられ、エリア内でのマジョリティ争いがある。各エリアには目標があり、それを満たすために出店するもよし、効率的な配送ルートを設計するために出店するもよし、相手の建物よりも強い建物で出店するもよし。しかし全ての地区には警察が出現し、NPCギャングがカチコミにくる(最初からいる地区は除く)ことを忘れずに。後から出現するNPCギャングはより強くなっていくので計画的に出店しないと提携ギャングに大金を払うことになるし、最悪NPCギャングに店を乗っ取られる。初期配置のNPCギャングや最初に出現するギャングの地区はまだ弱いギャングなので狙い目だ。
※見落とされがちだが右のエリアの配当が一番高いので疎かにしてはならない。


限られた11手番
このゲームは手番数が11回と決まっている。このゲームの核である密造酒を作る、運ぶ、売るは別々のアクションなので一応3手番かかる。警察がいる地区で営業するためには護衛を派遣するアクションも必要。そもそもお店を建設するにも1アクション。

どのアクションも必要だが、これらのアクションをいかに圧縮できるかが重要なのである。圧縮のための援助カードや都市タイル選びは早取り要素だ。建設アクションによっては連鎖して酒造りや売却もできるので計画的に進めよう。


やはり暴力…!暴力は全てを解決する…!!
個人ボードには4つの中核アクション(酒を作る、運ぶ、売る、護衛派遣)の強さを決める指令レベルと戦闘力がある。この合計が悪名となり、悪名が高くなると構成員を得たり、カードを引けたり酒の売価を上げたり良いことばかりなのでレベル上げは重要だ。このゲームは重要なことがたくさんあるが、一番重要なのは全てを解決する暴力(戦闘力)をあげることだ。
戦闘力をあげることで、カチコミから守りやすくなるし、ギャングの店を襲撃するにも必要(特に序盤!)、限られた現金を得る方法である船の襲撃にも必要なので序盤は戦闘力アゲをお勧めしたい。

ラセルダの入門編なのか?
私はカンバンEVが好きだし、ビニョスも好きだ。ウェザーマシンは頭が沸騰しながら遊ぶのが好きだ。
オンマーズは苦手だ。
Speakeasyはシンプルだ。11手番やって金を一番稼いだ人が優勝。酒を作って、運んで、売る。たまに護衛を派遣する。良い場所に出店して競合相手よりも強い縄張りを作る。
連鎖はあまりないし、特殊タイルでアクションがバンバン追加されたりしない。筋が通っていてわかりやすい。
出店戦略は初回プレイで考えるのは難しいが、1回やったら「なるほどね」と分かってもらえるはずだ。
ゲームを理解したプレイヤー同士でやる方がより面白いのは間違いない。
個人的にはビニョスをオススメしていたが、タイル効果が多すぎて負荷が重いのでSpeakeasyを入門にオススメするかもしれない。


リプレイ性は不安
何回もやっていると11回の限られた手番にやることが固定化されていき、マンネリ感はいなめない。オンラインでは実装されていないが初期の特殊カードが多少の味変にはなるだろうか。戦略の多様性があまりなさそうに感じてしまうのが心配なところである。おそらく実機でそこまで感じる回数遊べないとは思うが。


少しの不安はあるがSpeakeasyのゲーム体験はとても素晴らしいと思うので日本語版が届いて遊べるのが楽しみである。



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