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  • 1人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2015年~

パースート・オブ・ハピネス山本 右近さんのレビュー

326名
6名
0
3年弱前

ティーンエイジからこの世を去るまでの数十年間をいかに幸せに過ごすか?がテーマのボードゲーム。

本作は新世代の人生ゲームと言える。旧来の人生ゲーム(The Game of Life)は所謂双六で、手番にダイスロールを行い出た目の数だけコマを進めそこに記されたイベントを消化するという構造のゲームだが、本作はよりモダンなシステムが採用されている。手持ちのアクションポイント(砂時計トークン)つまり人生における時間を消費することにより様々なアクションを行い、より幸せな人生を過ごすことを目指す。

本作はゲームシステムには特に目新しい点はないものの、そのテーマ性こそが最大の魅力である。勉強アクションをすると知識トークンが得られ、高度な職種に就こうとすると多くの知識トークンが要求されたり、遊びやアクティビティのアクションではインスピレーションが得られ、クリエイティブな職に就くにはインスピレーションを絶えずキープし続ける必要があるなど、アクションのフレーバーとゲームシステムが融合し、これによりプレイヤーの没入感を大きく高めている。

インタラクションがほとんど無いのもこのゲームにおいてはプラスに作用している。他人の人生を邪魔するようなアクションは没入感を阻害することになるはずだからだ。共同プロジェクトの存在や、パートナーや仕事の早取り要素など、テーマに則した形での最低限のインタラクションは確保されており、多人数ゲームとしての面白さは損なわれていないように思う。

ゲームに登場するカードの内容一つ一つが見るだけで楽しめるのも魅力の一つだ。

ゲーム中、切手や靴の収集など新たな趣味を始めたり、ボードゲーム制作やバンド活動など何らかの目標を達成したり、様々な性格をもつパートナーと出会い、そして別れるなど、アクションを重ねていくうちにそれぞれの人生が形作られていく。これこそがこのゲームの醍醐味といえよう。

ゲームの終了トリガーは全てのプレイヤーが死亡することにより引かれる。プレイヤーが死亡するタイミングにはある程度の差があるが、老齢を迎える頃にはアクション数がかなり減り、1〜3手番程度しか出来なくなるため、脱落したプレイヤーが無駄にする時間はそれ程長くなくて済むはずだ。

プレイ時間は公称60〜90分とのことだが、120分程度はかかると思っていた方が良い。プレイを終えた時にそれぞれの人生を振り返るのも非常に楽しく、ルールもそれ程難しいところがないので、家族で楽しむのも良いだろう。人生ゲームでは物足りない年齢の家族でゲームをするなら、断然こちらをオススメしたい。

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山本 右近
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